寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第26話  ネタバレあらすじと感想・考察

寧安如夢 第26話 寧安如夢

寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第26話 あらすじ

芳吟ほうぎんから結婚の話を聞いた雪寧せつねいは、最初は止めようとしたが、芳吟ほうぎん呂顕りょ・けんの気持ちを聞き納得した。

謝危しゃ・き沈琅ちん・ろうせつ家に対する疑念を抱かせ、刑部けいぶの提出する証拠と共に行動を起こすつもりだった。
しかし張遮ちょう・しゃが喪に服してしまった。

謝危しゃ・き顧春芳こ・しゅんほうと協力し沈琅ちん・ろうに頼み、張遮ちょう・しゃの丁憂(服喪期間)を免除してもらった。

沈玠ちん・かい雪蕙せつけいを正室にしようとしていたが、せつ太后をはじめ人々は皆薛姝せつ・しゅが正室になると思っており、雪蕙せつけいは弱気になっていた。

謝危しゃ・き雪寧せつねいを家に招いたが、用件を言わず…?

感想・考察

3年はえぐい、張遮ちょう・しゃは退場なの?遅く出てきて一番最初に退場!?と心配していましたが、どうやらそうはならないようで安心しました。

名探偵を3年働かせないなんて、国家的損失ですもんね。
張遮ちょう・しゃが出仕できるみたいでよかったです。

おめでとうございます

雪寧せつねい「呂殿を好きだったの?」
芳吟ほうぎん「違います」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第26話より引用

と即座に否定した芳吟ほうぎんですが、顔を見ていると結婚に乗り気だとわかりました。

呂顕りょ・けん「商いをする時 君(芳吟ほうぎん)の瞳は輝いている」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第24話より引用

と言っていましたが、今回呂顕りょ・けんと結婚するという決意を語った芳吟ほうぎんの目も輝いていました。
雪寧せつねいもそのことに気づいたから反対するのをやめたのだろうと思いました。

忠魂三百

20年前の事件についてまだ秘密がありそうだと判明した前回。
さっそく、少しヒントが出てきましたのでまとめたいと思います。

謝危しゃ・き「”忠魂三百”の事件で薛遠せつ・えんは罪を犯したが沈琅ちん・ろうはそのことを知らぬ」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第26話より引用

謝危しゃ・きも、薛遠せつ・えんが当時、何か悪いことをしたと知っているようです。
そしてその謝危しゃ・きの息のかかった薛定非せつ・ていひは、このような話を沈琅ちん・ろうに吹き込みました。

薛定非せつ・ていひえん軍の兵士3万に対しせつ軍はたった5000人。平南王へいなんおうの軍が東にいたとしても定国公が敵の首を取るのは至難の業です」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第26話より引用

どうやら薛遠せつ・えんは20年前、平南王へいなんおう側の将兵の首を取るという軍功を挙げたみたいです。
薛定非せつ・ていひは、これが怪しいと言っています。

姜伯游きょう・はくゆう「今日の太平もせつ家とえん家が(平南王へいなんおうの)反乱を平定したおかげです」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第2話より引用

という発言がありました。

20年前の平南王へいなんおうの反乱の最大の軍功を挙げたのはこの2家だと、人々は思っています。
しかし、これがどうやら違うようです。

取ることができないはずの首を取れたということは、例えば、その相手は薛遠せつ・えんの内通者で、薛遠せつ・えんは仲間を殺した、とかでしょうか?
薛遠せつ・えん平南王へいなんおうの内通者だった?

そういえば、前回の、

せつ太后「忘れるな。あの平南王へいなんおうの残虐行為はそなた(薛遠せつ・えん)が原因だ」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第25話より引用

これも気になっています。

不可能に思える、敵将を討ち取るという行為を薛遠せつ・えんができたこと(薛定非せつ・ていひの語る疑惑)と、平南王へいなんおうの残虐行為の原因が薛遠せつ・えんだということ(せつ太后が語ったこと)が、どう結びつくんでしょうか?

謝危しゃ・きが知っていることのほかにも薛遠せつ・えんは悪いことをしたということなのか、それとも2つは同じ原因に基づくことなのか。
気になりますね。

時間経過

雪蕙せつけい「貴妃殿下のご出産が近いゆえ」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第26話より引用

ご出産が近いということなので、妊娠8、9か月くらいにはなっていそうです。

黄仁礼こう・じんれい「貴妃は二月も月のものが来ていない」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第17話より引用

17話の時 しん貴妃は妊娠2ヶ月だったとして、半年ほどがいつの間にか経っていたようです。

謝危しゃ・き「今後私は君たちの師となり半年間学問を指導する」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第5話より引用

というお話があったので、ご学友として宮中で勉強する期間は半年だったと思われます。
ということはつまり、すでに雪寧せつねいたちのご学友期間は終わったんですね。

燕臨えん・りん「2か月後は俺の冠礼かんれいだ」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第1話より引用

燕臨えん・りん「あさっては重陽の節句だ」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第2話より引用

という発言があり、15、16話で冠礼かんれいが描かれましたから、1話~16話で2ヶ月が経過しています。
重陽の節句は9月9日だとされており、1話と2話でそれほど時間がたっているとは思われないので、1話が9月、16話は11月くらいだろうと思われます。

17~26話で半年くらいが経過していそうですが、

張遮ちょう・しゃ「年末までには帰ってこられるだろう」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第20話より引用

燕六えん・ろく「落石で道が塞がれました。道の修理を頼んだが年末前で人手も足りません。あと数日はここに滞在を」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第23話より引用

通州つうしゅうを発つのが24話なので、そのあたりで新年になったかならないかくらいの感じだと思われます。
張遮ちょう・しゃのお母さんの葬儀もその流れでありましたので、あそこまでは新年あけてすぐとか、そのくらいだと思われます。

25話で張遮ちょう・しゃに別れを告げた雪寧せつねいが泣き暮らしている間に雪解け描写がありました。
あそこで時間が3,4か月一気に経過し、春になったのだろうと思われます。

そのため、今は春で、1話から8か月くらいが経過している、そのような形だろうと思われます。

ちなみに、通州つうしゅうとの距離については、

張遮ちょう・しゃ通州つうしゅうから(伝書鳩が)飛べば二時はかかるでしょう」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第16話より引用

との情報がありました。
伝書鳩のスピードは時速44km(参考サイト:日本伝書鳩協会)で、1時は2時間ですから、4時間飛んだと考えると、176kmです。

鳩ですから直線距離で飛べるので人が移動するのとは異なりますが、直線距離で200kmだと、東京から静岡とか、福島とかみたいです。
徒歩移動でもそれほどかからない(ex.江戸時代、東京から京都は男性の早歩き1日14時間歩いて10日くらいだった記憶)のかなと思いました。

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