一念関山(いちねんかんざん) 第21話 木に守られる1輪の花 あらすじ
目覚めた寧遠舟は、今まで狭量だったことを如意に謝罪し、これからは如意の意思を尊重し離さないと話した。
調査の結果、先日の刺客は、最初に襲ってきたのが朱衣衛、後から襲ってきたのは北磐だと判明した。
北に住む北磐は、中原を狙っていた。
中原の国々は協力して北磐を阻むため天門関を建てていた。
安国が戦続きであることに乗じて、北磐は密道を掘り安国・合県に侵入していた。
寧遠舟は李同光に情報を共有した。
李同光は重要案件なので共に皇帝に謁見し話してほしいと頼んだ。
寧遠舟は李同光に、しばらく仮病を使い出征を避けること、第二皇子側に付き皇子2人を揉めさせること、初家との仲を深めることを助言した。
そして六道堂と同盟を組み宰相になり梧国皇帝を解放するよう話した。
感想・考察
16話で寧遠舟から将来のプランを聞いた如意は違和感を覚え、18話で自分の考えを話しました。
2人はここのところ、将来のプランですれ違っていましたが、死にかけたことで、寧遠舟は何よりも大切なのは如意だと気づいたようです。
寧遠舟は如意のプランに付き合うと話し、如意は寧遠舟が疲れたら、寧遠舟が望んだような生活をして休養すると歩み寄りました。
これにて、将来のプランの相違によるすれ違いは解決、ということになりそうです。
良かった!
今回は李同光に見せつけるために2人がイチャイチャしており眼福でした。
左使
前回襲ってきた刺客について、北磐という第三勢力が加わっていたことが判明しました。
朱衣衛は誰が派遣したのか、まだわかりませんでした。
どうせ第1皇子か第2皇子だろうと思っていましたが、李同光には敵が多いらしく、左使もその1人のようです。
今現在の左使が誰かについては、4話に出てきていました。
如意が越殿について探るため、人を雇って任辛のふりをさせ朱衣衛の支部に行かせるのですが、その時に出てきていました。
支部の男「送り込んだのは恐らく左使かと。我々は皆 殺されます」
「一念関山」第4話より引用
越三娘「陳左使のことか?」
支部の男「いえ。それは…任辛のことです」
今回、陳左使の名前が陳癸だと判明しました。
李同光「(陳癸は)河東王におもねっているし、私はいまだ奴を左使だと認めていない」
「一念関山」第21話より引用
河東王は第1皇子の李守基、洛西王が第二皇子の李鎮業です(4話参照)。
左使の陳癸は第1皇子派のようです。

とってもシンプルですが、図にするとこのような形と思われます。
左使が第1皇子派ならば、右使の迦陵は第二皇子派だったりするんでしょうか?
左使と右使で権力争いしてたりするんでしょうか?
そのあたりも気になりました。
北磐の暗躍
梧国と安国で戦があり(1話)、安国は次は褚国を狙っているらしいです(21話)が、この3国はいずれも中原に属する国です。
中原で国が分裂しており、そこでドンパチしているようです。
それに対して、今回出てきた北磐というのは、中原ではなく北にある国で、中原を狙う国です。
中原の国々にとっては共通の敵のようです。
「北磐という名前、初めて聞いた!」と思ったのですが、1話で出てきてました。
『全長の滅亡後100年近く乱世が続き北磐と中原は対立してきた』
「一念関山」第1話より引用
と、本当に1話の冒頭のナレーションの部分に出てきていました。
まったくもって忘れてました。怖いですね。
共通の敵が安国に出没し、しかも何年もに渡る計画だと判明し、李同光は寧遠舟に協力を求めました。
もともと梧国皇帝救出で李同光の協力を得たいと考えていた寧遠舟はですが、共通の敵の出現により、一致団結する流れのようです。
協力体制を築くにあたり、寧遠舟は道筋を示し条件を付けました。
1,仮病を使い出征を避ける。
2,第二皇子派につき、第1皇子と第2皇子を仲違いさせ最終的には第3皇子を擁立する。
3、初家や初月と良好な関係を築き味方を増やす。
上記3つを成し遂げ宰相を目指す。
六道堂が協力する条件として、
寧遠舟「金輪際我らと敵対しようと思うな。そして郡主とは距離を取り邪心は捨てろ」
「一念関山」第21話より引用
と言いました。
李同光は決めかねているようです。
李同光「宰相になる夢は抱いてる」
「一念関山」第5話より引用
ということで、夢をかなえるために六道堂と協力するというのはかなり良いと思います。
特に視聴者は、寧遠舟が信じていい人だと知ってますから、なおさらそう思います。
李同光は「郡主と距離」をとるという条件のせいで決めかねているんでしょうね。
決定打
李同光「初貴妃との間に情はない。ただの協力関係だ」
「一念関山」第21話より引用
わかってましたよ?
最初からおかしいと思ってましたよ?
それに初貴妃も利用されてるだけだって分かっていると言っていました(9話参照)。
しかし、本人の口から情がないと言われると、分かっていたことなのにズーンとくるものがありました。
初貴妃、強く生きて😭
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