寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第23話 あらすじ
張遮は謝危に、殺すつもりだっただろうと問いかけた。
謝危は、罪を告発することで天下が平穏になるならすればいいと答えた。
雪寧は、張遮といたら前世と同じになるのではないかと自問した。
薛定非は謝危の手下になると決めた。
燕六は軍営物資の横流しについて調べてほしいと張遮に願い出た。
芳吟の所に迎えが来て、芳吟は牢から出された。
嫁がせるためだった。
呂顕は芳吟に秘策を授けた。
雪寧の誕生日だと知った謝危は、贈り物と宴を用意させたが、雪寧は誕生日が嫌いだった。
しかし、張遮の説得で雪寧は宴に出ることにした。
感想・考察
芳吟がー。
えらいこっちゃ、誰か助けてっ、雪寧!でも雪寧はいない、謝危も…と慌てふためいていたら呂顕が助けてくれるようです。
良かった。
たぶん助けてくれますよね。
呂顕は2位さんですが、謝危が1位の2位ならかなり優秀なはずで、実際に優秀ですから、うまくやってくれるはず。
頼みましたよ。
ところで、芳吟と呂顕はよく会っており お互いに商売人ですが、もしかしてこの2人はフラグが立っているのでしょうか?
そのあたりも楽しみにしながら見ています。
平南王が助けた理由
平南王は300人の子供の命を奪いました。
だから子供の命を奪うことに抵抗があるような人ではないのだろうと思います。
それなのに、なぜ薛定非の命だけは助けたのだろうかと不思議に思っていました。
薛定非本人は、貴賤の差で自分は犠牲にされたと思っていますが、実際には薛定非もその他300人の子供たちに比べれば尊い身分なので、だから助かったのかな、平南王は利用価値があると思ったのかな?と思っていました。
でもそうではなさそうだと、今回思いました。
(もちろん、利用価値も理由の1つかもしれませんが)
たぶん、平南王は薛定非があまりにも可哀想なので同情して思わず助けてしまったのではないだろうか、そう思うような描写がありました。
薛定非は、父親に沈琅の身代わりとして差し出されただけでなく、バレると矢を射かけられていた…。
薛燁は大切にされてるっぽいのにね…。
そう考えると、あれですね、今回も謝危と雪寧が似ているということを描写する回だったのかもしれませんね。
謝危は父親に愛されておらず、薛燁は愛されている。
雪寧も実の母親に愛されておらず(ここについては、母がツンデレだから誤解が生じている部分もある気がしますが)、雪蕙が愛されている。
2人とも片方の親からの愛情が薄いです。
そんなところも似てましたか、2人は。
名探偵、出陣
燕六が張遮に捜査協力を仰ぎました。
これは期待できます!
10話で燕牧と趙広が襲われ、証人である趙広が亡くなってしまったことで追及できなくなっていた薛家の罪を暴くことができるかも!
謝危「大戦です。朝廷内に司令塔がいなくなるのを待ちます」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第21話より引用
謝危は司令塔をなくすために、まず燕牧と燕臨を璜州に送りました。
今回、薛遠はまだ皆が戦ってるのに逃げるという選択をし、謝危は皇帝に報告するつもりです。
それに加えて張遮の働きで、私兵を養っていることを暴くことができれば、薛家の発言権をかなり削ぐことができそうです。
雪寧『前世で放蕩息子となって都に戻り、薛家を荒らしたのも平南王の差し金?』
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第21話より引用
という回想がありましたから、今回謝危に従うと決めた薛定非は、謝危の指示を受けて薛家に戻り薛家を荒らすことになるのでしょう。
燕家を璜州に送り、薛家を荒らして薛家の力を削ぎ、その上で謝危は攻め込んだわけですね。
恐らく、前回も薛定非は謝危の手の内にあったと思われますから、雪寧の前世においても雪寧の知らないうちに、今回と同じようなことがあったんでしょう。
燕家の取り扱いと支配者が誰になるかについて相容れないものがあるでしょうが、謝危は最終的には大乾を狙っており、その意味では平南王と同じことをしようとしています。
こう見てくると、薛家の力を削ぐ段取りはかなりの部分整っているようにも見えます。
しかし、まだ沈琅の治世です。
前世で燕軍を率いて謝危と燕臨が攻めてきたのは、沈玠の治世でした。
1話の冒頭のようなことが起こるのは、まだまだ先の出来事になりそうです。
軍事力以外ほぼ手中に収めている薛家はそれだけ手ごわいということでしょうか、あるいは。
雪寧『前回は(燕臨の流刑まで)もっと時間があったわ』
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第20話より引用
という回想がありました。
秦貴妃が身ごもったり、燕家の人々が生きていたりと歴史が変わっていることで、計画が早まっていたりする可能性もあるでしょうか。
怒られてしまった
体調が悪いと怖くなりがちな謝危先生です。
体調が悪い上に雪寧をずっと心配していたからオブラートに包む余裕がないのだと思われます。
それに、雪寧は以前、弱点になりかねないから好きな人のことは秘めるべきと忠告された(11話)のに、バレバレな態度ですからね。
そんなこんなで、今も絶賛体調不良中な謝危先生に怒られ、雪寧は怖い思いをしました。
謝危「次があるならお前を私の駒にしてその命を奪ってやるぞ」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第23話より引用
雪寧は脅されました。
先に雪寧は謝危が人を利用するということを指摘しており、それに対する反応のような形でもあるわけですが、謝危は怖いことを言いました。
謝危「私の恐ろしさを刻みこむのだ。恐れがあれば悪さをせぬ」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第3話より引用
あの頃を彷彿とさせるような脅しでしたが、それでもこれまでの経緯があるため雪寧は怖がるどころか反省し、謝危に謝罪に行きました。
雪寧、強いい!!
あざ
薛遠「耳の後ろに三日月形のあざがあったか?」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第23話より引用
ということで、本物の薛定非の耳の後ろには三日月形のあざがあるようです。
謝危にもあるのだろうかと調べようと思い、少し見てきましたが、謝危は基本髪を下ろしていて、良く見えません。
髪を下ろしてあざを隠しているのかもしれませんね。
朝廷にいる時や燕臨の冠礼の時は髪を上げており、特に冠礼の時(16話)は耳の後ろを見るチャンスがたくさんあったのですが、ピントが合っておらず分かりませんでした。
とりあえず、芳吟が心配なので続き見てきます!
コメント