一念関山(いちねんかんざん) 第20話 常軌を逸した要求 あらすじ
金媚娘が訪ねてきた。
金媚娘は、琉璃が湖陽郡主は任辛ではないと証言するよう立ち回ったことを話した。
李同光が鷲だと金媚娘は知っていたが、心に決めた相手のいる如意には李同光の気持ちは隠そうと思い言わなかったと謝罪した。
李同光は梧国皇帝の救出に力を貸す代わりに湖陽郡主を差し出すよう求めた。
如意は、李同光の任辛に対する後ろ暗い気持ちを暴き、諫めて追い返した。
寧遠舟は、弟子が変わってしまったことを知った如意の心を推し量り慰めた。
李同光は朱衣衛と思われる一軍に襲われた。
梧国使節団は狼煙に気づき助太刀した。
寧遠舟は戦いの中倒れ、如意は誰にも見られないよう敵の首領を倒した。
余命半時と宣告された寧遠舟に、李同光は霊薬を差し出し、寧遠舟は命を取り留めた。
感想・考察
不思議に思っていたことが、いくつか解決されたように思いました。
不思議其の1
金媚娘は鷲=李同光だと知っているだろうに言わなかったこと。(14話)
これは、如意には寧遠舟がいるから、如意に対し恋心を持っている李同光について話さない方がいいだろうという判断だったみたいです。
李同光が皇帝から、梧国を迎える使者に指名されたのは、14話でした。
梧国使節団の時間と、安国の時間が同じ時間軸で描かれているのかはわかりませんが、ちょうど金媚娘が如意との再会を果たしていたころ、李同光は皇帝から使者に任命されてました。
だから、金媚娘もまだあの時は、李同光が梧国を迎える使節として近い将来2人が会うかもしれないという可能性には気づかなかったんでしょうね。
2人はこの先永遠に会わないかもしれず、それなら知らせない方がいい、如意を煩わせない方がいい、ということなのかなと思いました。
不思議其の2
前回の終わりで琉璃が言っていた、如意の首の傷はどこへ行ったの?という疑問がありました。
定かではありませんが、これはおそらく金媚娘が琉璃に話した嘘の情報なのではないかと思いました。
だから本当は、如意の首に傷はないのだろうと思いました。
琉璃が苦境を脱し、李同光に重用されているのは、琉璃が任辛との思い出の中に存在しているからで、本物の任辛が生きていれば、琉璃はお払い箱になってしまうかもしれず、琉璃としては任辛には生きていてほしくないという考えだそうです。
そのため、琉璃は自分にとって都合のいい、任辛が生きていないという情報に飛びつきます。
そこまで読んだ金媚娘は、首の傷の偽情報を琉璃に話し、それを信じた琉璃は、その話を李同光にしたのだろうと思いました。
ただ、今回、琉璃は金媚娘が梧国の陣営の中にいたのを見ました。
金媚娘に梧国の息がかかっていると、あれを見て何か気づいたりしないでしょうか?
少し心配になりましたが、でもたとえ任辛が生きていると李同光に知られてしまったとしても、梧国側としてはそこまで都合が悪くなるということはないような気がするので、別にいいのかな、と思ったりしました。
頑張りすぎーっ
如意「寧遠舟ならば、誰にも見つからないよう1人で酒を飲み、たとえつらくても仕事を疎かにしない」
「一念関山」第19話より引用
如意はこう言っていましたが、まさか自分の余命が半時になるまで隠し通して仕事をするとは…。
頑張りすぎです。
19話で如意には言いましたが、如意は自分と同じ考えをする相手だから、他の人達には言わないという確信があるから話したのだと思われます。
あんなにボロボロになるまで働くなんて…。
そして章崧は…。
怠けていて予定通りにならなかったわけではないんですから、薬を届けてくださいよ。
本当にどうなっているんだ。
李同光が薬をくれてよかったです。
風変わりな弟子
如意「李同光は風変わりだから阿盈に何をするか分からない」
「一念関山」第19話より引用
きっと視聴者はみんな、李同光が病んでることに気づいていると思われますが、如意は「風変わり」と とってもマイルドに表現しており、この表現、私は気に入りました🥰🤣
如意「弟子に迎えた時、鷲はまだ幼かった。数年見ぬうちに随分と大人びたわ。驚いたのはあの泣き虫だった鷲が梧国の皇帝を捕らえたことよ。苦労して武術を教えた甲斐があった」
「一念関山」第17話より引用
17話で李同光と再会した如意は、嬉しそうに誇らしそうに語っていました。
それなのに、その弟子が、任辛の絵が大量に飾られた部屋で似ている人に任辛ごっこをさせようとしていることを知ってしまったわけですからね。
これはショック😱😂🥺
AI先生に頼んで、李同光の部屋のイメージを描いてもらいました。

湖陽郡主として李同光に連れていかれていたら、如意は絵の飾られた部屋で任辛のコスプレさせられたんでしょうね。
それはそれでちょっとだけ興味あります😇

AI先生に書いていただきました。
この絵はすとーかーさんの部屋を結構よく表現していると思いました。
しかし、李同光は絶対に任辛の絵の上を歩いたり、上に座ったりしないと思うので、そこだけ残念でした。
金媚娘「(李同光は如意を探して)毎晩焼け跡を掘り起こしました。…(中略)…毎月15日には安都にいる限り供養を欠かしません」
「一念関山」第20話より引用
この辺りを聞くだけだったら、素敵と思ったりするのです。
しかし、↓こういうのを聞くとおお😖となってしまいます。
李同光「師匠と(湖陽郡主)は天と地ほどの違いがある。…(中略)…別人でも構わない。何としても手に入れて永遠にそばに置く」
「一念関山」第18話より引用
それはなぜなのか、紙一重な気がするのですが、やはり、「別人でも構わない」という点が引っかかり、もやもやするのだと思いました。
別人でもいいのなら、本当に好きな人に対しては、浮気(?)ですよね。
そして身代わりにされている人は可哀想ですよね。
両方の人に対して失礼では?とちょっと思ってしまうのだと思いました。
だからうわぁ🙃となってしまうのだと思います。
もちろん、ヤンデレ好きな気持ちも分かるので否定はしません。
ヤンデレゲーム好きだった時期もあるので。
如意は李同光にきついことを言いましたが、傍から聞いている分には、すごく愛にあふれたセリフだと思いました。
こんなことで今まで頑張ってきた全部を棒に振るの?って感じで、師匠としての愛がにじんでいました。
あのセリフを聞いたら、李同光はますます湖陽郡主が師匠だという確信を強めてしまうのでは?と心配になりました。
如意「毒なら私も一緒に死ぬわ」
「一念関山」第20話より引用
それまで寧遠舟を抱く如意の姿を見ていた李同光は、2人が恋人同士だと気づいただろうと思います。
ダメ押しで上のセリフもありました。
それでも霊薬を差し出し、寧遠舟を生かしてくれたのですから、李同光は師匠とそっくりな人に叱られて改心してくれたと考えていいでしょうか?
初月とのケンカップルモードに突入してくれるでしょうか?
とりあえず、李同光は今回の犯人捜しを始めるでしょうから、今までのように毎日梧国使節団と会うような感じではなくなるかもしれませんね。
誰が刺客を放ったのか
放たれたのは朱衣衛ですから、安国の誰かですよね。
第1皇子か第2皇子のどちらかだろうと、今は思っています。
李同光「河東王が始めた(梧国)皇帝の非難集会は続けますか?」
「一念関山」第14話より引用
安国皇帝「今すぐ中止させよ。…(中略)…愚かな長子は非難集会を始めおった」
李同光の入れ知恵で梧国皇帝は態度を変え(13話)、安国皇帝はご満悦。
皇帝は第一皇子にご立腹になりました。
なので、そのことを逆恨みした第1皇子が犯人かもしれない、と思いました。
来週は、第21話「木に守られる1輪の花」、第22話「眠っていた誠意」の2話です。
どういう内容かは全くわかりませんが、どちらもなんだかロマンチックな感じのタイトルに思えました。
すごくステキな内容なのではないかと、期待が膨らみます。
そういえば、WOWOWから年明けに、2024年の番組満足度ランキングが発表されてたのですが、「一念関山」は20位にランクインしてました!
(ちなみに「星漢燦爛」は6位でした。)
スポーツや音楽、ドラマとジャンルが全部含まれたランキングです。
(1位は欧州サッカーUEFAチャンピオンズリーグでした)
1年を通して数ある番組が放送された中で、まだ完結してないのに20位。
とってもすごいと思いました!
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