寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第12話 あらすじ
雪寧と話した皇帝は、自分が動かなければ謝危は一生独身だろうと考えた。
家に戻った雪寧は、姜伯游に燕家の味方をしたいと話した。
すると姜伯游は喜び、自分も朝堂で燕家の味方に付くと約束した。
薛遠の所に、燕家と平南王が交わした文の半分が届いた。
皇帝は残り半分を見つけるよう命じた。
資金が必要になった雪寧は、芳吟に会い、新たな任務を与えた。
姚惜は宮中でのことが原因で張遮と婚約解消になったと知り悲しんだ。
尤月は芳吟が頻繁に出かけると知り、訝しんだ。
感想・考察
学友の皆さんは、里帰りになり新たな展開が生まれました。
雪寧は芳吟に会い、姚惜は破談になったことを知って、さらに叱られ、尤月は芳吟が出かけることを怪しんでました。
芳吟は大丈夫でしょうか?
ちょっと心配です。
ところで、前回 謝危は薛定非だと判明しました。
しかし私はその事実の衝撃が大きすぎて、それ以上のことに考えが及んでいませんでした。
何かというと、謝危が薛定非だということは、謝危と薛遠は親子であり、薛姝は腹違いの妹だということについてです。
謝危は完全に燕家に肩入れしていて、最終的には燕臨が薛姝の首と体を分けてしまうことも止めなかったということを考えると、やはり謝危は薛家に犠牲にされたことを恨んでいるということなんでしょうか?
薛遠は恨むのもやむなしだと思うのですが、薛姝も助けてあげなかったんですね。
これは謝危流の人を呪わば穴二つ理論(人を呪ったら呪った相手だけでなく相手の大切な人も呪う)によるものでしょうか。
薛遠の大切な娘も一緒に穴に埋めようという考えによるものなんでしょうか。
燕牧は謝危が薛定非だと気づいたのに、薛遠は全く気付いてなさそうですし、子供のころから薛定非は燕家との方が親しかったのかもしれませんね。
新たな一手
ついに、燕牧が平南王に宛てた手紙が皇帝の所に届いてしまいました。
半分だけですが、逆賊との結託を表す有力な証拠だと皇帝は考えています。
前回まで、薛家は玉如意のことで燕家を追い落とそうとしており、燕家は私兵養成のことで薛家を告発しようとしていました。
薛家側は薛姝が動いたことで、これ以上 玉如意について調査できなくなりました。
調査を継続させれば薛姝に行きついてしまうかもしれず、それを避けたい太后は宮女に罪を着せて手を打ちました。
燕家を襲い証人の口を封じて時間稼ぎをした薛家は証拠を隠滅し、燕家は私兵養成の件で薛家を追い詰めることができなくなりました。
両家とも、いったん手詰まりになりました。
平南王側(公儀丞)は、玉如意を届けたり燕家を襲う薛家に密かに協力したりと暗躍しましたが、結局上手く燕家を陥れることができませんでした。
ということで、平南王は薛家と燕家を離間させるために、新たな手を打ってくれたのだろうと思われます。
手紙を使って。やめてあげて。
姚惜がちょっとかわいそう
雪寧はやめるように言ってあの場を治めましたし、後々姚惜は張遮との結婚に前向きになっていましたから、尤月が考えた張遮に関する悪い噂を広めたりはしていないですよね。
それなのに、姚惜はお父さんに怒られました。
張遮本人も知っているようでした。
何で知ってるの?あの時いた誰かが言いふらしたということなんでしょうか?
張遮「私のことで争ったことや姚さんが破談を考えてた話は本当ですか?」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第11話より引用
張遮はこのように雪寧に尋ねてましたから、5話の学友同士のやり取りの大部分を知っていそうですよね。
誰よ?あれを言いふらしたのは…。
画面の中には出てきていなかったですが、当然彼女たちの周囲には宮女などがたくさんいるでしょうから、その人たちが言いふらしたんでしょうか?
「ちょっと聞いてー!雪寧が尤月の顔を水に突っ込んで…」みたいに噂したんでしょうか?
そのうわさが本人に届くまでになるとか…。
恐ろしい。
どうせなら その後 姚惜は張遮との結婚を楽しみにするようになった、というところまで言いふらしてあげてほしかったです。
これじゃあ、可哀そうです。
嫌がられたという噂が広まった張遮もかわいそうですし、結婚を楽しみにしていた姚惜も可哀そう。
雪寧は喜んでましたが、それはしょうがないですよね。
張遮のことが好きなんですもの。
謝危の企み(?)
謝危は10話で皇帝から刑部尚書について相談された時、顧春芳を推薦しました。(戸部は雪寧のパパが推薦され、前世と違い姜雪寧は出世しました。)
その顧春芳ですが、今回この人が張遮の恩人のような人だと判明しました。
謝危「顧春芳は見る目があり張遮の才を見込んで朝廷に推挙した。それだけでなく張遮の父親の冤罪を晴らし名誉の回復も。この2人の友情は特別だと言える」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第12話より引用
そして謝危は陳瀛に頼んで張遮に会いましたから、張遮に近づこうとしていますよね。
顧春芳を刑部尚書にして張遮に近づき、謝危は何をしようとしているのか。
怪しいですね。
そういえば、皇帝は謝危が雪寧を好きだと思って、2人をくっつけてあげようと企んでいそうですよね?
雪寧も自分だけ謝危から贔屓されてるとか言っちゃってました(バカなフリ)し、あの発言で皇帝はさらに自分の考え=謝危は雪寧が好き が正しいと確信したのでは?
病弱な皇帝がどう動くのか、ちょっと楽しみです。
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