寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第10話 あらすじ
雪寧は謝危の詩を自作の詩として提出した。
詩を酷評した王久は、謝危作だと知り隠居した。
前世と違い雪寧の父・姜伯游が出世し、雪寧の部屋から謀反人との結託を示す手紙が出てきた。
軍物資の横流しに気づいた燕牧は、証人である趙広と共に都へ向かう途中襲われ、趙広を殺された。
燕牧も重傷を負った。
薛家は都に厳戒令を敷き外出禁止令が出した。
医者を呼ばせないためだ。
謝危は手を尽くし燕家へ医者を送り、同時に雪寧を手助けするよう陳瀛に命を出した。
太后が燕家を巻き込み雪寧を処分しようとしているのを悟った雪寧は、太后の管轄違いを騒ぎ立てた。
雪寧を審理するために来たのは張遮で…?
感想・考察
ついに張遮が雪寧と会いました。
雪寧はずっと張遮に会いたかったでしょうから、会いたかった人に会えてよかったです。
おめでとうと言ってお赤飯を炊いてあげたい気持ちです。
2話で興武衛の無法ぶりを告発した張遮は、皇帝の怒りを買いました。
皇帝は最終的に謝危の考えを取り入れて、”張遮を罷免し、刑部が手柄を挙げたら復職させる”という案を採用しました。
7話で薛家の船に穴をあけた下手人を謝危は刑部に引き渡し、刑部の手柄にしました。
皇帝は約束通り張遮を復職させることにしたため、張遮は雪寧の件を担当することになったということですね。
つまり、今回張遮と雪寧が出会えたのは、刑部に手柄をくれた謝危と、張遮を復職させるという取り決めを忘れなかった皇帝のおかげです。
私が皇帝だったら、絶対にそういう約束は忘れていると思うので、皇帝がかなりグッジョブなんじゃないかな、と思いました。
この皇帝陛下は、最初は燕家を陥れようとしていると知り、次に薛家の子だと知り、あまり良い印章を抱いていなかったのですが、皇帝ご本人としては薛家の伯父上の言いなりにはならないんだからねっ!という気概を持ってやっているみたいで、そこは好印象です。
燕牧と謝危
謝危「勇毅侯(燕牧)のお歳や古傷を考えると心配だ。…(中略)…自分で行かねば安心できん」
「寧安如夢」第10話より引用
謝危は平南王の手先として、燕家と薛家を離間させ都に乱を起こすという密命を帯びて今、都にいるはずです。
しかし謝危は平南王の言いつけを守らず、燕家を守る行動を取っています。
これは大乾という国を守るためには燕家と薛家が仲違いすべきではないからとか、そういう大義名分ではなく個人的な事情によるように見えます。
燕臨を気にかけていました。
謝危は1話で雪寧がどんな奴か姜家に偵察に来ましたが、その目的は燕臨が娶ると言っていた相手を調査することのように見えました。
そして今回は、燕牧を気にかけている様子です。
「自分で行かねば安心できん」という発言は、すごく近しい人に対して思う感情のようにも見えますが。
謝危「道中で大雪に遭い離魂病の発作を見られていた。漏らしたうわごとも耳にしたはず」
「寧安如夢」第2話より引用
剣書「それでは先生が何者か知られてしまうかも…」
謝危先生(24↑)はいったい何者なんでしょうか。
気になりますね。
誰が雪寧に濡れ衣を着せようとしているのか
雪寧の部屋から、皇太后に玉如意を送り付けた一味の仲間だと思われるような手紙が出てきました。
いったい誰がこんなことを?
前世ではなかった出来事のようです。
今まで、雪寧が嫌がらせを受けたのは、薛姝が焚きつけた王久からだけです。
薛家でも燕家でもない雪寧がターゲットにされたことからも、学友の誰かが犯人でしょうか?
学友だとすれば、容疑者筆頭は薛姝ですよね。
沈玠が雪寧に話しかけているのを見て、ぐぎぎぎぎとなり、嫌がらせを一度した前科があります。
前科一犯です。(9話)
他には雪寧から水瓶に顔を突っ込まれた尤月(5話)が怪しいですが、でも尤月が犯人だとした場合に、皇太后を巻き込むような作戦を実行だろうか、という疑問があります。
尤月がするのは、せいぜい聞こえるような声の大きさで嫌味を言う程度では?
皇太后を巻き込んだことからも、学友の中で犯人探しをするなら薛姝が怪しいという気がしました。
皇太后は最初、雪寧と一緒に燕家に罪を着せて処分しようとしていましたから、燕家を狙った犯行計画に雪寧が巻き込まれたという可能性もあるのかもしれません。
誰が犯人だかわかりませんが、もうすぐ張遮が解決してくれるんでしょう。
解決編、見てきます!
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