一念関山(いちねんかんざん) 第10話 思慕と疑念 あらすじ
如意は、朱衣衛の中で如意が褚国の不良人だ思われていると知った。
黒幕捜しのために残した痕跡を、寧遠舟に書き換えられた から ではないかと考えた如意は、寧遠舟を疑い探った。
寧遠舟の自分に対する真摯な思いを如意は知り、涙を流した。
初月は長慶侯との婚姻が決まったと知り不満だった。
そんな中、初月は長慶侯=李同光だと知らないまま(?)李同光と最低な出会いをした。
如意が朱衣衛だと見抜いた銭昭と孫朗が襲い掛かってきて…?
感想・考察
大変なことになってしまいました。
寧遠舟が如意の素性を隠したことが、こんな事態につながるとは。
やっぱり隠し事はダメですね。
恨み
如意「なぜ朱衣衛の白雀だと言わないの?」
「一念関山」第5話より引用
寧遠舟「色仕掛けで男を騙す仕事なんて女なら誰もが隠したいはずだ。…(中略)…特に銭昭は朱衣衛を憎んでいるから見抜かれるな」
という場面が5話にあり、あの時、銭昭はなぜ朱衣衛を恨んでいるのだろうかと気になりました。
銭昭「朱衣衛に殺された孫朗の父親を思い出せ」
「一念関山」第10話より引用
今回、孫朗の父親が朱衣衛に殺されていたということが明らかになりました。
それなら特に朱衣衛を恨んでいるのは孫朗になりそうです。
しかし寧遠舟は銭昭が一番朱衣衛を恨んでいると。
なぜでしょうか。
父親を殺される以上のことを、銭昭は朱衣衛にされたんでしょうか?
気になりますね。
積もりに積もった
今回、孫朗と銭昭は如意が朱衣衛だと見抜いた手順を教えてくれました。
銭昭「褚国では蝴玄舞を踊らず、安国の者だけが肉料理に茱萸を使わぬ」
「一念関山」第10話より引用
なるほど、前回銭昭は踊っている如意を見て疑い始めたようでした。
あの踊りは、褚国の人は踊らないのに、褚国人であるはずの如意が踊っていたんですね。
如意が褚国人でないと気づいた銭昭は、肉料理を使って如意が安国人だということを見抜いたということですね。
すごい。
たった2つの何気ないことだけで、如意は褚国人ではなく安国人だと見抜かれていたわけですね。
孫朗「朱衣衛と接触していた」
「一念関山」第10話より引用
確かに接触したけれど、あれは黒幕の正体を探るために朱衣衛の情動きを知ろうとしてのことですよね、きっと。
けれど銭昭はあの時すでに如意を疑っていて見張っていたから、密会現場を見て疑いはいよいよ深くなったということなんですね。
孫朗「屋根の上で寧堂主を監視していた」
「一念関山」第10話より引用
これは確かに監視していたし、あの時は寧遠舟を疑っていたけれど、監視したおかげで如意はたぶん寧遠舟を好きになったはずなんです。
本人はそうは思ってないかもしれませんが、そうなんです。
だから見逃してください。
孫朗「お前は府衙で申屠赤を助け更に殿下を殴った」
「一念関山」第10話より引用
これは平穏にこの場を通り過ぎるためとか、楊盈を危険に巻き込まないためとか、そういう気持ちからですよ、きっと。
それか相手が敬愛する昭節皇后の甥っ子だからとか、そういう理由だと思います。
楊盈を殴ったのは、楊盈が知らずに如意が最も大切にしている昭節皇后に暴言を吐いてしまったからです。
こう見ると、体に染みついていることから安国人だと見抜かれて、そして偶然が重なって朱衣衛だと思われてしまったと。
やっぱり隠し事はダメですね。
如意はどうするでしょうか?
3対1で、けがをしてしまっています。
この場は楊盈を人質にして逃げるでしょうか?
早く帰ってきて、寧遠舟!
鴛鴦夫婦になるのではないかという予想
男勝りな美少女初月は、長慶侯の悪いうわさを聞いていたこともあり、結婚に乗り気ではありません。
嫌がる姪っ子を抱きしめる初貴妃が切なかったです。
最愛の李同光と結婚できるのに姪っ子は嫌がっている。
喉から手が出るほど欲しい物を手に入れられる立場にあるのに、その幸せが分からない姪っ子。
その場面には切なくなったのですが、でもその後の展開を見た感じ、初月と李同光は なんだかんだで とても仲のいい夫婦になるのではないかと思ったのですが、どうでしょうか?
まさに、少女漫画の第1話の王道展開と言いますでしょうか、お互いに嫌いあっている感じが王道な感じがしました。
少女漫画の第1話だったら、はいはい、ここから大好きになるのね、と思う場面でしたよね。
これからどうなるのかも期待しています。
琉璃「”手を下すまでは誰よりも耐え、時が来たら誰よりも残忍になる”任様の言葉を覚えていたのですね」
「一念関山」第9話より引用
李同光「そうだ。忘れたことはない」
前回のこの場面から、やはり李同光は如意のことが大好きなんだな、ということが伝わってきました。
この師弟関係も気になります。
来週の第11話は「満身創痍」、12話は「四面楚歌の殿下」です。
如意は当然ですが生きて、けれど使節団とは離れる感じでしょうか?
もしかして楊盈を人質にとって一緒に?
そして如意は安国のつてを頼っていくことになり、楊盈は四面楚歌の状況に置かれる、みたいな感じでしょうか?
如意が絶体絶命の危機にある状態で終わりました。
この局面を如意がどう切り抜けるのか楽しみに、1週間待ちたいと思います!
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