寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第11話 あらすじ
張遮の画策により、雪寧を陥れようとしていた宮女が捕らえられた。
その宮女が薛姝に仕えていた者だと気づいた太后は、黒幕捜しをうやむやにした。
雪寧は張遮に礼を言いに行き、張遮が姚惜を好きでないと知った。
喜びを隠せず笑顔を浮かべる雪寧の姿を、謝危は見た。
犯人に復讐すると話す雪寧に、謝危は慎重に行動するよう助言した。
また、張遮を好きな気持ちは弱点になるので秘めるべきだとも助言した。
燕牧は助けて貰った礼を言うため謝危を呼び出した。
薛定非を持ち出し、家族のように謝危を思っていると燕牧は話したが、謝危は話せないと答えた。
謝危を薛家側に取り込みたいと考えた薛遠は、皇帝と謝危の仲を裂き窮地に陥った謝危を救うという作戦を考えた。
感想・考察
ということで、謝危が薛定非だった、ということでいいですよね。
最初、12話まで一気見した時は、11話を見るまで謝危が薛定非だとは全く気付きませんでした😇
しかし、ブログを書きながら丁寧に見返すと、これまでにたくさん謝危=薛定非を示すヒントがちりばめられているので、それをまとめておきたいと思います!
伏線の数々
まず、最終的に謝危は燕軍と一緒に攻めてくることや、燕家に肩入れしていることが1つの伏線になっていると思います。
最初に気づく可能性のある伏線は、5話の謝危の「うわごと」とその後6話での燕家親子の会話ではないかと思います。
第1チェックポイント
謝危「やめろ こっちへ来るな。俺は奴じゃない。…(中略)…庶民も天子も同じ人間だ。なのに奴らは…なぜなんだ。殺せ。皆殺しだ。殺せ!母上寒いよ。菓子が食べたい」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第5話より引用
聞く人が聞けば謝危の正体が分かってしまうという、謝危のうわごとの内容がこれです。
5話で語られました。
燕臨「20年前平南王謀反の際、従兄上(薛定非)は陛下を守り平南王の刃にかかったと」…(中略)…燕牧「偉大なる大乾は7歳の子を残忍な剣の前に突き出した」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第6話より引用
謝危の「うわごと」を念頭に置いたうえで、この薛定非に起きたことを聞くと、謝危のうわごとは、この時を思い出して言っているとしか思えない、この時のことを言っていると聞こえます。
特に謝危=薛定非だと知って聞いていると、そうとしか思えません。
ここで気づく可能性があるのではないかと思います。
また、この6話の燕家親子の会話の前に、謝危が燕家を訪ねてきて、木を見上げるシーンがあります。
燕臨がその木について説明します。
結構尺を使っているので、「え?何このシーン?」と不思議に思うシーンなのではないかと思います。
あれも、謝危が燕家の関係者であることを示す伏線になっていると思います。
第2チェックポイント
次に気づく可能性があるのは、8話からの畳みかけではないかと思います。
8話の冒頭で、忠魂三百について詳しい説明があり、薛定非の話があり、やたら薛定非の話するじゃん?って思うんですよね。
そんな中、謝危先生の年齢が24歳以上だと判明し、ふむふむ、薛定非が生きていれば27歳ね、なんて思うんですよね。
薛定非は平南王にころされたことになっているけれど、燕家には生きているという手紙が平南王から届いているんだよね、そして謝危は平南王の所にいたんだよね、と思うんですよね。
そして、10話です。
謝危が燕牧を家族のように大切にしていると知ることになります。
この辺りでほとんどの方が謝危=薛定非だと気づき、そして11話で種明かしがされて、やっぱりね!となるのかな、私のように11話を見るまで全く気付かないというのは珍しいのかなと思いました😇😇😇😇😇
なんでそんなこと聞くの?
謝危「(張遮を)好きなのか?いつからだ?燕臨はこのことを?
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第11話より引用
9話くらいから(?)、呂顕が謝危をからかうんですよね。
雪寧のことで。
シャラララ音がなったので、雪寧と謝危の将来的に恋が始まるのかもしれないと思いつつも、謝危の気持ちは全くわかりませんし、雪寧は少し距離が近づきつつありますが、まだ怖がっている部分がありますよね。
ところが今回、謝危が「好きなのか?」とか聞いてきて、いったいどうした?ちょっとドッキリするじゃないか。となりました。
まず、謝危は雪寧が宮中の陰謀に巻き込まれたと知り、心配していました。
自分は燕牧の方に行きましたが、陳瀛に雪寧のことを頼みました。
そして心配してきてみれば、雪寧はにやけている。
…ということで、どれだけ心配したと思っているんだ!って感じで最初はお怒りモードでした。
その後、この事件の黒幕について穏やかに話をしていたのに、張遮を雪寧が好きかもしれないという話になったら、またお怒りモード。
これは、燕臨の代わりに怒っているのか、それとも個人の怒り(嫉妬)なのか、どっち!?
気になりますね。
解釈
「人を呪わば穴二つ」について、謝危の解釈を聞いて「いいね!」となりました。
きっと忘れるのでここに書いておきます。
一般的には、「人を呪わば穴二つ」は、人を呪えば自分も呪われて自分のお墓もできることになるよ、という意味で使われますよね。
相手の墓穴もできるかもしれないけれど、自分の墓穴もできるよ、だから呪わない方がいいよ、というような意味で使われる言葉だと思います。
しかし謝危は、人を呪う場合には、相手の大切な人も呪う、という意味だと言っていました。
だから、大切な人が誰なのかを敵に悟られるような行動を取ってはいけないと言っていました。
ナイス解釈!
私もこれからは、その意味で「人を呪わば穴二つ」を使おうと思います。
使う機会があるのかはわかりませんし、一生そんな機会がない方が幸せだと思いますが。
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