雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~ #4 2人の刺客 あらすじ
灯篭を流したことを子羽に咎められた雲為衫は、父の命日であると話した。
上官浅は尚角の興味を引くことに成功した。
長老は子羽と尚角に嫁を迎えるよう命じ、子羽は雲為衫を、尚角は上官浅を選んだ。
尚角は2人の絵姿を描かせ故郷で確認させるべきと主張し、即刻絵が描かれた。
結果は3日で出る。
さらに尚角は、子羽が宮家の子孫でないと主張し、子羽の執刃就任に異議を唱えた。
喚羽の飲んでいた毒を無効化させる薬(百草萃)は効かなかった。
百草萃の材料がすり替えられていたと突き止めた子羽は、挙動不審な賈家職を拘束した。
賈家職は遠徴に脅され薬をすり替えたと証言した。
逃げようとする雲為衫に、上官浅は無鋒を信じるよう言って…?
感想・考察
花嫁が決まりました!
早い。とても早いです。
まだ全然ときめき的なことがないのに花嫁に決まってしまいました。
本物の雲為衫は落ちぶれた商家の一人娘だと1話で寒鴉肆が言っていましたが、それはお父さんが亡くなったからなんですね。
雲為衫が語ったところから想像するに、お父さんは船を用いて貿易して富を蓄えていたのだろうと思われます。
しかし海難事故でお父さんが亡くなってしまい、家も没落したと、そのような感じだと思われます。
泣きながら話す雲為衫の言葉を、子羽は完全に信じたようでした。
刺客は演技力が求められるということを今回知りました。
大変な職業です。
コメディ担当 紫商姉上 の正体
鍛え上げられた肉体とイケメンが好き、両方を兼ね備えている金繫が好きらしいコメディ担当の紫商姉上ですが、ついに正体が判明しました。
ずっと子羽の実の姉だから仲がいいのかな?と思っていましたが、子羽のお母さん・蘭夫人について前回明かされたことで違うな、と。
子羽の出生には疑いがもたれているらしいですが、どう考えても紫商姉上のほうが子羽よりも年上です。
金繫「死なれたら商宮の父君に何と報告を?」
子羽「武器だけでなく薬にも詳しいのか?」
雲之羽~揺らめく愛、刹那の二人~ #4より引用
紫商姉上「全然」
この2つのシーンでわかりました。
きっと紫商姉上の父が先代執刃の兄弟で、商宮を任されており、その人の娘が紫商姉上なのだと思います。
紫商姉上には「商」の字が入っていました。
将来商宮を預かることになるからなのかもしれません。
ということで、2話で作った宮門関係図の改訂版はこのような形になります。
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追記 2024/7/27)見返していたら、2話で姜離離が、子羽のことを四若様と言っていました。執刃の息子は4人しか出てきていないですが、誰か上にあと1人いるか、いたけれど亡くなっているかあるんだと思います。判明したら図を書き直します。
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子羽たち兄弟とは いとこ同士ということになるのだろうと思います。
そして子羽と仲良しなのは、性格上馬が合うからだと思っています( ´艸`)
まじめな話は置いておいて、紫商姉上と金繫ですよ。
紫商姉上はたいそう積極的に金繁にアプローチしていますが、金繁は全く相手にせず冷たくあしらっています。
しかし今回、月公子にメロメロになっていた紫商姉上を見た金繁は、面白くなさそうでした。
え?なになに!!
金繁、少しは紫商姉上のこと好きなの?と心温かくなりました。
この2人の恋愛展開もあるのでしょうか。
見てみたいような、このままずっとコメディやっててほしいような複雑な気持ちです。
月公子の正体
2話の後半、子羽は遊びに出かけていたのですが、長老に呼び戻され紫商姉上と金繁と一緒に馬車に乗っていました。
そこで、このような会話がありました。
紫商「長生きすればなんでも起こる。いつの日か紅玉侍も見られるかも」
「雲之羽」#2より引用
子羽 「実在するのか?」
紫商「きっと作り話よ。私にとって紅玉侍は女媧や伏羲と同じ。伝説の存在だわ」
金繁はそれまでは会話に加わっていたのに、ここでは無言でした。
子羽と紫商姉上は知らないけれど、金繁は紅玉侍を知っているからではないでしょうか?
今回、月公子を呼びに行ったのは金繁でした。金繁は月公子がいる場所を知っているけれど、子羽には聞かないよう言いました。月公子が伝説の紅玉侍人だからではないでしょうか?
金繫は子羽の緑玉侍だと1話で出てきました。
そして2話で出てきた紅玉侍は長老の命令を聞いて動く集団のようです。
宮門の武装集団(?)は緑玉侍・紅玉侍・紅玉侍があって、それらはお互いの存在を知っているのかもしれないと思いました。
終わりに
とてもスムーズにターゲットの花嫁になることができた雲為衫と上官浅ですが、すぐ目の前に本人確認という第1関門が待ち構えています。
今回思ったのは、雲為衫も上官浅も結構優しいということです。
雲為衫は自分の代わりに 毒を使った犯人に仕立て上げた娘 が毒を飲まされているのを見て動揺してました。
上官浅は、雲為衫に人を信じすぎだとアドバイスしてあげていて優しいなと思いました。
次回のタイトルは#5「許嫁」#6「三角の印」です。
まったくいちゃいちゃしてないのにあっさり花嫁に選ばれてしまい心配していましたが、許嫁期間を経てから結婚するよ、ということでしょうか。
それならとてもうれしいです。
「三角の印」というのは何でしょう?
無鋒の者は体のどこかに三角の印を刻印しているとかじゃないですよね?
そんな人花嫁になったら一発でばれちゃいますし。
賈家職の証言で、遠徴が百草萃の原料をすり替え薬の薬効を無効化していた(飲んでも毒薬を防げない薬にしていた)らしいと判明しました。
しかし、だからと言って遠徴が犯人とはならないと思います。
何か2人を殺すこと以外に目的があってしていたことかもしれません。
次回が楽しみです。
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