一念関山(いちねんかんざん) 第22話 眠っていた誠意 あらすじ
李同光は如意に、寧遠舟の提案を受けるべきか相談した。
如意は寧遠舟と同じ考えだと話した。
六道堂と手を組みたいが、湖陽郡主と距離を取るという条件をのめない李同光は、柴明らの亡骸が眠る場所を教えた。
寧遠舟らは、亡骸を掘り起こし忠士として葬った。
朱衣衛では、珠璣らを討った犯人である如意を始末するよう命が下った。
そのことを知った如意は、自分で決着をつけると寧遠舟に話した。
ついに一行は、安都に到着した。
李同光は皇帝に北磐のことと、朱衣衛に襲われたことを報告した。
楊盈は安国皇帝から、夜中に参内するよう命じられるという嫌がらせを受けた。
楊盈は参内したが、一日待っても皇帝は現れなかった。
毅然とした態度で楊盈は退出した。
感想・考察
如意の前でかわい子ぶりっ子する李同光は、大変お可愛らしかったです。
風変わりな人だとわかっていても可愛いな、おい となりました。
世界一せくしーな泣き黒子とどっちが魅力的か一晩考えて、”みんな違ってみんないい”という結論に到達しました。
そして生の棗を食べてみたいと思いました。
干し棗すら食べたことないんですよね。
柴明
柴明は、天門関の戦いで李同光の矢から皇帝を守るために、自分の身体を盾にして胸に矢を受け、歩兵に斬られ亡くなりました(2話参照)。
ところが、
蔣穹「帰路で多くの噂を耳にしました。天道の護衛が裏切り陛下は捕まったと…(中略)…朝堂で仲間の潔白を明らかにしてください」
「一念関山」第2話より引用
丹陽王「それは無理だろう。私は出征に同行しておらず、お前以外の生き残りは皆捕まった。ゆえに私が何を訴えようと無意味だ」
噂により、柴明たちが悪者にされてしまいました。
章崧「我が敗軍の将は責任を転嫁し天道唯一の生還者はすべての罪を背負わされる。…(中略)…生死を共にした仲間が永久に悪名を残すことは看過できぬはずだ」
「一念関山」第3話より引用
寧遠舟「仲間の名誉を回復する方法はただ1つ。私自ら陛下を救い出し殉職した仲間の潔白を証明していただく」
安国が惨敗することになったのは、章崧が側室の甥である趙季を六道堂の堂主にしたこと、趙季が六道堂の諜報機能をズタボロにしたことが原因でした。
朱衣衛の流した偽情報に踊らされ、梧国は惨敗しました。
梧国の将軍たちは、責任を亡くなった柴明たちに擦り付け保身に走り、ひどい噂になってしまいました。
仲間の名誉を回復するため、寧遠舟は安へ向かうことになりました。
懐かしいです。
今回、敵国の将である李同光が
李同光「本来なら骸は川に遺棄するが、忠士を粗末に扱うことはできない。ゆえに私が命じて河原に埋葬させたのだ」
「一念関山」第22話より引用
と話してくれました。
敵からも「忠士」と言われ敬意を持って亡骸を扱われるくらい柴明たちは立派な最期を遂げたと知り、亡骸を自分たちの手で追悼することができ、六道堂の人たちも少し心が慰められたのではないかと思いました。
李同光は風変わりですが、武人として敵だろうと立派な人は手厚く葬るという態度は素晴らしいと思いました。
如意の教育がよかったんでしょうね。
不思議な反応
如意に飴(19話で如意が寧遠舟に贈った松の実の飴でしょうか?)をあげた寧遠舟は以前安国にいたことを話しました。
ところが、
如意「安都ではどんな任務に就いてたの?」
「一念関山」第22話より引用
と尋ねられると、鳩の鳴き声とコミカルな音楽が流れ始めました。
如意は楊盈を使って探ろうとしたのか、その後楊盈は六道堂のメンバーたちに寧遠舟の任務について尋ねて回りましたが、誰も教えてくれませんでした。
なんですか?この意味深な感じ。
寧遠舟の安国での任務が気になるじゃないですか!
如意「前に安国にいたのよね?」
「一念関山」第9話より引用
寧遠舟「そうだ。6年前に数か月潜伏していた」
如意「6年前なら私は枢密使の暗殺に宿国に行っていて不在だった」
という会話があったので、寧遠舟が安国にいたのは6年前です。
6年前、何があったのか、私、気になります!
立派になった楊盈
最初のころ、泣き虫だったのが嘘のように、意地悪な安国宮廷の太監たちと、楊盈は立派に渡り合いました。
意地悪に屈せず毅然とした態度で帰ってきました。
本当に偉い。
棗のシーンなどでは、可愛い一面を見せていたので、もしかしたら李同光には女子だってバレるのでは!?とちょっとひやひやしました。
でも本当に成長しましたよね。
来週は第23話「2つの再会」、第24話「美女を帯同する堂主」の2話です。
え?なにこのタイトル?
「2つの再会」ということで、安国に使節団が到着したことで、2つ再会を果たすということですよね。
如意は再会する人がいそうですが、もしかしてもう1人は、寧遠舟が6年前に関係した人なのでは?
そして不穏な第24話「美女を帯同する堂主」
美女は、如意のことだと思いたいわけですが、もしかして…もしかすると、23話で寧遠舟が再会するのが美女で、寧遠舟がその美女に付きまとわれることになるとかじゃないですよね?
どうなの?
そう考えると、今回の六道堂の面々の反応とのつじつまが合うような気がするのですが!?
大丈夫だとわかっていても、かなり心配です。
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