2024-10

かつて桃子は柳承鋒に仮死薬を渡したことがあった。それが崔琳に使われたのだと思われた。皇帝は李嶷を認めて歩み寄り、李嶷は皇帝を受け入れた。皇帝は李嶷に譲位し行宮に皇后と移った。崔琳は皇子を産み阿稲と名付けられた。桃子と謝長耳は結婚した

結局、崔琳は目覚めなかった。阿恕はすべてを李嶷に話した。李嶷に知られたことを知った顧宰相は、李嶷が謀反を企んでいると言って皇帝を唆し、皇帝から全権を預けられた。皇帝に会うため武装した李嶷は崔琳を棺に入れ、ともに連れて行くことにし…？

掲碵族の烏延は柳承鋒に毒を盛り、気づいた柳承鋒は自分が戻らなければ阿恕が顧宰相と孫靖の結託をはじめすべてを李嶷に告発すると言って脅した。烏延は、崔琳の命を盾にして阿恕の居場所を吐かせようとした。柳承鋒は自ら崔琳に毒薬を飲ませることにし…？

崔倚の病は治り、李嶷と崔琳は本当の新婚生活を満喫した。顧宰相は烏延に会い、崔琳の排除と目障りな将軍の排除を頼んだ。崔家軍の副将が、解体された崔家軍の仲間の窮状を訴えるため崔琳に会いに来た。しかし罠で、崔琳と桃子は捕らえられてしまい…？

崔倚を治療するためのカギを握る男が奇術師の慕仙鶴だった。しかし慕仙鶴は一筋縄ではいかない男だった。慕仙鶴が美食家だという話を聞いた李嶷は、慕仙鶴の通う豊迎楼で宮中の料理人から聞いた料理を作らせ、慕仙鶴を計算通り惹きつけた。

崔琳は顧婉娘に大屏風への刺繍を命じた。李嶷は刺繍を終えるまで会いに来ないよう言って冷たくあしらった。崔倚に会った李嶷は、危険を冒してでも治療を施そうと考えた。柳承鋒は疫病で死んだと偽り牢から出た。李嶷の顧婉娘に対する態度に顧宰相は圧力をかけた。

回復していない体で無理をし、雨の中跪いた李嶷は血を吐き倒れた。皇帝は崔倚の潔白を信じ崔琳を皇太子妃にすることと引き換えに崔家軍の解散を求めた。崔倚は崔琳の幸せを最優先に考え、軍を解散させた。しかし、崔倚は軍の解散を受け止めきれなかった。

加里と柳承鋒は、崔倚が掲碵族と手を組み、侵攻と撃退の自作自演を繰り返していたと告発した。加里と柳承鋒の収容されていた大理寺が襲われ、加里は死亡し柳承鋒は重傷を負った。皇帝は崔倚の仕業だと考え、崔倚を連れ戻すよう李嶷に命じた。