寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第15話 あらすじ
宝桜は雪寧が謝危からもらった桃片糕を気に入り、全部持ち帰った。
雪寧が宝桜にあげたと勘違いした謝危は不機嫌になったが、宝桜が強引に持ち帰ったと知り誤解は解けた。
張遮は燕家の件を薛家による濡れ衣だと考えた。
着任した顧春芳から黒幕につながる捜査の手がかりについて尋ねられた張遮は、謝危の名を挙げた。
謝危は燕牧に頼まれ燕臨の賛冠者を引き受け、燕敏の位牌に手を合わせた。
冠礼の日、雪寧は燕臨に約束していた剣を贈った。
薛燁が興武衛を動員させ、燕家では一時乱闘が起きたが、何とか現場は収まった。
感想・考察
前半も後半もハラハラ展開でした。
前半は、謝危に誤解されてハラハラ。
しかし、この誤解はすぐに解けて安心しました。
宝桜は謝危が食い意地の張ったガメつい奴だと思ったままでしょうが、それはまぁ、放置でいいですよね。
雪寧は謝危が不機嫌だった理由を知りましたが、どう思ったでしょうか?
雪寧「どこの店で?」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第14話より引用
謝危「宮殿の物だ。好きなら全部持って行け」
こんな感じで、特に何でもないもののようにくれたものを宝桜にあげたからと、あんなに怒るのはおかしい、と雪寧は思わないでしょうか?
例えばお隣さんにもらった野菜を、食べきれないからと友達に分けても、お隣さんは普通怒らないですよね。
なんなら、「食べきれなかったら誰かに分けて」とか言ってくれますよね。
謝危が怒っているのは、雪寧のために手作りしたお菓子を雪寧が宝桜にあげてしまったと誤解したからです。
そのことにいつか雪寧も気づくでしょうか?
今の雪寧は、まさか謝危に好かれているとは思っていなさそうですから、気づかないでしょうか?
いつか気付いてほしいです。
後半のメインイベント
後半は燕臨の冠礼でした。
と言っても、冠礼の本番(?)はまだ始まっておらず、本番前に控室で待機している状態、そんな場面だったのかなと思います。
燕臨「2か月後は俺の冠礼だ」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第1話より引用
1話で燕臨はこんな風に言っていたので、1話から2ヶ月が経ったということが分かりました。
本番前なのに、乱闘騒ぎが起きてギャーとなりました。
視聴者は、雪寧の前世においては燕臨の冠礼で血の雨が降ったことを知っています(3話参照)。
戦闘が始まってしまって気が気じゃありませんでした。
とりあえず場が収まってよかったです。
今回ばかりは、弟をたしなめ続けてくれた薛姝に感謝したいです。
薛姝、本当にいい仕事してましたよね。
薛姝がいなかったらどうなっていたことか。
本番では大丈夫かについて
本番前で、あの騒ぎでしたので、これから始まる本番が心配です。
燕家に災いが降りかかったのは、薛家が燕家の罪を捏造しようと思い送り込んだ周寅之が活躍したからだと思われます。
雪寧『昔燕臨を見張るために引き合わせたが、燕家の事件直前に周寅之は副千戸に。その後は正千戸に登用された。ずる賢さで出世を果たしたのではなく燕家を売った見返りか?』
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第3話より引用
3話には、雪寧のこのような独白がありました。
今回、周寅之は燕家の罪を捏造しませんでしたから、事情は変わっているはずですよね。
謝危「冠礼に二度と波風が立たぬよう願っておる」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第14話より引用
雪寧『きっと大丈夫』
雪寧も大丈夫だと思っているみたいなので、何事もなく(血の雨が降らずに)燕臨の冠礼が終わってほしいです。
とりあえず、冠礼で惨事が起きなければ第1関門突破ですよね。
前世の雪寧は、冠礼の後、沈玠と結婚すると言い出しましたが、今回は言わないはずです。
そうなれば燕臨が病むことも回避できますね。
張遮と顧春芳
有能な張遮は燕家の疑惑は薛家による濡れ衣だろうと思っています。
調査のため通州に行くようです。
通州に何があるのかというと、どうやら軍営があるみたいです。
興武衛の武人「通州の軍営に誰かをかくまっているんだな」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第3話より引用
燕臨「通州の軍営では燕家の家訓がある。軍の機密に関わるゆえ聖旨を持った者以外は誰も通せぬ」
燕牧「大量の兵器や物資を秘密裏に運ぶなら遠方からは無理だ。通州から流れた可能性が高い。私は通州の軍営へ行き(薛家が私兵を養成している件の)真相を探る」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第9話より引用
軍営では軍の機密事項などもあるみたいですが、そこを調べることで、燕家の濡れ衣が晴れるんでしょうか?
濡れ衣が通州で晴れるかは分かりませんが、もしかしたら薛家が私兵を養成しているという件について、張遮が通州で調べることによって判明するのではないかと、そっちに期待しています。
燕家にとっては、張遮と顧春芳が活躍してくれることが良い風に働きそうです。
でも謝危は張遮に疑われているかもしれない!?
今まで権力に無縁な聖人君子と思われていた謝危の本性が暴かれてしまうでしょうか?
前世では雪寧は、謝危が攻めてくるまで謝危の本性を知らなかったみたいですから、そうなればまた歴史が変わりそうですね。
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