一念関山(いちねんかんざん) 第40話 最強の刺客 あらすじ
于十三をはじめ多くの兵が失われた。
李同光は責任を感じ、単身狼主を仕留めに行った。
寧遠舟は後を追い、安国には冷静な指導者が必要だと言い聞かせ連れ戻した。
北磐は猛攻撃を仕掛け、寧遠舟は四方から刺され戦死した。
年若い安国皇太后が国璽を携え左賢王に嫁ぎたいと言っている。
密かに左賢王に会った官吏が話すと、左賢王は話に乗った。
元禄の雷火弾を持った如意は、安国皇太后に成りすまし左賢王に会いに行った。
手筈通り狼主が安国との結託を疑い左賢王の天幕に乗り込んだ。
如意は狼主と左賢王を刺し 雷火弾を放ち 天幕を爆破し 王族を全滅させた。
梧国の援軍が到着し、北磐は敗走した。
十数年後、安国では皇帝による親政が始まった。
初月は寧十三と名乗る少年に出会った。
母の姓は任だという少年には任禄という妹がいるそうだ。
初月は少年の家に招かれた。
感想・考察
第40話、最終回でした!
去年の10月31日から始まったので約5か月間。
お疲れさまでした!
1話を見た時、弱弱しいヒロインの姿に、「エ…これがヒロインなの🤨」と不安になったのを覚えています。
あれから5か月も経ったんですね。
ヒロインに対する印象はだいぶ変わりました。
このヒロインは斬新だった気がします!
私はそれほど多くのドラマを見ることができていないのですが、今まで見てきて中国ドラマの中では初めて見るタイプのヒロインで、面白かったです!
斬新なヒロイン、絶対自分が可愛いことを自覚しているヒーロー、風変わりな当て馬、個性豊かな脇を固めるキャラ達。
とても面白かったです。
そして今まで見てきたあらゆる告白シーンの中で一番最低な告白シーン(シチュエーション?場所?)もありましたね😆
毎週楽しんでみてました。
このドラマを見てみようかなと考えている方は、とりあえず5話まで見てみて、それで判断するのがいいのと思います。
旅路
このドラマの副題は Journey to Love となっています。
最初この副題を見た時は、比喩的な意味で、journey という単語が使われているのかなと思いました。
しかし実際にはずっと如意たちは旅をしていました。
そこで、その旅がどんなものだったのか、まとめました。

5話 涌城から渚城を経由し白紗鎮へ行きました。(楊盈による毒盛事件発生)
6話 白紗鎮
7話 涂山鎮を出発し述州に向かう途中、野営しました。
8話 七豊坡へ向かいました。述州へ向かってましたが遠いため天星峡で戦いが行われました。戦い終了後、陵州の凌雲客桟に使節団は滞在しました。如意は清静山へ元禄の薬を取りに行きました。
9話 勝利の宴の翌日、茳城・陶然客桟へ
10話 国境を通過し、安国 許城(前回の戦で安国に奪われた、もとは梧国)に入り、申屠赤に会いました。そして銭昭らに如意が襲われました。
11話 動かず
12話 寧遠舟が如意の考えを受け入れた後、秦家村へ移動しました。
13話 蔡城へ
14話 金媚娘登場。
15話 景城を経て合県へ移動
16話 鄭青雲を始末し、お金も取り返し、さらに李同光が使者としたやってくるというヘビーな1日。
17話 弟子とご対面。
18話 楊盈が元禄と夜明けまで話す回。李同光から7日以内に安都へ到着するようにという皇帝の命令が伝えられました。
19話、20話 合県
21話 俊州、玣州へ移動
22話 玣州で、かわい子ぶりっ子する李同光と、柴明らの亡骸を埋葬し帰徳原へ、さらに安都へ。そして楊盈1日皇宮で待ちぼうけをさせられる。
このような形で22話かけて使節団は梧都から安都へ到着しました。
32話まで使節団は安都にいて、帰りの道中は合県での描写が多かったです。
長い旅路でした。
死闘
結局、心配していた于十三は亡くなってしまったようです。
ただ、他の3人の時と違い遺体がなかったように思うので、どこかで生きていて欲しい、きっと生きているはずだという気持ちでいます。
寧遠舟は四方から腹部を刺されて穴だらけにされてしまいました。
個人的な判断基準として、1本剣が刺さっただけなら助かるけれど2本は助からない、という謎の判断基準があります。
そして寧遠舟は最初1本刺さり、そのあと7本くらい刺さっていたように見えました。
その時点で絶望しました。
そして誰もいなくなったとしても、ヒロインとヒーローは助かるだろうと甘く見ていたのでショックが大きかったです。
まさか寧遠舟まで亡くなってしまうなんて…。
そして如意は初貴妃(安国皇太后)を名乗り元禄君の雷火弾を使って大業をやり遂げると、爆発してしまいました。
まさか本当に楊盈を守っていた主要メンバーが全員亡くなるエンドになるとは思っていませんでした。
ヒーローが亡くなるドラマは見たことがあったのですが、ヒロインまで亡くなったのは初めてでした。
びっくり😭
三週連続泣かされる羽目になりました…😭
なーんて思っていたんですけどね😮
初月の見たもの
ラスト、初月が見た少年はなんだったんでしょうか?
名前は寧十三で任禄という名の妹がいて、母親の姓は任。
如意と寧遠舟が、于十三と元禄から名をもらって子供たちに名付けたとしか思えない状況です。
あれは現実のことなんでしょうか?
如意は二度死んだことにされましたが、二度とも生きていました。
そして今回も雷火弾を投げたのは如意ですから、爆風を読んで助かった可能性もあるかもしれないと思ったりします。
(天幕の中にいた北磐の王族は全員亡くなりましたが。)
助かった如意が戦場から寧遠舟を見つけだし 連れ去り 治療して 2人とも生き延びた、ということなんでしょうか?
初月は少年の肩越しに亡くなったことになっている使節団のメンバーを見ていましたから、もしかしたらあの少年も存在しない幻影という可能性もあるのかなと思いました。
沙西王として、日々の仕事に疲れている初月が見た幻かもしれませんし、あの草原に生えていた黄色い花が実は幻覚作用のある花で、その花が見せた幻という可能性もあるかもしれません。
ただ、これはちょっと、いや、かなり悲しい想像になってしまいますよね。
なので2人は生きているという方向で考えたいと思いました。
最終回には、これまで出てきた人たちが何らかの形で出てきていました。
初貴妃も如意が成りすますという形で存在をアピールしていましたし、簫姸の簪も活躍してました。
六道堂のみんなも幻だったりの形で出てきていました。
そんな中、これまで活躍していたのに出てきていない人がいたんですよね。
そうです、金媚娘です。
如意「媚娘は私が育てた緋衣使よ」
「一念関山」第14話より引用
ということなので、金媚娘は強いです。
戦場にこっそり潜入して人を1人連れ去るなんてこともできるかもしれません。
金媚娘「私が偽造して現場に埋めた(任辛の)遺骨を見つけようやく捜索の手を止めたのです」
「一念関山」第20話より引用
金媚娘は遺体のすり替えとかもできそうです。
なので、もしかしたら金媚娘が気を失っている如意を助け、予め回収しておいた寧遠舟と共に金沙楼の全勢力を挙げて治療し、命を助けてくれたということかもしれないと思いました。
あの戦いの裏で金媚娘が活躍していたのかもしれないと思いました。
そうであるなら于十三も密かに助けられているんじゃ?
そして金媚娘と今も喧嘩(?)しているんじゃ?なんて想像してしまいます。
そうであってほしいです。
王族全滅で北磐は攻めてきません。
中学生くらいに成長したと思われる安国皇帝は親政を始めたようですが、李同光が摂政として導いてきた皇帝ならきっと平和主義者ですよね。
戦のない平和な世の中を 寧遠舟と如意が 子供たちと暮らしている姿が想像できるようなきれいなラストでした。
(最後になりますが、もしまだ「長歌行」を見てない方がいらっしゃったら、見てください。とりあえず28話までで大丈夫ですので。サブスクなどで見られる環境がありましたら、ぜひ。)
追記(2025/05/16)
WOWOWのアンケート調査の結果、3月の放送番組の面白さランキングで、「一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love- 」が1位になったそうです🎉😮🎉
(私はビューワーズボイスというアンケートに答えているのですが、そのアンケートメールに調査結果が載っていました!)
2位は1位常連の欧州サッカーUEFAチャンピョンズリーグで、4位はWOWOWがかなり力を入れて宣伝しており、しかも面白い(見ました)「ジャッカルの日」でした。
その猛者達を制して1位に「一念関山(いちねんかんざん)-Journey to Love-」が来るとは、本当にすごいですよね。
3月といえば最終回が放送されましたから、皆さん3週間泣いた後に高評価したのかなと想像しました。とても面白かったとアンケートに答えた1人として、このアンケート結果がとても嬉しかったです🥰😊🎉
コメント