雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ #21 宮門との別れ あらすじ
刺客であることを認めた雲為衫に、花長老は刃を向た。
子羽は守ろうと戦い花長老の刀を折った。
花長老の刀を折った子羽は第三の試練を突破し、執刃として認められた。
子羽は雲為衫を逃がした。
後山に住む邪な者を阻むため無量流火は作られたこと、人に対して使ってはいけないことを子羽は知った。
紫商の部屋で爆発が起き、紫商は昏睡状態となった。
雲為衫は魍4名が集う万花楼に連れていかれた。
討ち入りの日は尚角の内力が弱まる5日後に決まった。
その日は子羽の承継の儀の日でもある。
雲為衫は街の者に子羽への手紙を託した。
寒鴉肆は雲為衫を逃がした。
喚羽は実の父と鴻羽の敵を取りたいので無量流火を無鋒に使ってほしいと子羽に頼んだ。
感想・考察
エンドロールが流れた時、”え?もう終わり!?”と思わずつぶやきました。
今週は嵐の前の静けさとでもいうのでしょうか、紫商姉上の事件や後山の秘密は意外でしたが、いつもに比べると落ち着いてみることができました。
それでも金繁と最後の流れには”おおっ!?”となりましたが。
来週が楽しみすぎますね。
喚羽の出自について語られましたので、宮門関係図を再改定しておきました。

紫商姉上爆破事件
紫商姉上爆破事件の犯人は、喚羽。
と今のところ思っていますが、どうでしょうか。
紫商「子羽聞いてよ。後山へ行った罰で地下蔵で跪けと…」
「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~」#20 より引用
と言いながら紫商姉上は前回子羽を訪ねました。
そしたら子羽は喚羽の背中に薬を塗っていて、それで紫商姉上は、霧姫夫人を襲った犯人と同じ痣が喚羽にあることを知りました。
紫商姉上の言葉は喚羽にも聞こえていたでしょうから、紫商姉上が後山に行ったことを喚羽は知りましたよね。
それに、第1発見者が紫商姉上だということは、いろいろな人から聞いたかもしれませんし。
だから何か見られた可能性を考慮し、口封じしようと思ったのではないでしょうか。
遠徴「(焼け跡にあった遠徴の手袋は)かなり前になくし捜していた手袋だ」
「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~」#21 より引用
かなり前ということなので、喚羽は何かあった時には遠徴に罪を着せようと、予め手袋を盗んでおいたということ!?
てっきり、喚羽のしていることは鴻羽が尚角を少主にしようとしていることを知っての衝動的な犯行のように感じていましたが、計画的なものなのかもしれないですね。
喚羽の望み
これが本当の喚羽の望みかどうかは分かりませんが、とりあえず今回、喚羽は子羽に、無量流火を使って父2人の敵である無鋒を倒したい的なことを言っていました。
前回、無鋒に無量流火の情報を流したのは喚羽ではないかと考察しました。
完全に消去法です。
三長老でも尚角でも鴻羽でもないなら、喚羽しかいないよね、という。
つまり、喚羽は無鋒とつながっているのではないかというのが私の推理です。
しかし、今回、喚羽は無量流火を使って無鋒を倒したいと話しました。
一体どういうこと!?
子羽には無鋒を倒すために使うと言っているけれど、実際には別のことに使おうとしているんでしょうか?
もうすぐ最終回なので、最終回の前に全部見返したいと思い少しずつ見直しているのですが、そうしたら2話で、このようなシーンがありました。
鴻羽「お前(尚角)は帰ったばかりで休ませるべきだが先ほど知らせが入り相談したいことができた」
「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~」#2 より引用
今回を見て、この知らせというのが、喚羽が無量流火を使おうとしているということなのではないかと思いました。
そして、喚羽が無量流火を使おうとしていることに気づいたのが先代の月長老で、先代の月長老が鴻羽に喚羽の怪しい動きを報告したのではないでしょうか。
喚羽は「実は、生きていました☆」と宮門に帰ってくる必要がありますが、その時喚羽が無量流火を使おうとしていることを知っている月長老がいると都合が悪いため、月長老は口封じされたのではないかと思いました。
鴻羽が尚角を次期執刃にしようとしたのは、喚羽の怪しい動きを知り、少主としてふさわしくないと思ったからかもしれないと思ました。
とりあえず、今回、喚羽の動機は少主から外されそうだからとか、そういうことではなさそうだと思いました。
三大敵
まさかの、後山に邪な者という、恐らく人ではない何かが潜んでいると明かされました。
宮門にとっての敵っぽい何かは、大きく分けて3つありそうです。
まず、無鋒です。
そして怪しい動きをしている喚羽、さらに邪な者です。
奇しくもあと3話なので、このドラマはこの三大敵を倒して終わりなのかな?と想像しました。
今回の最後、尚角と子羽がタッグを組んで長老たちに何かを訴えようとしたところで終わりました。
あれは何なのか、めちゃくちゃ気になります!
ということで、次回のタイトルを見てきました。
次回、#22は「四魍の襲撃」ということで、無鋒が10年ぶりに来るっぽいです。
今回、雲為衫は街の人に手紙を届けてもらっていました。
あれに無鋒の襲撃について書かれていて、それについての報告を子羽と尚角は長老たちにしようとしているのかもしれないですね。
お母さん(寒鴉肆)は雲為衫が手紙を託したところを見ていたようにも思えたので、あの手紙は届かないのではないかと思いましたが、お母さんは手紙も見逃してくれたっぽい!?
宮門に危機が迫っているという情報が届いているといいのですが。
きっと紫商姉上は、命を狙われたことで喚羽の痣について子羽に話したと思います。
なので、無鋒の襲撃を無事にかわすことができたら、喚羽の犯したいろいろな事件の真相が解明されて、そして喚羽が逃げて無量流火を使おうとして邪な何かが登場!
最終回は邪な何かとの闘いみたいな感じになるのかな、というところまで妄想しました。
妄想と言えば、前回はすごい回だったので、数日ドラマについて考えてしまっていました。
そこで妄想していたことを、後ろに載っけておきます。
子羽がすぐに第三試練を突破してしまったので、全くの杞憂にすぎず、お蔵入りにしようと思った妄想なのですが、せっかく書いたので置いておきます!
それから、#21まで見ても解決していなそうな謎をまとめてみましたので、良かったらご覧ください。
#21 までの謎まとめ記事
ずっと一緒にいる方法
お風呂に入っているとどうしてもドラマのことを考えてしまいます。
そして心配なことができたので書いておくことにします。
第3の試練に挑戦し始めた子羽は、碑文を見ました。
”大切なものの命を捧げ無双の刀を作れ”
「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~」#20 より引用
この碑文を無視して、子羽は刀を打ちました。
結果はまだ出ていません。
お兄ちゃんが生きていたり霧姫夫人が襲われたり てんやわんや だったからです。
試練の内容を知っていて、子羽の成功を祈っている花公子は、このように言っていました。
花公子「子羽、成功を祈る。死なせるな」
「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~」#19 より引用
だから金繁を死なせてしまったら駄目なのだと思います。
それにこの試練は尚角も突破しているわけですが、尚角は冷酷そうに見えて、なんだかんだで情が厚いタイプだと思います。
懐に入るまでは警戒心もりもりの野良猫状態ですが、一度懐に入れたら守り続けてくれるイメージです。
その尚角が突破したのですから、緑玉侍を生贄にしたらいけない試練なのではないかと7割くらい思っています。
でも、紫商姉上の感じ悪いパパは、いけにえを捧げる必要があるっぽいことを言っていました。
子羽「(金繁が後山に来られるよう手配してくれたことに)礼を言うよ」
「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~」#19 より引用
花公子「刀が完成したあともそう言えるといい」
この花公子のセリフは、生贄に捧げさせるために金繁を呼んだことを知った後も「そう言えるといい」というセリフのように思えます。
それに今回匂わされた通り喚羽が悪い人なら、喚羽はやるかもしれないと思ってしまう気持ちがあります。
つまり何が言いたいかというと、7割くらいは”生贄は必要ないはずだ”という気持ちなのですが、3割くらい”もしかしたら生贄は必要なのかもしれない”という心配があります。
そして、これは最初に碑文を見た時に感じたのですが、「大切なもの」が金繁なのはおかしいのではないかということです。
もちろん、金繁は大切ですが、やっぱり子羽の大切なものは雲為衫であってほしい。
そんな風に思っていたら、雲為衫は刀を作っている子羽のために自作の柄をプレゼントしました。
子羽「一生そばにいる」
「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~」#20 より引用
離れようとしている雲為衫に子羽が言ったセリフです。
お風呂に入りながら、これらを思い返していて、一生側にいる方法が浮かびました。
試練突破のために雲為衫が刀に命を捧げれば2人は一生一緒にいられるんじゃない!?
こんなの絶対に嫌ですが思い浮かんでしまいました。
だから書いておきました。
コメント