雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ #20 予期せぬ再会 あらすじ
紫商は首の後ろに赤い痣のある人物に霧姫夫人が襲われる場面を目撃した。
喚羽が見つかった。
喚羽は霧姫夫人が無名であること、無名に武芸のできない体にされ監禁され、無量流火の在りかを言うよう脅されていたことを話した。
鴻羽は無鋒と知っても霧姫夫人を側に置き、霧姫夫人は宮門に寝返った。
しかし花嫁選びの日、無鋒から家族の命を盾に指令が届き、霧姫夫人は動き始めたのだった。
雲為衫は解毒剤をもらいに行く上官浅に、宮門の地図を渡した。
紫商は喚羽の首の後ろに赤痣があるのを見た。
上官浅は、雲為衫が無鋒の刺客である証拠だと言って、預かった地図を尚角に渡した。
宮門を去る決意をした雲為衫だが、遠徴に見つかり…?
感想・考察
喚羽が生きていたことで、えーっとまず驚き、そして喚羽が霧姫夫人を襲ったらしいと知りさらにええええっー!?と驚き、大変な回でした。
いやびっくりです。
見返してみると、霧姫夫人が書いた文字は「羽」と「刃」に見え、喚羽が執刃を襲ったと言いたかったのではないかと思えてしまいました。
そして訪ねてきた子羽が喚羽に言及した時、霧姫夫人は何か言いたそうに大きくうめき声をあげていました。
「喚羽を信じちゃダメ、絶対」
と言っていたのかもしれません。
でもその言葉は子羽に通じていません。
子羽は大好きなお兄ちゃんが帰ってきたことに喜び、執刃の位をお兄ちゃんに返そうとしています。
あちゃー。
喚羽の動機
霧姫夫人が受けた指令の内容が明らかになりました。
”家族を助けたければ無量流火を…”
「雲之羽」~揺らめく愛、刹那の二人~#20より引用
霧姫夫人が命じられていたのは無量流火の在りかを探ること(?)なのかなと思います。
そうなると、鴻羽殺害は霧姫夫人の仕業ではないと思われます。
そもそも霧姫夫人にとって鴻羽は恩人ですし、家族と同じくらい大切な人だと思うので、たとえ指令を受けたとしても とても迷うのではないかと思うのです。
指令を受けたのが花嫁選びの日で、その翌日に鴻羽を殺害するというのは考えにくいのではないでしょうか。
ということは、喚羽が鴻羽を殺害したということに。
これについて、動機には心当たりがあります。
鴻羽は少主を喚羽から尚角に変えようとしていました。(2話)
それを阻止するためではないでしょうか。
また、鄭南衣は無量流火についての情報を知っており、三長老と鴻羽、喚羽の、尚角しか知らないはずの無量流火の情報がどうして漏れたのかということが問題になっていました。(5話の尚角の回想より)
霧姫夫人が無量流火について知っていたので、20年以上前に、すでに無鋒は無量流火を知っていたのだと思っていました。
しかし今回を見たことで、無鋒が無量流火について知ったのは最近だとわかりました。(たぶんそうですよね)
無量流火の情報を無鋒に流したのも喚羽なのではないしょうか?
それを鴻羽に知られる前に殺した、みたいな。
鄭南衣の玉飾りに送仙塵を仕込んだのも喚羽なんでしょうか?
霧姫夫人「宮尚角を殺して。…(中略)…あなたの欲しい物は後山にある。宮尚角を殺してくれたら詳しい場所を教えるわ」
「雲之羽」~揺らめく愛、刹那の二人~#20より引用
この場面を見た感じ、霧姫夫人は無量流火の在りかを知っているようでした。
霧姫夫人は鴻羽の事件の時、喚羽が鴻羽を殺害するのを目撃し、それを黙っている代わりに無量流火の在りかを聞き出したんでしょうか?
そして2人は共犯関係に?
でも、なぜ喚羽は死んだふりをする必要があったんでしょうか。
”父が鄭南衣に殺された”と霧姫夫人と口裏を合わせて証言する手もあったのではないでしょうか。
あの日、尚角は出かけましたから、あの時点で鴻羽がなくなり自分が死んだふりをすれば、掟上 子羽が執刃になるのは喚羽は分かっていたと思います。
仲良しの弟だから、あとから自分が生きているとわかれば執刃の位を譲ってくれると思って?
そういえば、
霧姫夫人「子羽と金繁は花宮へ行ったわ」
「雲之羽」~揺らめく愛、刹那の二人~#20より引用
と霧姫夫人が喚羽に報告した瞬間、霧姫夫人は襲われました。
この言葉で、喚羽は子羽が第3試練に突入したと知ったと思います。
もしかして喚羽は、子羽は第3試練を突破できない=執刃になれないとおもって、その場合に少主だった自分が宮門にいれば、自分が執刃になれると思って被害者面して宮門に戻ったんでしょうか?
霧姫夫人を監禁犯に仕立て上げて?
でも執刃になりたくて鴻羽を殺したなら、自分があの時生きて執刃になった方が手っ取り早いです。
鴻羽がなくなり喚羽が生きていれば、とんとん拍子で喚羽は執刃になれたのに。
なぜ死んだフリ、監禁されたフリなんてする必要があったんでしょうか。
月長老が襲われた理由
月長老が襲われた第2の事件について喚羽は、無量流火の在りかを吐かせるために無名が自分を脅そうと思って襲ったと言っていました。
あの瞬間、”謎が解けた!”とすっきりした気分を味わいました。
けれどそれは嘘だろうと思います。
そうだとすると、なぜ月長老は襲われたのか。
またわからなくなりました。
前回牢を訪ねた人物
前回、男性だと思われる人物が雲為衫を尋問中の尚角のところにやってきました。
しかしあの時、名前のでている男性が全員あの人物ではないと思われ、誰だろう?と不思議に思っていました。
あれは喚羽なんでしょうか?
今回、金繁は尚角が雲為衫脱獄事件について追及してこないことを不思議がり警戒していました。
これも尚角が喚羽とつながっているから?
しかしそうだとすると、尚角は喚羽が武芸のできない体にされていないことを知っていることになります。
それなのに喚羽はそのふりをしていて みんなを騙していて、それを尚角が黙っているのはなぜなんでしょうか。
加えて、霧姫夫人の無鋒からの指令に尚角殺しは入っていないと思われます。
それなのに霧姫夫人は上官浅に取引を持ち掛けました。
ということは、尚角を殺したいのは霧姫夫人と共犯関係にあった喚羽なのではないでしょうか。
喚羽は尚角を殺そうと思っていて、同時に利用しようとしてるんでしょうか?
そのことに尚角は気づいていない?
喚羽は怪しすぎる動きをしているのに!?
イヤー、もう謎だらけです。
そういえば、前回の終わり、霧姫夫人からもらった箱を開けて雲為衫が毒針を受けてましたが、今回は てんやわんや で、あれが何だったのかも全く解明されていないですね。
どういうことだってばよのオンパレードです。
そして次週から1話ずつしか放送されないっていう…ね。
来週は、#21「宮門との別れ」です。
雲為衫は遠徴に見つかってしまいましたが、それでも宮門と別れることになるんでしょうか?
牢に入れられて尋問されることになりそうな気がするのですが、そんなことはないんでしょうか。
雲為衫が痛いことをされず、子羽と幸せになってくれればいいのですが。
そして、全ての謎がすっきりするといいですね。
あと4話しかないと思うと、すごく寂しいですが、でも謎がすべて解決する日が楽しみでもあります。
コメント