雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ #17 明かされた正体 あらすじ
雲為衫は月長老を呼び出し雲雀について尋ねた。
月長老は雲雀を愛していたことを話した。
2人の話を盗み聞きしていた子羽は、雲為衫が無鋒だと知り部屋に乗り込んだ。
2年前、上官浅の師匠である点竹は毒を盛られた。
雲雀は百草萃を盗むため宮門に侵入した。
遠徴に見つかり追われた雲雀を、月長老は無鋒と知らずに保護し、咎められてからも薬の実験台としてそばに置いた。
戻らなければ無鋒の秘密を知る雲雀を葬るため刺客が送られ続ける。
月長老は雲雀に仮死薬を与え宮門に亡骸を吊るすことを提案した。
月長老が助け出す前に雲雀の身体は無鋒にさらわれ、雲雀は死んだふりをしたとして殺された。
雲為衫には宮門に殺されたと知らされた。
感想・考察
雲雀回でした。
子羽に雲為衫の正体が知られた時は、どうするこれ?どうしようこれ?どうなっちゃうのこれ?とパニック状態になりました。
「明かされた正体」というタイトルで、ちょうど無名の正体が視聴者に明かされたところでしたから、無名の正体が宮門にもバレるのかな?なんて思っていました。
まさか雲為衫の正体だったとは。
ハラハラ見守っていましたが、正体を知った子羽が部屋に乗り込んできてからも月長老の回想は続きました。
これどうなっちゃうんでしょうか。
世間知らずの月長老
ずっと後山から出たことがなく善良かつ世間知らずだった月長老(当時は月公子)が、うっかり雲雀を保護してしまい、助けたくなってしまい好きになってしまったということが語られました。
月長老は雲雀にずっとそばにいてほしいと思い、雲雀も同じ気持ちでしたが、自分が戻らなければ刺客が送られ続け宮門の人たちに危険が及ぶからと芝居をすることにしました。
17話まで見てきた視聴者としては、宮門にいくら刺客が送り込まれようと後山まで侵入するのは難しいと判断できます。
上官浅すら後山には来たことがありません。
月長老がそのことに気づいてくれていれば、2人は今も幸せに暮らしていたかもしれません。
子羽の試練についてきた雲為衫と雲雀は、涙の再会を果たしていたかもしれない と思ってしまいました。
もしかして、ろ…?
月長老と雲雀が恋愛関係(?)にあったということで気になるのが、月長老の年齢です( ´艸`)
4話には、月長老が年齢について話す場面がありました。
月公子「私はあなた(紫商姉上)の兄君より年上です」
雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ #4より引用
紫商姉上には、弟しかいません。
ということは、この「兄君」というのは、喚羽なのではないかと思いました。
喚羽の年齢が29歳だということは3話に出てきていました。
月長老の年齢は30歳以上ということだろうと思われます。
アラサー(?)での初恋相手が雲雀だったんですね。
雪重子が昔より若返っていると思われ、後山の人たちは老人で生まれて若返るのかなとも思いましたが、雪公子は普通の人間と同じような年の取り方をしていますから、雪重子が特殊なのだろうと今は思っています。
点竹・鴻羽・喚羽
今回、いろいろなことが明らかになりましたが、その1つに上官浅の師匠が点竹だということがあります。
上官浅は孤山派の遺児のふりをしつつ、2年前点竹に送仙塵を盛ったという話を尚角にしていました。
実際に盛ったのは拙梅らしいのですが、上官浅は話を合わせるために自分がやったと。
送仙塵と言えば、鴻羽と喚羽がなくなる原因となった毒です。
鴻羽と喚羽は毒を盛られ、さらに戦ったことで亡くなりましたが、点竹は毒を盛られてからも1か月くらい生きていて、雲雀が持ち帰った百草萃で命を取り留めました。
上官浅「一月余りして点竹は元気な姿で現れたの」
雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ #17より引用
1月程度生きられる毒ということが判明したので、喚羽と鴻羽は毒を飲まされたことで弱り、鄭南衣と無名に(?)倒されてしまったということなのかなと思いました。
そして、月長老と雲雀が過ごしたのは1月程度の短い時間だったんですね。
2年前
点竹に毒が盛られ、雲雀が宮門に侵入したのは2年前でした。
そして2年前と言えば、賈家職の息子が病気になったのも2年前です。
近所に住む女性「(賈家職の息子は)2年前病気になってね。かなり重い病だった。でも突然宮門の医者が来て救ってくれたのよ。…(中略)…ただ命は助かったけど、それ以来少しおかしくなったのよ。…(中略)…突然ものすごく力が強くなったの」
雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ #14より引用
このことも、点竹が襲われたことと関係しているんでしょうか?そして今回かなり衝撃だったのが、このセリフです。
雲雀を殺した女「寒鴉肆、この者の骸を下げよ。宮門に殺されたと雲為衫に伝えるのだ」
雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ #17より引用
雲為衫が雲為衫になったのは、1話の時のはずです。
けれどこのセリフが発せられたのは、雲雀が亡くなった時です。
今日が雲雀の命日だと寒鴉肆は言っていましたから、今からちょうど2年前のことのはずです。
それなのに、その時点で雲為衫のことを雲為衫と呼ぶ女。
この女は誰なのか。
点竹なんでしょうか?
この時点ですでに雲為衫は雲為衫として宮門に潜入することが決まっていたんでしょうか?ええ?
ものすごくびっくりしました。
一体どういうことなんでしょうか。
とりあえず、今回、雲為衫は雲雀をころしたのが無鋒だと知りました。
雲為衫にとっての敵は無鋒になったということでは!?
半月之蠅が毒ではないと判明し、宮門が敵ではないと判明しました。
これはハッピーエンディングのための布石だと思いたいです。
子羽は無鋒だと知りつつ、雲為衫を拘束せず月長老に話を続けさせました。
無鋒だと知られてしまった雲為衫がどうなるのか、次話見てきます!
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