一念関山(いちねんかんざん) 第24話 美女を帯同する堂主 あらすじ
如意と寧遠舟は安都で買い物を楽しんだ。
寧遠舟は宝石商をしていたことや、安国に潜入していた時は古員外官という身分で活動していたことを話した。
李同光は陳癸の遺体の側に”長慶侯を害す者は死あるのみ”と書かれているのを見て、任辛がやったのだと思った。
迦陵も、任辛が刺客だろうと考えた。
初月は、歩み寄るため李同光に会いに来たが、李同光は鴛鴦夫婦のフリをしてくれればあとは自由にして構わないと話した。
迦陵は如意に接触し、鄧恢の命で梧都支部を滅ぼしたと話した。
任辛が投獄された理由も鄧恢にあるとも。
迦陵に導かれ ついていくと、朱衣衛の伏兵が襲ってきた。
寧遠舟が助太刀に現れ…?
感想・考察
寧遠舟の安国での任務は、古員外官という身分で活動するというものだと判明しました。
員外官とは、官吏の一種みたいです。
(参考:員外官(インガイカン)とは? 意味や使い方 – コトバンク)
今回 出会った 江店主は寧遠舟が宝石商だったことを知っているみたいなので、宝石商兼員外官みたいな感じだったのかもしれないと思いました。
それなら教えてくれても良さそうなのに、なぜ皆そろって教えてくれなかったのか謎です(22話参照)。
梧都支部事件振り返り
ついに迦陵に襲われ、梧都支部事件の真相が明かされるのが近いのではないかと期待が膨らむ展開になってまいりました。
もうすっかり忘れているので、梧都支部事件について振り返っておきたいと思いました。
1話で腹心を如意にころされた趙季は、3000両で朱衣衛の梧都支部に所属する全員の命を買い、越三娘が売りました。
越三娘「本部の命令に従ったのです。…(中略)…昨年支部は2000両で梧国皇帝の側近胡太監を買収しました。しかし本部の帳簿には5000両と記載が」
「一念関山」第4話より引用
如意「本部の誰かが横領を?」
越三娘「そうです。この件を支部の紫衣使が知り本部は私に口封じを命じました。完遂するために六道堂を頼ったところ先方も功を立てたいと」
玉朗「白雀の身分が露呈したと聞き越殿は口封じを実行する好機だと考え」
「一念関山」第6話より引用
これらの話を併せて考えると、
もともと、朱衣衛の上の方で3000両の横領があり、それを、胡太監を買収するのに関わった梧国支部の紫衣使が知ってしまった。
そこで黒幕はその者を口封じしようと思い、越三娘に指示を出した。
越三娘が機会をうかがっていると、如意が1話の騒動を起こし、六道堂が動いた。
六道堂は3000両で命を買うというので、商売にもなりちょうどいいと思い、越三娘は口封じを実行した。
ということなのだと思われます。
迦陵は越三娘のことを探していましたし、越三娘が始末されたと知ると、その犯人である如意を追っていました。
今回、
迦陵の側近「3000両の件は指揮使に気づかれてません」
「一念関山」第24話より引用
という発言がありましたから、本人が今回如意に告白した通り、迦陵が鄧恢に命じられてやったんでしょうか?
でも、今回迦陵が如意に話したことは信用できないという気持ちがあります。
それに、鄧恢が指揮使になったのは9話(*)のときでしたしあの時の2人の様子を見ても、あれ以前から迦陵が鄧恢に従う関係にあったとは思えませんでした。
(*と書きましたが、すでに4話の時、鄧恢は指揮使でした🙇♀️しかし、9話によれば、鄧恢は前任の姜指揮使が亡くなり指揮使になったようですし、正確にいつなのかはわかりませんが、話の様子から最近なのではないかと思いました。)
また、まだ24話ですのでまだ事件が解決するのには早い時間ではないかというメタ推理もあります。
実行部隊の最高責任者は迦陵かもしれないけれど、迦陵に指示をした本当の黒幕が鄧恢以外にいるのではないかと疑ってしまう気持ちがあります。
諦めが早い
21話で、協力関係を築こうという話になった時、寧遠舟は李同光に3つの条件を出しました。
その中に、初月及び初家と良好な関係を築くというものがありました。
今回、初月が歩み寄ってきてくれたので、これは😍と期待してみていました。
初月「沙西部と懇意にしたいなら丁重に接して」
「一念関山」第24話より引用
と言われた李同光は、一度は言い訳したりなんかして、丁重に接しようとしたっポイ形跡が見えましたが、その後はすぐ脅して取引を持ち掛けるというモードに突入してました🤣
寧遠舟の考えた、宰相になるための作戦が…🤣
どうなっちゃうの、この2人?
どうにもならないんでしょうか?
皆にバレバレ
如意「文字を残したのはおびき出すためよ」
「一念関山」第24話より引用
ということで、如意はあえて任辛の仕業だとほのめかし黒幕を釣ったようです。
おかげで、鄧恢の側近も、任辛は絶対生きてないと言っていた迦陵(9話参照)も、李同光も任辛が陳癸をやったと思っていました。
組織の中で出世するのに必要な条件は色々あると思うのですが、
紫衣使の男「緋衣使も丹衣使もかなわぬのに紫衣使の私に(如意を)始末できるとでも?」
「一念関山」第22話より引用
というシーンがあったので、朱衣衛では強さが昇進の条件なのかなと思いました。
そんな組織において、左使である陳癸を倒し、さらに李同光のためにやったと思われる犯行声明(?)を残していけば、任辛しかいないということになるんでしょうね。
これにより、李同光が任辛が生きていると気づき、湖陽郡主が任辛だと気づく日も近いでしょうか?
李同光になら、任辛だと気づかれても良さそうな気もしますし、それに何より李同光の二つ名である「風変わりな」という部分を更生させてあげるためには、本物の師匠が、お話してあげるのがいいように思うのですが。
ということで、来週は第25話「悲しき戦い」と第26話「明かされたもの」です。
戦いというと、いまやっている迦陵との戦いのことでしょうか?
「悲しい」という形容詞がついています。
如意「(陳癸の)死に際の言葉を聞いて悲しくなったわ…(中略)…たとえ上級の朱衣衛まで上り詰めても、結局数年で交代させられる」
「一念関山」第24話より引用
迦陵も陳癸同様、生きるために利用されていると知り、如意が悲しくなるということなんでしょうか?
第26話の「明かされたもの」。
これはなんでしょう?
李同光に如意の正体が明かされるというのを本命にし、対抗で、寧遠舟が安国で従事していた任務について明かされるというのを予想しておきたいと思います😝
(追記)
一番ありそうなのは、今日までの流れを見ると、梧都支部事件の黒幕の正体が判明するということですよね。頭お花畑すぎて、そのこと忘れてました。
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