一念関山(いちねんかんざん) 第18話 おぼつかない心 あらすじ
元禄と話した楊盈は、前向きな気持ちになった。
2人は話し続け、気が付くと朝になっていた。
寧遠舟は時たま体に痛みが走るのを感じていた。
似ている別人に扮装した如意は、梧国使節団を襲った罪を安国第1皇子か第2皇子に擦り付けようと李同光を誘った。
その代わりに梧国皇帝救出に手を貸してもらうのが狙いだ。
李同光は如意が師匠とは別人だと確信したが、別人でも手に入れ永遠にそばに置こうと考えた。
寧遠舟は使節団を離れるよう言ったことを如意に謝罪した。
如意は朱衣衛の仲間を救い出せるような何かを始めたいと考えているから、寧遠舟と隠居生活を送ることはできないと話した。
感想・考察
楊盈と元禄君がいい感じですね。
元禄君が少し話してくれただけで、この世に絶望していた楊盈の顔がパッと明るくなりました。貴重な人材です。
寧遠舟の体に異変が起きているようで心配です。
そして、如意との未来がこれまでの想像通りにいかなくなりそうな予感。
李同光は病んでました。
楊盈と元禄君
夜、鄭青雲が刺した件について元禄君に謝罪に行った楊盈です。
2人は話し続け、気が付くと朝日が昇ってました。
ほとんどドラマは見ないのですが、かなり前に見たドラマの主人公の理想のタイプが、”ファミレスでコーヒー1杯(お代わり自由)注文して、それで何時間も話せる人”。そういうドラマがあった気がします。
たぶん、「恋ノチカラ」というドラマだと思います。
(何もかも全然全く違うかもしれませんが、何かのドラマにそういう恋愛を理想にしている主人公がいた気がするのです。)
楊盈と元禄君のシーンを見ていて、そのドラマを思い出しました。
つまり何が言いたいかというと、この2人はお似合いだということです!
確か、最初に2人が会ったとき、シャラララキラキラ音が鳴っていたので、もともとフラグは立っていた二人ですが、すごくいい感じだと思いました。
でも、心配なことがあるのです。
それは、2人が毒薬について話していたことです。
おいしい毒薬を銭昭に作ってもらうなんて話していて、ここだけ見ると微笑ましいシーンなのですが、元禄君には事情があるじゃないですか?
如意「元禄はどうしたの?」
「一念関山」第8話より引用
寧遠舟「昔から不整脈があり過度な疲労は禁物で常用してる糖丸は薬なんだ。…(中略)…二十歳まで生きられるかが鍵だと」
体の弱い元禄は鄭青雲に刺されてしまいました。
元禄「もう18歳だ。まだ子供扱いか?」
「一念関山」第6話より引用
というセリフがあったので、元禄君は18歳。
20歳まであと2年です。
絶対に考えたくないけれど、ドラマを見ていると、コメディシーンなのに後々の回想で流れると泣ける、みたいなシーンあるじゃないですか?
このシーンはあの類のシーンなのではないかと警戒してしまう気持ちがあります。
元禄君が亡くなって、楊盈が実際に銭昭に毒薬を作ってほしいと頼む、みたいな。
微笑ましく見ながらも、怖い想像もしてしまいました。
カンキン√担当
どこで気づかれたでしょうか?
李同光が病んでいるということに。
李同光「あの者を手に入れる。そばに座っているだけで師匠を感じられたのだ。あんな喜びは久しぶりだった。だから別人でも構わない。何としても手に入れて永遠にそばに置く」
「一念関山」第18話より引用
私はこのセリフを聞くまで気づきませんでした。
「別人でも構わない」「永遠に」怖いですね。
隣で聞いていた朱殷は、「ダメだこの主、早く何とかしないと…無理そうだし転職したい」って思ってそうでした。
私は全く気付かなかったわけですが、よくよく考えてみると、李同光は最初からおかしかったのかもしれないと思いました。
安国を代表する使節として、梧国使節団に会いに来たのに、あの態度でしたからね。
日本の外務大臣が、海外に公式訪問した先であれだったら、と考えるとやっぱりおかしかったんだと思います。
如意に対する気持ちが社会人としての常識を超えて、自分を抑えられなくなっていたわけですから。
普通なら、公式訪問を終えた後、私的な会合とかで話しますよね。
もちろん、17話を見た時は、全くそんなことは思いませんでした🤗
朱殷「任左使の亡骸を掘り起こして埋葬する際古傷を確認したはず」
「一念関山」第17話より引用
このシーンも、遺体を掘り起こしているということで、よく考えると異常な行動をしているんですよね。
でも創作物においては、結構墓を掘り返すということが行われており慣れてしまっていて、それに高杉晋作も吉田松陰の墓を掘り起こして墓を移していたので、弟子がそういうことをするのが異常だと気づきませんでした(私もヤバかった)。
その後、なぜ師匠が知らないふりをしていたのか、今後どうするかをぶつぶつ呟いていたのも、今となって考えると病んでますが、もちろん気づきませんでした。
如意のことを考えていると子供っぽくなってしまうのも病んでいるからなんでしょうか。
とにかく、判明しました。
もしこのドラマが乙女ゲームだったら、李同光のバッドエンドはカンキンエンドに間違いありません!
ところで、私は李同光には、初月とのケンカップル√を期待していたわけですが、そこはどうなってしまうんでしょうか?
如意に対する気持ちは母親に対する執着を如意に置き換えているようにも見えるので、改心した後初月とケンカップルやってくれるでしょうか?
初月がどうなっちゃうのか心配です。
このまま放置じゃないですよね?
寧遠舟のカラダ
寧遠舟の体に再び毒が悪さをしているようです。
今までも毒の発作が起きると右手のひらのツボを押していたので、今回も毒の発作ではないかと思いました。
今までたくさん傷を負ってきたので、それが作用しているということもあるかもしれません。
そういえば、寧遠舟も体にガタが来てるんじゃなかったっけ?と思い、確認してきました。
寧遠舟「多くの傷を負ったこの身体は限界にきてる。だから今は大自然の中で静養したい」
「一念関山」第2話より引用
というお話がありました。
戦う日々で降り積もった傷があるということでした。
1話の初登場シーンでも背中に矢が刺さった状態で登場していました。懐かしい。
5話では、楊盈にしびれ薬と筋弛緩薬を盛られていました。
さらに如意に同心蝶を飲まされた寧遠舟は、自分で左手の血管を切って同心蝶を取り出してました(6話)。
周健軍との戦いで寧遠舟は負傷しましたが、蛇を見つけに行った如意の後を追い、傷が開きました(8話)。
さらに毒の発作が起き、如意が内力を使い助けました(8話)。
瀕死の如意を助けに行った寧遠舟は、如意に刺されて、如意を助けるために内力を半分送りました(11話)。
そして11話の終わりでは、血を吐いてました。
寧遠舟「大事ない。内力が尽きたうえ如意を救う際に負傷を。血を吐けばよくなる」
「一念関山」第11話より引用
と言って、銭昭に診てもらうこともしませんでした。
あれは信じてよかったんでしょうか?
12話では楊盈と如意に鞭打たれました。
その後、14話で金媚娘と戦い、15話では珠璣と戦いました。
もしも傷が悪さをしているとしたら、このあたりのことが参考になりそうです。
毒だとすると、7話で、出発から10日、13話で出発から20日くらいが経過したということが、これまでで分かっています。
今回18話ですから、30日がそろそろ経過していそうです。
やっぱり寧遠舟は毒に苦しんでいるんでしょうか?
15話で、寧遠舟は薬を買いに行くと言って如意と一緒に出かけましたよね?
あの時出かけたのは、もしかして解毒薬をもらうためという理由もあったでしょうか?
だけど、如意を助けるため清風観に行ったのでもらってない…とか!?
それとも章崧が手配してなどの事情があってまだ薬が届かないんでしょうか?心配ですね。
如意は旅を通して夢を見つけ、寧遠舟と一緒に隠居生活はおくれないと話しました。
こっちも心配です。
別居婚も今みたいに新幹線や飛行機があれば楽々できちゃいますが、なかなかそういうわけにもいかなそうですし。
この2人、どうまとまるでしょうか?
そして、来週はなんと、放送お休みです!
1月2日なので、お正月の特別なラインナップになっているみたいです。
次回は1月9日。
第19話「愛すればこそ」第20話「常軌を逸した要求」です。
第19話は如意と寧遠舟の話になるでしょうか?
将来について別の道を見つけた如意は話し合おうとしているので、この話でしょうか?
第20話は、何でしょう?
常軌を逸している人として浮かぶのが、李同光しかいないので、李同光が師匠にそっくりな如意(本物の師匠ですよ)をゲットするためにびっくりな要求を突き付けてくるんでしょうか?
1週間休みなのでさみしいですが、この機会に見返すなどして備えておこうと思います。
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