雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ 最終回#24 雲のみが羽を知る あらすじ
喚羽は雲為衫と子羽に倒された。
上官浅は懐妊していることと、無鋒の首領は点竹であることを尚角に告げ、宮門を去った。
子羽は無鋒の罪を世間に公表し反無鋒を呼びかけた。
月長老の所に、花公子が作った雲雀のための腕輪が届いた。
寒鴉肆の残した手紙により、雲為衫は本物の雲為衫と双子の姉妹だったことが判明した。
雲為衫はずっと子羽の側にいると約束し、家族に会いに向かった。
金繁と紫商は結婚した。
梨渓鎮の雲家には無鋒(点竹?)がいた。
雲為衫が実家から帰ってくるはずの日、子羽は速朝からずっと門の所で待っていた。
しかし夜が明けても雲為衫は帰ってこなかった。
ついに門が開き…?
感想・考察
最終回!
終わってしまいました。
ドラマが開始したのが2024年7月10日でした。
ドラマの中では3か月経過したらしいと最終回で語られました。
現実世界でもちょうど3か月!
1話を見た時は、お祭り状態で「神ドラマ!!」と思っていましたが、頭の片隅にはどこか冷静な自分がいて”高確率でこのドラマ面白くないかもしれない”と思っていました。
なぜならば、私のように1話を見ただけで、「このドラマ、5億点です」みたいな人がいっぱいいて、それで評価が高くなっているだけなのではないかという懸念があったからです!
でも、実際に見ていくと、予想以上に面白くて、毎週とても楽しみにしながら見ていました。
そして毎週終わると、「え?もう終わり?!」となっていました。
もともと読書はミステリー・サスペンス系がほとんどですし、ジャンル的に好きなジャンルだったから というのもあると思います。
もしかしたら、ラブを期待していた方には ほんの少し物足りなかったかもしれないな、と思いました。
が、私的には十分で、とても好きなドラマでした。
(もちろん、もっと がっつり ラブを描いてくれるというなら大歓迎です。)
残っていた謎
残っていた謎として、「雪重子が子供っぽいのはなぜ?(7話)」というのがあると思います。
これは雪重子の心法に関係しているということが明かされました。
後山にいる邪な者は結局出てきませんでした。
雪重子と雪公子のやり取りを見ていたら、後山の岩肌の感じが見えました。
それが女性の横顔のように見えました。
もしかしたら邪な者とは(人ではないのでしょうが)、女性に関係しているのではないかと思いました。
なん…だと…?
雲為衫が帰った梨渓鎮の家に無鋒(おそらく 点竹)がいました。
その時点で、絶望。
あ…この人…雲雀やった人なんじゃないの…?
もう絶望です。
約束の日に雲為衫は帰らず、それでも子羽はずっと待ち続けていました。
宮門の門が開く音がして、子羽は涙を1粒流し、少し嬉しそうな期待した顔をして、でもまた表情が元に戻って、暗転して…。
え?どうなったの教えて教えて?
もう視聴者としては雲為衫が帰ってきたシーンとか、あるいは雲為衫は帰らなかったけれど、生きている報告が届いたとか、そういうシーンが来るのを期待していました。
そしたら、エンドロール。
( ゚д゚)ポカーンですよ。
え?
どゆこと?
あー、なるほどね、なるほど。
わかりました。
エンドロールが終わった後にちょっとした小話があるパターンね?
MCUパターンね?
最初に門を開けたのは雲為衫じゃなかったから 子羽は がっかりした ような顔をしたけど、後から雲為衫が入ってきて子羽が破顔して飛び起きて迎えに行って抱き上げる感じね、把握。
「あー良かった」と胸をなでおろしながら、エンドロールを見守りました。
エンドロールが終わったら、[IQIYI]という黒字に緑の奴が現れ、その時点で「おかしい…これ終わりじゃないの?」と絶望。
それでもあきらめずに見ていたら、そしたら…「ご視聴ありがとうございました」という画面が表示さてしまいました。
。・゚・(ノД`。)・゚・。うわぁぁん
だが、まて
そもそも、なぜ無鋒は雲為衫が梨渓鎮に現れると知っていたんでしょうか?
可能性としては、
①宮門に無鋒の刺客がいる。
②宮門の外で見張られていて、雲為衫が後をつけられていた。
③無鋒は雲為衫が梨渓鎮の雲家の出身だということや寒鴉肆が手紙で教えていたことを把握しており、いつか雲為衫が来る日に備えずっと雲家にいた。
④雲為衫がわざと知らせた。
などが考えられると思います。
雲為衫が1人でお出かけしたら危ないってことは分かってたと思います。
子羽を脅すのにも使えますもんね。
雲為衫だって対策して行ったと思うんですよ。
寒鴉肆の手紙には、もしかしたら雲雀をころしたのが無鋒(点竹?)だと書いてあったかもしれません。
知らせていなくても、雲為衫は宮門が雲雀をやったのではないということは知っていますから、無鋒だと見当はついていますよね。
雲為衫は自分をおとりにして無鋒を壊滅させるくらいの策は持って行ったのではないでしょうか?
だからあの場で点竹にすぐに どうにか されてしまった ということはない のではないか、と思いたいです。
仮に対策をしていなかったとしても、点竹は雲為衫を雲雀のようにすぐにあの世に送るというようなことはしないのではないかと思います。
雲為衫には利用価値があります。
だから雲為衫は生きているのではないかと思います。
それに、2年前、点竹に毒を盛ったのは拙梅ではないかとされていました(17話)。
拙梅が点竹を狙ってあの場に現れて、雲為衫と共闘し、倒すという可能性もあると思いたいです。
雲為衫を人質にして無鋒が最終決戦を挑み乗り込んできて、実は宮門側にも各地から集まってきた反無鋒の強者が集まっていて、子羽たちが全部倒して平和な世界になりました、という可能性もあると思います。
エンドロールで流れる「雲と羽」というキーワードが出てくる歌には、
「僕らの物語にやさしさと吐息はあれど結末はない」
という歌詞がありました。
結末は最初からなかったんでしょうか。
自由に想像してくれということなら、雲為衫は帰ってきたと思っておきます。
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