雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ #19 救出作戦 あらすじ
子羽は紫商、金繁、小黒(花公子)、雪重子、雪公子の協力を得て牢を爆破し雲為衫を救出した。
尚角は追いかけ、戦い、重傷を負った。
上官浅は、尚角の内力が弱る日を知った。
霧姫夫人は上官浅に、尚角を殺してくれたら欲しいものの場所を教えると取引を持ち掛けていた。
三域試練に挑んでいる間は罰せられないため、子羽は第3の試練に挑むことにした。
月長老は雲為衫に宮門から去り伴侶を探し暮らすよう勧めた。
雲為衫は、”出ていくが、伴侶は子羽だけだ”と話した。
遠徴は上官浅に、10年前の無鋒の襲撃により朗と泠夫人が亡くなったことを話した。
霧姫夫人の持参した箱を雲為衫が開けると、針が刺さり…?
感想・考察
雪重子の顔芸がかわいかったです。
初めて年相応のお子様に見えました。
そして雪重子の顔芸から何を求めているかを判断し受け答えする雪公子も良かったです。
雪重子の正体は、子供の頃の雪公子の側にいた大人の人だと思うのですが、なぜこんなにかわいくなってしまったんでしょか。
彼だけですよね。時間が逆行してそうなのは。
ついに明かされた10年前のこと
上官浅は尚角からの信頼を得たことで、遠徴とも仲良くなり、ついに10年前何があったのかを遠徴が教えてくれました。
尚角「10年前の変事以来、宮門は他と群れず力を蓄えてきました」
「雲之羽~揺らめく愛、刹那の二人~」#2より引用
#2では、このような話があり、宮門は他の門派と関わらないようにしてきたということが語られていましたが、その理由は10年前の襲撃が、助けを求めてきた門派を宮門が保護しようとしたことから始まったためだったんですね。
助けようと迎え入れた門派の中身は無鋒で、宮門は痛い目に遭いました。
その過程で泠夫人と朗はお亡くなりに。
鴻羽「あの時お前(尚角)にはすまないことをした。本来執刃の位は…。…(中略)…しばらく前から考えていたのだが…」
「雲之羽~揺らめく愛、刹那の二人~」#2より引用
この話から、10年前にあったことのせいで次期執刃と目されていた尚角は少主になれなかったということと、鴻羽は今になって尚角を少主にしようとしているということを読み取りました。
10年前にあったことは尚角が少主になれないような事件=尚角に何か責任があるような事件なのではないかと思っていましたが、今回の話を聞いた感じ、そういうことではなさそうです。
最愛の弟と母を失った尚角は塞ぎ込んだり、精神的に弱いと思われるようなことをしてしまったりしたことで、少主としてふさわしくないのではないか、というような声が上がり、喚羽が選ばれたということなのかなと思いました。
10年前の経緯は尚角には全く責任がないということが分かったので、今になって鴻羽が尚角を少主にしようとしたことは納得できると思いました。
母と弟を失った尚角は少主に選ばれず、ただでさえ落胆していたのにさらに追い打ちをかけられたと思います。
鴻羽はそのことを後悔していたのかもしれません。
雲為衫を尋問中の尚角に会いに来た謎の人は誰?
雲為衫を尋問中の尚角の所に、謎の人物が訪ねてきました。
歩き方や胸、あごのラインの印象、そして尚角と同じくらいの身長に見えたので、たぶん男性だと思うのです。
その頃、子羽、金繁、花公子、雪公子は雲為衫救出作戦に参加中でしたから、この4人ではないですよね。
謎の人物をみた尚角の第一声は「なぜ…」でした。
遠徴なら尚角は「なぜ…」とは言わないですよね。
髪の毛はちょびっとだけ見えた気がするのですが、白髪が混じってなかったように思えるので、月長老でもないと思います。
その場合、他に男の人っていましたっけ?いなくないですか?あれ?誰か見落としてますか?
2話で鄭南衣に会いに来たのが誰かという謎がやっと16話で解けたと思ったら、また謎が。
誰なのかとても気になります。
気になる上官浅のセリフ
上官浅も尚角を愛してしまっているらしいと知り、気になったのがこのセリフです。
上官浅「標的を愛してしまった刺客の末路はこの上なく悲惨よ。以前情に溺れたバカな刺客がいたけど、その死に方はむごいとしか言えなかった」
「雲之羽~揺らめく愛、刹那の二人~」#15より引用
これは誰のことを言っているんでしょうか。
思い返せば、鄭南衣は寒鴉柒のことが好きで、利用されて悲惨な末路をたどっていましたが、でも愛した人は寒鴉柒なので標的ではありません。
上官浅が知っていそうなもう1人の女性が、師匠である点竹です。
点竹は拙梅と孤山派の男の交際を強く反対して男にひどいことをしたわけですが、もしかして点竹もこの男の人のことが好きだったとかあるでしょうか?
その場合も標的ではないわけですが。
誰のことを言っているのか、そしてその方はどうなってしまったのか急に気になりました。
嫌いだと言ったこと
15話の嫌い発言についてです。
月長老はすぐに雲為衫を雲雀の姉だと気づいたため、偽の試言草を飲ませ救いました。
だから雲為衫は普通に嘘を付ける状態だったらしいです。
そして今回、雲為衫は愛を断ち切るためにあえて「嫌い」と言ったのだと告白しました。
あの告白は、愛の告白だと思っていたのでちょっと残念な気持ちです。
でもよくよく考えてみると、断ち切らなければならないと思ったということは、つまり愛しているということなので、どちらにせよ雲為衫が子羽を好きなことは変わらないということで自分を納得させました。
ということで、次話見てきます!


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