一念関山(いちねんかんざん) 第14話 予期せぬ珍事 あらすじ
如意は珠璣をおびき寄せ、事件について問い詰めるため罠を仕掛けた。
金沙幇の幇主・金媚娘は、かつて于十三に結婚を迫った相手であり、如意の忠実な配下だった。
金媚娘から長慶侯についての話を聞いた如意は、鷲に似ていると思った。
如意はかつて弟子に冷たくしてしまったことがあると楊盈に語った。
如意は寧遠舟に、もう美男と触れ合わないと約束し、寧遠舟は裴女官とのことを話した。
かつて婚約していたが破談になり、裴女官は別の人に嫁いだ、と。
2人はみんなに祝福されながら口づけを交わした。
寧遠舟は、如意がしようとしている昭節皇后の敵討ちを諦めさせてほしいと 金媚娘に頼んだ。
感想・考察
かつてあったでしょうか。
ここまで美しさと微笑ましさと面白さの三拍子が揃ったキスシーンが。
カッコいい如意、それに対して不意打ちをする寧遠舟、盛り上げる使節団の仲間たち、そして笑い。
素晴らしいですね。
個人的にはその前の寧遠舟の上目遣いにやられました。
なんてあざといんだ。
あざといと思いつつも、抗えませんでした。
鷲(ジウ)
李同光視点から如意のことを語られたことは何度もありましたが、如意の側から李同光について語られたのは今回が初めてですよね。
李同光は如意のことがたぶん大好きなのですが、意外なことに、如意は後ろめたく思っている部分がありそうです。
如意「昔 ある弟子に冷たく接してしまったの」
「一念関山」第14話より引用
一方李同光は、
李同光「”愛する人に関わるもの全てを愛す”」
「一念関山」第5話より引用
と言って、如意との思い出の中に存在していた琉璃を側に置いています。
2人の過去に何があったのでしょうか。
これに関しては、金媚娘の反応も気になりました。
如意が安国を去る5年前はまだ、鷲は李同光という名ではなかったようで、如意は鷲が李同光であることを知りませんでした。
だから、長慶侯が李同光だと聞いても、=鷲とは結び付いていませんでした。
金媚娘は、寧遠舟が長慶侯について語ろうとするのをさえぎって、自分が話していました。
金沙幇は諜報機関みたいなもののようですから、その長である金媚娘は鷲=李同光=長慶侯ということを知っていますよね?
それなのに如意にはそれを知らせないようにしていた、そういう風に見えました。
如意の忠実な配下で、今も忠誠を誓っていそうな金媚娘は、なぜこの情報を如意に伝えないんでしょうか?
金媚娘「絶対に任様を両国の騒動に巻き込まないでください」
「一念関山」第14話より引用
如意に平穏無事に過ごしてほしいと思っている金媚娘は、安国の中枢にいる李同光に関わってほしくないと思って、みたいな感じでしょうか?
なぜ教えてあげないんでしょう。
2人の過去が関係していたりするんでしょうか?
昭節皇后の敵討ち
寧遠舟「お前は殿下に安国の情報を。私はお前の恩人の敵を調べる」
「一念関山」第4話より引用
当初、如意はこの取引により使節団の一員となりました。これまでに寧遠舟は、方法論を如意に語ったことがありました。書類を調べる、一番得したものを調べる、など。(9話)それなのに、ここにきて敵討ちを諦めさせたいという気持ちになっているみたいです。
寧遠舟「昭節皇后の敵討ちを諦めるよう説得してくれ」
「一念関山」第14話より引用
これは、恋心が芽生えたため、如意に危ないことをしてほしくないという、そういう思いからだと純粋に受け取っていいんでしょうか?それとも寧遠舟は何かを知っているんでしょうか?気になりました。
その他
「予期せぬ珍事」というタイトルでした。
珍事の1つには、于十三と金媚娘の過去の話がありますよね、きっと。
于十三はかつて、こんなことを言っていました。
于十三「以前女子に付きまとわれ(同心蝶を)のまされたんだ」
「一念関山」第6話より引用
この同心蝶を飲ませた女子が金媚娘!?
と一瞬思いましたが、3日しか2人は一緒にいなかったみたいですし、プレイボーイな于十三はのことですから、きっと違うでしょうね。
金媚娘と于十三の関係は、これから発展するのかしないのか、というところも気になりました。
猫など
如意が寧遠舟を憎らしく思いながら彫っていた猫に見覚えがありました。
あれは如意を初めて鞭打った紫衣使を模して(?)寧遠舟が彫った置物に似ていました。(10話)
それから、安国皇帝の話に出てきた鄧恢は、朱衣衛の新しい指揮使です。
9話冒頭に出てきた感じ悪い感じの。
忘れてしまうのでここに書いておきます。(追記:実は4話にも出てきてました)
来週は第15話「切なる願い」、第16話「夢は枯れて」です。
とりあえず、如意は珠璣に会うための罠をしかけていますから、それの顛末が語られるでしょうか?
16話はちょっと切なそうなタイトルで心配です。
タイトルだけだと、印象しかわかりませんが。
来週、また謎が解けるのを楽しみに1週間待ちたいと思います!
コメント