寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第19話 あらすじ
謝危は、公儀丞の死を伏せ 救いに来た逆賊を一網打尽にする、その際平南王の策士度鈞山人の偽物を用意し逆賊と共に逃がし拠点を暴く、という案を提案した。
謝危が度鈞山人に成りすまし通州まで行く計画だったが、度鈞山人に成りすます役は張遮が担うことになった。
薛定非の影武者が都にやってきた。
気づいた謝危は薛定非を捕らえ話を聞き、燕家の手紙の半分が行方不明だと知った。
雪寧は、平南王の手下から燕家の手紙を5万両で売るという取引を持ち掛けられた。
計略を巡らせた雪寧は、無事に取引を終え手紙を手に入れた。
手紙を読んだ雪寧は、前世で出会った放蕩者の薛定非について思い返した。
感想・考察
呂顕「姜雪寧は特別なのだ。若い娘なのに実力は(謝危と)互角する。冷たそうに見えて義理を重んじるところも似てる。反発しつつも惹かれ合う」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第19話より引用
この呂顕のセリフの通り、似た者同士な二人について描かれた回だったのかな、と思いました。
謝危は自分に成りすまして通州に行こうとし(失敗)、雪寧は謝危を後始末役に使いました(成功)。
2人とも大胆不敵すぎますね。
周寅之「終わったら奴らを追跡しますか?」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第19話より引用
雪寧「いいの。あとのことは手配済みよ」
このセリフを聞いた時、雪寧に周寅之の他に手駒いたっけ?と思いましたよね。
まさか謝危達だったとは。
雪寧はわざと自分の動きを謝危が知るように仕向け、協力させました。
すごすぎっ!
そしてこれは、雪寧が謝危を信じているから成せる技だと思います🥰
雪寧『(謝危が)私を助けるなんてあり得ない』
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第3話より引用
最初のころはこんな風に思っていた雪寧が、謝危が絶対に助けてくれることを前提に行動するなんて。
めちゃくちゃ熱い展開ではありませんか!
謝危は雪寧が危ないことをしたことは怒っていましたが、利用されたことについては喜んでいるように見えた(雪寧の策略に感心したように見えた)ので、それだけ2人が信頼し合っているということなんだと思いました。
いいですね!いい感じ。
謝危先生はたぶん、「そんなことをしたら雪寧が泣くから」という理由で張遮をころす、という案を却下しましたが、今回も雪寧が謝危先生のお心を知ることはありませんでした。
いつ知るんだ、これ?
ドキンちゃん
公儀丞「来たか。謝殿と呼ぶべきか?それとも度鈞山人か」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第6話より引用
初めて公儀丞が出てきたとき、こう公儀丞は謝危に問いかけました。
公儀丞「お前は朝廷の謝少師ではなく金陵の度鈞山人だ」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第18話より引用
というセリフが前回ありました。
公儀丞は毎回謝危に度鈞山人と言っています。
6話で見た時は、歴史上の偉人とか歴史書とかの引用かしら?と思ってスルーしました。
しかし、前回も言っていたので、おや?と思っていました。
そして今回、ついに度鈞山人が何なのか分かりました。
張遮「(度鈞山人は)平南王に仕える随一の策士のこと」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第19話より引用
張遮が教えてくれました。
つまり度鈞山人とは謝危ですよね。
謝危は平南王の所にいる時、薛定非の影武者に薛定非を名乗らせ、自分は度鈞山人と名乗り平南王の策士をしていた、ということなのだと思われます。
すっきりしました。
公儀丞が謝危に会うたびに、「度鈞山人」の名を出していたのは、謝危に本来の所属(平南王派所属)を思い出させるためだったのかなと思いました。
そして自分に成りすまそうとする謝危🤣
謝危「通州の軍営は私が守ります」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第17話より引用
燕牧…(中略)…「本当に将士たちを従わせたいのなら一度自ら軍営まで行くべきだ。今すぐここで文を書こう。それがあれば必ず燕六が力を貸す」
という会話があり、謝危は一度通州に行く必要があります。
そして平南王の拠点も通州にあります。
呂顕「通州へ平南王の拠点だ」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第17話より引用
逆賊の拠点を暴く作戦に参加すれば、通州に行けます。
自分に成りすまして通州に行こうとした謝危ですが、張遮が度鈞山人に成りすますことになってしまいました。
名探偵・張遮が何かに気づくのではないかと心配です。
名探偵が謝危に成りすますわけで、何も気づかないことなんてなさそうですよね。
これは気づかない
謝危「道中で大雪に遭い離魂病の発作を見られていた。漏らしたうわごとも耳にしたはず」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第2話より引用
剣書「それでは先生が何者か知られてしまうかも…」
という会話がありましたから、雪寧は謝危の正体に気づくだけの情報を持っています。
そして今回、雪寧は燕家が平南王に宛てた薛定非に関する手紙を読みました。
将来的に燕臨が謝危と謀反を起こすこと、今現在の謝危が燕家にすごく肩入れしていること、謝危が「謝危」ではなさそうなことも知っている雪寧です。
雪寧「あなた(謝危)は雪で離魂病になる。命の危険を経験した者がかかる病。名門謝氏の出身でそんな経験があるとは思えない。それに金陵に雪は降らないし」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第18話より引用
それでも、謝危=薛定非だと気づかない理由、それは雪寧が薛定非を知っていたからなんですね。
今回、薛定非が出てきて驚きましたが、雪寧の前世において薛定非がいたことを知り、これは結びつかないわーと納得しました。
雪寧が謝危の正体に気づかない理由に、薛定非が出てきたことで納得しました。
雪寧の中では薛定非は空白の人物ではなく、あの放蕩息子なんですもの。
そして、どうやら前世で薛家に戻った薛定非は放蕩息子ながらも家に受け入れられていたらしいと知り、16話の考察(謝危が「定非だお🤗」と家に戻ったらもう一度命を狙われてしまう)が間違っていたと判明しました。
残念。
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