一念関山(いちねんかんざん) 第33話 強い心 あらすじ
杜長史は命を取り留めた。
寧遠舟は詔書の偽造も考えたが、楊行遠はすでに柴明らを勇士と称える詔書を書いていた。
寧遠舟は如意と楊盈を連れ帰るために、杜長史は楊盈に仕えるために、楊行遠の護送を皆に託し安都に引き返した。
如意の死を知り、自分の前途に絶望した楊盈は自害を考えたが、自害をするのは弱い者だという如意の言葉を思い出し踏みとどまった。
安国皇帝から自害を促された楊盈は、公主であることを明かし、安国の皇后になると話した。
他国の公主を皇后に迎えようと考えていた皇帝は楊盈を離宮に住まわせ皇后と同待遇を与えた。
如意の訃報を受けた寧遠舟は如意との思い出に浸った。
感想・考察
梧国皇帝・楊行遠は28話で寧遠舟から突き付けられた梧国の旗に遺詔として柴明らを称える書をしたためていました。
少し楊行遠を見直したりしてたんですよね。
そんな感じで見ていたら、とんでもないことが…😇
強くなりすぎた楊盈
前回、来週はどんな感じかしら?と予想しながらタイトルを見ていた時、33話は「強い心」というタイトルだったので、如意の訃報を知りつつも寧遠舟が気丈に振る舞う、というような話かな、と思いました。
もしかしたら、その要素もあるのかもしれません。
でも、今回のこの「強い心」は楊盈のことのように思えました。
それくらい楊盈が覚醒してました。
生きるために安国皇帝に嫁ぎ皇后になると言い出すとは…😱
そもそもは、鄭青雲と結婚するためにお金が欲しい楊盈が、勢いで使者に志願し始まった旅でした。
鄭青雲「興陽公主は皇太后の娘で食邑800戸の待遇です。通常自ら夫を選べます」
楊盈「私も同じ待遇ならいいのに」…(中略)…
皇后・簫姸「(使者に志願する者には)食邑3000戸を与えればいい」
「一念関山」第2話より引用
旅の中で、皇族として これまで何も知らなかったことを知り、鄭青雲に裏切られ、如意の教えを受け、安国皇帝とも立派に渡り合えるようになりました。
これまでの考察によると、恐らく寧遠舟が一旬牽機を飲まされたところ(3話)~18話まででおよそ1か月、21話~29話で1か月が経過しているのではないか思われます。
まだ、楊盈の旅が始まってから、2ヶ月ちょっとなのではないかと思われます。
この2ヶ月の間に、「好きな人と結婚するためにお金ゲットするぞ!」というふわふわ女子が、自分の結婚を取引材料にするまで強くなるとは…。
強くなりすぎました。
おかげで、楊盈には元禄君と幸せになってほしいという私のふわふわした希望は打ち砕かれました😝😆😭楊盈はめちゃくちゃかっこよかったですし、おとなしく毒杯をあおるよりはずっといい選択だとは思うのですが、まさかこんなことになるとは…。
もうこうなったら、初貴妃にお願いするしかないですね。
どうやら初貴妃は楊盈が皇后待遇を受けているのが気に入らないっぽいので、その調子で楊盈を安国から追い出してください。
よろしくお願いします。
そしてどうか楊盈が安国皇帝に嫁がなくていいように…と思ったのですが、
「自分の手の中に運命を握っている感覚がたまらない」
「一念関山」第33話より引用
と言ってましたから、楊盈にとっての幸せは誰かと幸せになる、みたいなものではなくなったのかもしれません。
そうだとしたら、余計なお世話ですね。
楊盈がどうやって自分の運命を切り開いていくのか、見守らせていただきたいと思います。
しかし、まさかこんなことになるとは。最初のころは思いもしませんでした。
結婚式?
寧遠舟は如意の死を知っても人前では取り乱さず、堂主として今後の指示を与えて仕事をしていました。
しかし1人になると、24話で如意に買ってもらった衣装を着て如意との思い出に浸りました。
あの衣装は、
寧遠舟「これはちょっと…」
「一念関山」第24話より引用
如意「私の好みよ」
寧遠舟「でも色が…」
如意「すてきだわ」
寧遠舟「そんな…まるで花婿…」
如意「決まりね」
というやり取りの末に買ったもので、寧遠舟は気に入っていなかったけれど、如意が気に入り買いました。
花婿っぽい衣装ということで、寧遠舟がこの衣装を着たのは、如意との死後の結婚式のつもりもあったのかな、と思いました。
でも、きっと大丈夫ですよね。
如意は生きてますよね。
生きていることを信じて次話見てきます!
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