一念関山(いちねんかんざん) 第13話 優しく吹き抜ける風 あらすじ
仲間に話さず、寧遠舟は解毒剤を取りに行った。
如意は後を追い、2人は生い立ちを話し共に時間を過ごした。
捕らわれの梧国皇帝は、待遇に不満を抱き、救ってくれれば戦を終わらせると李同光に取引を持ち掛けた。
銭昭らは如意を仲間として受け入れた。
使節団は安国の第1皇子と第2皇子の内輪もめについての情報を、金沙楼から買うことにした。
寧遠舟は金沙楼で美男を侍らす如意の姿を見て不満を募らせた。
如意は金沙楼の旗から有能な配下を思い出し探っていたことを話した。
于十三は寧遠舟から恋の相談を受け、如意に独占欲を持たせるための作戦を実行に移した。
寧遠舟の所に裴女官から恋文が届いたと聞いた如意は、苛立った様子で…?
感想・考察
前回、将来の約束が成立しました。
今回のタイトルは「優しく吹き抜ける風」ということで、ご褒美回の予感がしていましたが、まさにそんな感じのイチャイチャ回でした。
閑話休題といった感じで、先週は命がけで戦っていた銭昭たちと仲直りも成立し、たくさんニマニマさせていただきました。
気になった情報としては、安国の河東王と洛西王が内輪もめしているという情報があります。
河東王と洛西王って誰よ?とまずなりました。
河東王が第一皇子の李守基で、洛西王が第二皇子の李鎮業でした。
第二皇子が昭節皇后の息子で、皇后の息子でない人が第一皇子なので、確かに揉めそうではありますよね。
この内輪もめというのが何なのかはまだ分かりませんでしたが、今後物語に関わってくるかもしれないので、頭の片隅に入れておこうと思いました。
時間経過
寧遠舟が解毒剤を取りに行ったことで、時間経過を推測することができました。
章崧「毒薬”一旬牽機”を入れた。…(中略)…10日置きに解毒薬の服用が必要だ」
「一念関山」第3話より引用
この話があったので、解毒薬は10日に一度取りに行くような形だと思われます。
寧遠舟「今日は毒性が最も強まる7日目だ」
「一念関山」第5話より引用
と、5話で如意に襲われそうになった寧遠舟は言っていました。
だから襲わないで🥺と。
如意「今日で10日目よ」
「一念関山」第7話より引用
そして7話のこのセリフで10日が経過したことが判明しました。
なので、5話のあの一件から2週間くらい、7話から10日くらいが経過したということなのではないかと思われます。
使節団が出発してから20日くらいが経過していると思われます。
まだ旧梧国領にいて、安国の本来の領土には入っていません。
国土の広さを感じました。
如意と寧遠舟の出会いから、すぐに寧遠舟は任務に就きましたから、2人の出会ってからの日数もおよそ20日くらいだろうと思われます。
一緒に行動していないときもありましたしね。
ということは、如意はターゲットをロックオンしてから20日以内に捕獲したということですよね。
仕事が早い。さすが元朱衣衛の左使ですね。
年表アップデート
寧遠舟「正直に言ってお前の白雀の腕は普通だ」
「一念関山」第6話より引用
というセリフがありました。
明らかに動揺しながら言っていたので、かなりドキドキしながら言っていたセリフだとは思います。
つまり、普通だというのは負け惜しみ(?)のようなものだとは思うのですが、今回如意が白雀に戻って1年しかたっていなかったと知りました。
如意「5年前に安都を離れ、しばらく辺地で傷を療養していたの。1年前に朱衣衛に戻ったけど」
「一念関山」第13話より引用
これにより、如意のすごさが分かりました。
1年なんてほとんど初心者ですよね。新人。
子供のころに朱衣衛に売られたと言っていましたが、左使になる前にも白雀にいたことがあるんでしょうか。
すごいと思いました。…と書いてからドラマを見返していたら、
如意「7歳の時、私を白雀にした紫衣使の姿をよく覚えてる」
「一念関山」第9話より引用
というセリフがありました。
7歳のころに白雀になり、そこからたたき上げで左使にまで上り詰めたんですね。
5年前朱衣衛を抜けて、1年前白雀に戻ったのでブランクはありますが、かなりのベテラン白雀ということですね。
如意「女の朱衣衛はほぼ30歳になる前に死ぬ。私もすぐね」
「一念関山」第9話より引用
などのセリフや前回の1年前に朱衣衛に戻ったというセリフなどから、如意の年表をアップデートできる情報が集まったので、アップデートしておこうと思います。

理由
今回は、いくつか理由が明かされたと思われるので、それをまとめておきたいと思います。
如意を拒んだ理由
寧遠舟「私は絶対に惚れた女としか…」
「一念関山」第5話より引用
このように言って如意のお願いを断っていた寧遠舟ですが、今回、他の理由も語られました。
寧遠舟「以前お前を拒んだのは父のいない子の生活を知るがゆえだ」
「一念関山」第13話より引用
寧遠舟は父を早くに亡くした自分の生い立ちを語り、如意を拒んだ理由を語りました。
5話の該当部分を見た時は、寧遠舟は乙女な心を持っているのね😳と思いましたが、深い考えもあって如意の誘いを断ったということです。
なるほど立派な人なんだな、乙女だなんて印象をずっと抱いていて悪かったなぁ、なんて思っていたら、今回の最後のあれですよ。
将来協力する約束をしたのに如意の態度がほとんど変わらない🥺 美男を侍らせていた🥺 なんて于十三に相談したりなんかして…。
本当に乙女なんだから。
どんだけかわいいんですか!?
甘いものが好きな理由
当初、寧遠舟は自分を死んだことにしようとしていました。
しかし2話で趙季に生きていると知られてしまいました。
その理由は、大量の焼き菓子を買う長身の男の情報が入ったから。
忘れてましたが、寧遠舟は甘いものが好きなんですね。
その理由が今回語られました。
寧遠舟「幼い頃に父が亡くなり母が1人で私を育てた。…(中略)…幼少期は毎月養父が訪ねてくることと養父がくれる飴が楽しみだったのさ」
「一念関山」第13話より引用
楽しみと言えるもののなかった喪中の寧遠舟にとって飴だけが楽しみだったということです。
だから今も甘いものが好き。
それでは于十三の立てた計画の顛末を見届けてきます!
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