雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ #10 出生の疑惑 あらすじ
子羽は水底にたどり着き箱を回収したが、途中で意識を失った。
雲為衫が助けに来て空気を渡し、子羽は第1関門を突破した。
上官浅は金繁から記録を奪い返すよう雲為衫に求めた。
雲為衫は拒んだが、上官浅は強要した。
雲為衫は金繁から記録を盗み上官浅に渡した。
金繁はすぐに雲為衫を疑い、雲為衫は部屋に軟禁された。
子羽は雪家の刀法”払雪三式”を授けられ、さらに先代執刃が子羽に期待していたことを話した。
先代執刃は歴代最年少紅玉侍である金繁を緑玉侍にして子羽の側近にしていたのだった。
感想・考察
キスシーンきました!!
最初は雲為衫が溺れた子羽に空気を口移しにするというもので、2回目も目を覚まさない雲為衫を子羽が人工呼吸(?)するというものでした。
なので私は、「なるほど今回は人工呼吸で軽くジャブ回ね。でも、ごめんなさいね。人工呼吸はキスに数えないの、私。だから今回のはノーカンよ」みたいな謎の上から目線でのんびり見てました。
そ・し・た・ら。
子羽が目を覚ました雲為衫にキスしたー!!!!
しかも2回目いった!!!
ありがとうございますと思いながらも、こっちは人工呼吸で終わると思ってたので心の準備ができておらず少しパニックです。
でも本当にありがとうございました。
雲為衫も子羽も助かる方法
前回、霧姫夫人が無名かもしれないという話になりましたが、霧姫夫人の反応を見た雲為衫は「無名」と呼んでしまったことを誤魔化しました。
ついに無名が誰だかわかるのかな?
とワクワクしていましたが、分からずじまいでした。
霧姫夫人「あなたも噂を信じたのね。子羽のためにどんな危険も冒す覚悟が?」
「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ 」#10 より引用
このセリフを聞いた時、霧姫夫人は子羽の味方かもしれないと思いました。
8話を見た時は、霧姫夫人の話ぶりを聞いた限り、子羽は先代の子ではないとしか思えず、執刃の資格を奪われたら頑張っている子羽が可哀そうだという思いから、霧姫夫人が無名だったらいいなと思っていました。
けれど、今回のこのシーンを見て、別の可能性があることに気づきました。
霧姫夫人「忘れたの?私は羽宮の人間よ。子羽の生母ではないけど名義上は子羽の母親となる」
「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ 」#10 より引用
もしも霧姫夫人が子羽のことを本当の子のように思っていて、どんな危険でも冒す覚悟があるのだとしたら、子羽を執刃の地位から引きずり落とすために近づいてきた2人を逆に利用して、子羽の地位を安泰にするために2人を罠にかけるのではないでしょうか?
霧姫夫人「子羽の秘密を暴くには記録だけでは不十分よ。私の証言とその記録を合わせれば角公子の助けになれる」
「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ 」#8 より引用
今回、雲為衫が金繁から記録を奪ったことで、尚角が記録を手に入れました。
尚角は子羽が執刃の資格を備えていないことを長老たちに訴えますよね。
その時、霧姫夫人の証言が必要になるはずです。
そこで霧姫夫人は子羽は確かに執刃の子だという証言をするのではないでしょうか?
それにプラスして、部屋から記録が盗まれたことを話せば、尚角と遠徴は記録を盗んだ窃盗犯である上に兄弟である子羽を執刃の地位から引きずり降ろそうとした奴らということになります。
先代執刃「”一族の者は疑いあうなかれ”祖先の訓戒を忘れたか」
「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ 」#5 より引用
宮門は離間策にかからないよう、このような掟があるみたいですし、尚角のやろうとしていることは宮門では好まれないのではないでしょうか。
実力的には執刃にふさわしいと思われている尚角ですが、長老たちに悪い印象を持たれ執刃にふさわしくないと思われれば、子羽の地位は安泰になります。
今回雲為衫が上官浅から記録奪取を命じられて断ったのも、あの記録が子羽にとって重要だということを尚角側に印象付けるためで、拒否しつつも結局金繁から記録を奪ったのは、”子羽を守るためならどんな危険も冒す同盟”を組んだ霧姫夫人と雲為衫の計画の1部だからではないかと思いました。
このように考えれば、金繁と紫商姉上から失われた信用も最終的には取り戻すことができます。
もちろん、単なる妄想です。
金繁
金繁が紅玉侍だと判明し、いろいろ納得いきました。
これまで、緑玉侍である金繁は後山の人々のことや試練の内容を知っているのに子羽や紫商姉上が知らないのは不思議だな、緑玉侍は知ってるのになんで上の人たちが知らないんだろう?と不思議に思っていましたが、金繁が特殊な存在だから知っていたのだとわかりました。
緑玉侍だから知っているではなく、かつて紅玉侍だった金繁だから後山のことを知っているということだったんですね。
謎が解けました。そして紫商姉上が金繁を好きになった経緯も判明しました。
コメディ担当の紫商姉上ですが、父は弟だけを溺愛していて、父に愛されないという悲しい側面も持っていました。
愛に飢えていた紫商姉上が病に倒れた時、看病してくれたのが金繁だったのです。
金繁はその時から塩対応でしたが、紫商姉上にはものすごく優しく映り惚れてしまったということみたいです。
コメディ担当だと思っていると、たまに悲しい側面を見せてくる紫商姉上には幸せになっていただきたい!
金繁、よろしくお願いします。
そして、金繁が子供のころ子供の子羽に付けられたという情報が今回出ましたので、金繁が無名という説は間違いだと思いました。
恐らく、無名が宮門に入ったのは子羽が生まれたころです。
金繁と子羽の年はそれほど離れていないようですから、金繁が無名だとしたら5歳くらいで宮門に送り込まれたということになってしまいます。
さすがにそれはないですもんね。
来週の雲之羽
#11「裏切りの証言」#12「知られざる正体」です。
「裏切りの証言」というのは、霧姫夫人が尚角を裏切る証言ということでしょうか?
そうであってくれ!
「知られざる正体」は、無名の正体がついに!?ついに判明するでしょうか。
いったい誰なんでしょう。
それとも、全く別の人の正体なんでしょうか。
そういえば今回、上官は自分の任務の優先度のほうが高いと言い、雲為衫は優先順位などないと言っていましたが、明らかに上官浅の優先順位の方が高くないですか?
だって雲為衫が任務を知らされたのは数か月前なのに、上官は4年前から出会いを仕込んでいました。
準備期間が違いすぎます。
この仲良しなのか仲良しじゃないのかわからない無鋒の刺客2人は今後どうなるのか、きになります。
本当にこのドラマ、一気見できないの辛いですね。(毎週言ってる)
コメント