寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第17話 あらすじ
燕臨と燕牧は牢に入れられた。
通州で乱は起こらず、薛遠は興武衛を使い燕家を捜索したが、謀反の証拠は出てこなかった。
謝危に仄めかされた皇帝は、薛遠の狙いが公印(兵権)であると疑い始めた。
皇帝は謝危に燕牧に会って公印の在りかを聞き出すよう命じた。
燕牧はすべてを謝危に託した。
秦貴妃が懐妊したという報せを本人が知るより先に手に入れた薛太后は、雪寧に罪を着せ秦貴妃の子を葬ろうと考えた。
雪寧と雪蕙は異変を感じ取り慎重に行動し、秦貴妃を助けた。
皇帝は貴妃の懐妊を知り喜んだ。
謝危は説得に成功したと話し、公印を皇帝に届けた。
しかし、その場にいた張遮は謝危の話が嘘だと言い出し…?
感想・考察
雪寧が濡れ衣を着せられてしまうのでは?とハラハラし、それが無事に(?)片付いたと思ったら、今度は謝危が疑われてハラハラ…!
目が離せない展開になっています。
なぜ冠礼の日でなければならなかったのか
前回、薛遠は明らかに準備不足の状態で燕家の冠礼に乱入しました。
なんで今日じゃなきゃダメなんだろうと疑問に思っていましたが、冠礼の日を過ぎたら、燕臨が大人になっちゃうからなのかなと思いました。
沈琅「燕家は代々軍を率いてきた。今、彼らの率いる大軍は半分が通州で金陵を抑え、もう半分は国境で大月氏国と相対している。兵符は燕家で受け継がれる印象のようなものだ。彼らは一族の血が続くかぎり他人にひれ伏すことはない」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第16話より引用
燕臨が冠礼を終え大人になれば、結婚して子供が生まれてと、兵権を受け継いでいくことになります。
だから大人になる前に全滅させようとしたのかなと思いました。
本当ならもっと早く片を付けたかったでしょうがうまくいかず、これ以上引き延ばせないということで、冠礼の日に準備不足なまま作戦を実行したということかなと思いました。
呂顕「将軍の公印だ。袁家軍に命ず」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第16話より引用
このセリフと共に登場した呂顕の持っていた公印が、兵権の所有者を示す印だったということでした。
そして燕牧はすべてを予想し謝危に予め公印を託していました。
呂顕「燕軍は今の天下で最も力のある軍だ。この公印があれば仇討ちはもちろん皇帝の座さえ手に入る」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第17話より引用
このセリフを聞いて、公印を薛遠が狙っているかもしれないと疑い始めた皇帝が怒っていたのは、薛遠が皇帝の座を狙っているかもしれないと思ったからなのかなと思いました。
謝危は分かっていたから、公印について皇帝の前で話したんですね。
姚惜の今後
姚惜「(張遮は)顔立ちはよくても貧しいし占い師も言ってた。”天涯孤独な運命”と」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第17話より引用
この姚惜のセリフを聞いて、やはり顔か!?と思いました🤗
ですが、思い返してみると、姚惜は張遮の顔を見る前から張遮に対して好感を抱いていました。
姚惜「彼が破談を望む理由は出世が望めぬ自分に嫁いだら私が苦労すると。高潔で思いやり深いお方ね。女子が夢見る相手では?」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第7話より引用
と言っていたんです。
この時、まだ姚惜は張遮に会っていませんから、どんな顔か知りません。(顔を初めて見たのは10話です)
つまり何が言いたいかというと、私は姚惜がそれほど嫌いじゃないということです。
しかし、姚惜はどんどん嫌な人になっているように思います。
今回も張遮について悪く言い、沈芷衣に軽蔑されてしまいました。
雪寧『長公主はお祭りの場で男装した私に一目ぼれした。のちに騙されたと分かって激怒した彼女は私に嫌がらせをした』
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第2話より引用
という回想があったので、今は愛され系の良い子な沈芷衣も 嫌がらせとかする一面があるということなんですよね。
その沈芷衣に嫌われてしまったかもしれない姚惜は、これからのご学友生活がやりにくくなるのではないでしょうか?そこが心配です。
今、荒んでいるのに、さらに荒んでいってしまうのでは?
ただ、姚惜が引き返せる道もあると思うのです。
雪寧「姚惜とは幼馴染では?」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第14話より引用
薛姝に対し、雪寧はこのように尋ねていました。
学友候補として宮中に入った時、薛姝は姚惜と同じ馬車できました。
休日にも一緒に行動していて、雪寧と張遮が一緒にいるのを目撃しました(13話)。
2人は幼馴染で今まで仲が良かったです。
ところが今回、薛姝は姚惜に罪を着せようとしました。
薛姝「姚さん、慌てて貴妃様を倒したわね」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第17話より引用
この時点では、薛姝は秦貴妃を流産させる気でしたから、流産の罪を姚惜に着せようとしていたんですよね。
本当は雪寧に着せようとしましたが、雪寧が逃げて姚惜が秦貴妃と一緒にいたため、姚惜に罪を着せざるを得ないことになりました。
御花園での太后との話(沈玠を皇太弟にするという話)を姚惜に聞かれたということもあった(14話)ので、雪寧がだめなら姚惜でもいいと思ったのかもしれません。
何を思ったかはわかりませんが、薛姝は姚惜に罪を着せようとしました。
幼馴染に裏切られる方が、大して仲良くない人に裏切られるよりインパクトは大きいですよね。
薛姝に裏切られたと思った姚惜は、雪寧の方に歩み寄ってくるのでは?とちょっと思ったりして。
そして、また元の感じに戻ってほしいです。
運命の歯車
頭のいい薛姝は、まだ若いのに太后のブレーンのような感じで陰謀を献策しています。
恐ろしい子。
今回は、貴妃の子と雪寧、両方を一緒に葬ろうとしたので失敗しました。玉如意の時もあわよくば燕家と雪寧を一緒に葬ろうとして失敗しました。
なので今度は、1人ずつ確実に仕留める方向でやるといいのではないかと思いました。
薛姝「ご安心を。貴妃は身ごもったばかりでです。まだ時はあります」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第17話より引用
雪寧「もしも今世で秦貴妃が無事に子を産み落とし、しかもそれが男子なら?これから起きる出来事は天地を覆すようなことに。つまり変化の余地は残っているのだ」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第17話より引用
薛姝はまだ慌てるような時間じゃないと考えており、雪寧は貴妃に子が生まれるかもしれないことに希望を託しています。
雪寧は未来を変えられる のか について 半信半疑の状態みたいですが、確実に変わった運命が1つありますよね?
燕牧と燕家の人々が冠礼の日を生き延びているということです。
16話の雪寧の回想シーンによれば、燕牧は薛遠にぶっすり刺されて倒れてしまっていました。
燕臨「冠礼の日に燕家が皆 殺され」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第1話より引用
そして燕家の人々も燕臨以外は皆お亡くなりになってしまうはずでした。
でも、それは起こりませんでした。
燕牧は生きています。誰も亡くなってません。
だから運命は少しずつ変わっていると思いたいです。
次は、貴妃の子を守ろうとする雪寧たちと、子なんて産まさせるか、という薛家の戦いになるのでしょうか?
謝危を疑っている張遮が何を言うのかも気になりまくっているので、急いで次話見てきます!
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