一念関山(いちねんかんざん) 第5話 心に決めた的 あらすじ
李同光は自分が卑しい存在だから最も高貴な女性である初貴妃には触れられないのだと話した。
如意は楊盈の教育係に就任した。
丹陽王は自分が即位するため、皇后は生まれて来る息子を即位させるため皇帝と楊盈の死を願っていることを如意は楊盈に教えた。
話を聞いた楊盈は如意を使いに出すと、全員にしびれ薬を盛り逃げ出した。
昭節皇后は如意にとって母のような人で慕っていた。
もちろん殺したのは如意ではなく犯人を捜している。
昭節皇后は最期に、簡単に男を愛してはいけないことと子を持つべきことを如意に話した。
子供の遺伝子は寧遠舟からもらおうと心に決めた如意は、全てを話すと動けなくなった寧遠舟に襲い掛かった。
寧遠舟は解毒薬を飲んでから協力すると言って如意を騙し、難を逃れた。
感想・考察
予想できた方いるんですか、これ!?
予想できた方は本当にすごいと思います。
まさか今回のタイトル「心に決めた的」が、子供の遺伝子提供者としての「的」だったなんて!
的が寧遠舟だったなんて!
てっきり復讐の相手が見つかったということだと思っていました。
まさかそういうことだったとは…。
全く予想できませんでした。
このタイプのヒロインは、中国ドラマを見てきた中では初めてな気がします。
すごく新鮮で、あわあわしている寧遠舟も可愛くて良かったです。
違うかもしれませんが、もしかしたら かわいい人が私は好きなのかもしれず、刺さりました。
李同光は嘘をついているのか?
李同光と初貴妃の逢引き現場を見た琉璃は、如意の元従者でした。
それを知り、李同光は口封じしようとしていた琉璃を生かしました。
初貴妃に問い詰められた李同光は、
李同光「以前来た宿国の使者が書いた詩がとてもよかった。”愛する人に関わるもの全てを愛す”私は下女の泣く姿を見て君を思い出し殺せなかった」
「一念関山」第5話より引用
と話してました。
初貴妃にそんなの嘘だと言われましたが、自分が卑しいから高貴な君には触れられない、みたいな話をしてごまかすことに成功してました。
これ、初貴妃と同様、李同光の話は嘘だと思いました。
ただ、宿国の使者の書いた詩の話は本当なのではないかと思うのです。
心の琴線に触れないと、使者の書いた詩なんて覚えてませんよね。
だから、その詩が心に残っているというエピソードは本当なのでは?
琉璃は如意の従者でしたから、李同光の愛する人というのは如意なのではないでしょうか?
如意は李同光の師匠だったみたいなので、愛の種類としては、敬愛なのかもしれませんが、如意を(敬)愛しているから、如意に関わる琉璃のことも殺せなかったのではないでしょうか。
安国では如意は昭節皇后を殺して死んだことになっているので話すことができず、初貴妃に嘘を言ったということでしょうか。
昭節皇后は初貴妃の従姉でもあるので、初貴妃としては如意を恨んでいるでしょうし、なおさら言えないということなのかもしれません。
初貴妃は騙され利用されているのか?
李同光が初貴妃に話した初貴妃に触れられない理由というのが本当なのかが気になるところです。
今も初貴妃を利用しているだけなのでは!?という疑いはぬぐえてません。
李同光「君に触れないのは己の卑しい血筋のせいだ。…(中略)…(初貴妃は)安国で最も高貴な女だ。片や私は…卑しい情夫の息子だ」
「一念関山」第5話より引用
このセリフを聞いて初貴妃はうるうるしてましたし、そういうことか!と納得させられました。
でもやっぱり疑いが拭えないんです。
もしかしたら、あのシーンの最後に李同光のアップが映ったからかもしれませんし、その前の琉璃を生かした言い訳が明らかに嘘だったからかもしれません。
それに、いつも初貴妃は、
初貴妃「私は汚れている?」(4話)
「一念関山」より引用
初貴妃「この汚れた体が嫌?」(5話)
と言っていました。
だから李同光としては切り札としての言い訳として、自分が汚れている(卑しい)説というのは考え付く言い訳だと思うんです。
手札として用意しておける嘘の言い訳な気がします。
なので完全に信用できません。
おそらく、私が どちらかというと 初貴妃に肩入れして 見てしまっているために、彼女が心配だから疑ってしまうのだと思います。
今回、初貴妃には本当にハラハラさせられました。
宴の場で李同光が下女と…という話をみんながしているときの初貴妃の顔!!
あんな顔したらバレちゃうよ。
本当にヒヤヒヤしました。
昭節皇后の最期
如意は昭節皇后は他殺だと言っていますが、今回出てきた昭節皇后の最期の場面は、他殺っぽくないというか、どちらかというと昭節皇后が火をつけて、その中にいることを自分で選んだというように見えました。
なぜならば同じ場所にいた如意は助かっており、しかも昭節皇后は助けに来た如意に遺言を話しました。
あの話している時間で逃げていたら、昭節皇后も助かっていそうですよね。
だから昭節皇后は火の中にとどまることを自分の意思で選んだように見えました。
それを如意が他殺だと言っているので、昭節皇后はそうせざるを得ない状況に何者かによって追い込まれたということでしょうか?
場所が邀月楼ということなので、酒楼とか妓楼とかそういう場所っぽいと思ったのですが、宮中にもそういう名前の場所があるんでしょうか?
なんでその場所に昭節皇后がいたのかということも気になります。
意味深な最期の言葉
昭節皇后「簡単に男を愛してはダメよ。でも自分の子は持ちなさい」
「一念関山」第5話より引用
この言葉は、男に痛い目に遭わされたことのある人のセリフのように思えます。
そして昭節皇后の従妹に当たる初貴妃が今騙されているかもしれないという状況があります。
そのため、昭節皇后があの最期を迎えることになったのは男に騙されたからなのではないかと思ってしまいました。
どうなんでしょうね。
そうだとしたら、5年前宰相だった人とかが怪しそうじゃないですか!?
あるいは皇帝か…?
そういえば…
3話で元禄君は、如意に噛まれてから兄貴は変わったと言っていて、私は噛まれたからじゃなくて、如意のセリフにぐっと来たから変わったんだと思う!と考察しました。
ところが今回、寧遠舟は如意に噛まれた場面を回想してました😇😂
結局噛まれたからなの!?
そこだけ、突っ込みを入れたかったです。
それから今回気になったことと言えば、
寧遠舟「銭昭は朱衣衛を恨んでいるから見抜かれるな」
「一念関山」第5話より引用
というセリフから、銭昭は朱衣衛との嫌な過去があるらしいこと、
楊盈「第三皇子は李承遠」
「一念関山」第5話より引用
というセリフから安国には第三皇子がいるらしいことが明らかになりました。
第一、第二皇子は名前が出てきてましたが第三皇子は出てきてなかったと思うので、なぜ出てきていないのかなどチェックしたいと思います。
それでは、6話見てきます!
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