一念関山(いちねんかんざん) 第7話 計略を巡らせて あらすじ
丹陽王は、使節団暗殺のため側近の周健に軍を預け派遣した。
その情報を掴んだ寧遠舟は、自身も丹陽王から派遣されたと偽り、周健に近づいた。
寧遠舟は周健に計画が変わったと話し一時の安全を確保した。
寧遠舟たちは戦わずに勝つ方法を考えていた。
殺せば済むことなのにと如意は思った。
皇后・簫姸は丹陽王を呼び出し、周健を派遣したのか問い詰めた。
丹陽王は おじ である永平侯の行ったことだと言い、自分の皇后になってほしいと簫姸に話した。
しかし簫妍は、夫の寵愛に左右されない皇太后を目指すと突き放した。
元禄は なぜ如意を受け入れないのか寧遠舟に尋ねた。
寧遠舟は如意は任務を黙々とこなす操り人形のようで哀れだから 優しくし 世界を見せたいと話した。
周健は罠だと気づき…?
感想・考察
梧国もなの!?
安国の宮廷模様もスパイシーな感じでしたが、梧国もでした。
どうやら丹陽王と簫姸は勉強仲間(?)でよく知る間柄で、その頃から丹陽王は簫姸を好きだったっぽいです。
しかし簫妍は兄と結婚したという経緯があったということでした。
簫妍「私は皇太后を望むわ。皇后の栄華は夫の寵愛にかかっている。でも皇太后になれば我が子の即位前に実権を掌握できるわ」
「一念関山」第7話より引用
この皇后のセリフが印象的でした。
後宮での女同士のサバイバルバトルは色々見てきましたが、本当に大変そうです。
そこから抜け出すためには皇太后になるのが一番。
皇太后になれば命の心配をすることもなく皆から敬われて生きていけるんですもんね。
すでに他に妻がいる丹陽王に嫁いだら、またサバイバルバトルの始まりです。
2回もサバイバルバトルを生き抜かなければならないなんて 人生ハードモードすぎます。
簫姸はすでに皇太后への切符をゲットできているので丹陽王を選びませんでした。
これで梧国の宮廷恋愛模様は幕を閉じる…のか!?
簫妍は生まれてくる子供が男の子だと信じていますが、それが違った場合などまだまだ波乱が起きる可能性はありそうです。
梧国からも安国からも目が離せません。
宣戦布告
すでに如意のことを好きっぽいのに、寧遠舟は如意の計画に協力しようとしません。
それがなぜなのか、元禄君のおかげで本人が話しました。
寧遠舟「如意は白雀の出だから男を誘惑する術は心得ている。だが感じるんだ、操り人形のようだと。黙々と任務をこなすだけだ。与えられた任務の意味を考えようとしないし、そんな発想すらない」
「一念関山」第7話より引用
気になったのはこの部分でした。
(この後はなんやかんやで如意が好きだと暴露していたので割愛)
きれいに包装されているので包装を解くと、つまり「やだっ、そんな機械的に言い寄られても全然うれしくないっ!もっと心の底から全身全霊で私のことを好きになってくれなきゃ協力しないっ!受け入れないっ」ってことですよね?これ。
白雀にいた時にターゲットを落とすために使った手練手管で言い寄られても 全然うれしくない。
どっきりはしちゃうけど、全然うれしくないっ、ってことですよね?
なるほどね。
私はこれを寧遠舟から如意への宣戦布告だと受け取りました。
そんな態度だったら受け入れないんだからねっ🙁な寧遠舟 V.S. 男を落とすのなんて簡単😘な如意。
どちらが勝つのか。
盾と矛、どちらが強いのか。
熱い展開になってまいりました!!
今回の如意
朱衣衛と六道堂、国にとっては同じような組織でも、その気風はだいぶ違いそうです。
・同じ部分
寧遠舟「朝廷は大した俸給も払わないくせに完璧な仕事ぶりを求めるのだ」
「一念関山」第7話より引用
如意「どこも同じね。私も在任中報奨金をもらうのに一苦労だった」
これは現代人でも頷きながら見ている人がいそう!
・違う部分
如意「命を懸けるのが我らの仕事でしょ?」
「一念関山」第7話より引用
寧遠舟「簡単に命は懸けられない」
如意「周健を殺せば済むのに手をかけすぎよ」于十三「強行突破すれば多くの犠牲が出るから寧さんは戦わずして勝つ方法を選んだ」
「一念関山」第7話より引用
如意「朱衣衛に入った初日に逆らえば死罪だと教え込まれる。六道堂も同じでしょ?」寧遠舟「もちろん違う」
「一念関山」第7話より引用
特に寧遠舟が堂主である六道堂は、朱衣衛とは違うようだと如意は学びました。
なぜ寧遠舟に従うのか于十三に聞いて勉強してました。
話を聞いた感じ、朱衣衛よりも六道堂のほうが思いやりがあり、仲間を大切にする組織のような印象を受けました。
それはそのまま寧遠舟の人柄だと思います。
死と隣り合わせの人生で、任務を疑問に思うこともなく淡々とこなしてきた如意が寧遠舟に出会いどう変わるのか、すごく楽しみになってきました!
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