寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第29話  ネタバレあらすじと感想・考察

寧安如夢 第29話 寧安如夢

寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第29話 あらすじ

沈芷衣ちん・しいへ、大月氏国だいげっしこくへ嫁ぐよう聖旨せいしが下った。
雪寧せつねいは血の恩を帳消しにするから、阻止するのに力を貸してほしいと謝危しゃ・きに頼んだ。
謝危しゃ・きは、協力はするが、血の恩を帳消しにするなどと言うなと言った。

妃選びの日、沈玠ちん・かいは太后や沈琅ちん・ろうに説得され雪蕙せつけいを側妃に、正室に方妙ほうみょうを選んだ。

婉娘わんじょうから託された腕輪を雪蕙せつけいに渡した雪寧せつねいは、身分を奪われるより側妃の方がマシだと激励した。

雪寧せつねい謝危しゃ・きの協力を得て、替え玉を用意し火事を起こして沈芷衣ちん・しいを救出するという作戦を用意した。
雪寧せつねい沈芷衣ちん・しいを説得したが、沈芷衣ちん・しいは公主としての責任を果たすため逃げずに嫁ぐという決意を語った。

大将軍となった燕臨えん・りんが必ず迎えに行き、自分も出迎えると雪寧せつねいは約束した。

感想・考察

今がいつなのか、具体的な日付が出てきました。

謝危しゃ・き礼部れいぶによれば(沈芷衣ちん・しいが出発する)日取りは3月21日だ」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第29話より引用

ということで、今は3月21日のようです。

26話で検討した時は、4月か5月くらいなのではないかと思っていたので、想定していたよりは時間が経過していないことが判明しました。
雪寧せつねいは、前世からの恋に決着をつけて、まだ3か月経ってないですね、たぶん。

方妙

とばっちりで正室にされた方妙ほうみょう
花の渡され方と、方妙の反応に笑いました。

7話で玉如意事件がおき、雪寧せつねいたちご学友は外で待たされていました。
方妙ほうみょうが倒れそうになった時、沈玠ちん・かいが支えてくれたのですが、あれは、今思えばフラグだったのかもしれないですね😇

方妙ほうみょうと言えば、やっぱり占いですよね。
方妙ほうみょうの占いが出てきたのは、まず9話です。

方妙ほうみょう「誰かに悪いことをしたために夫子に攻撃されたみたい」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第9話より引用

と、雪寧せつねい王久おう・きゅうから罰を受けることになった原因を占いで導き出してくれました。

雪寧せつねいは勘違いするのですが、雪寧せつねい沈玠ちん・かいと話しているところを薛姝せつ・しゅに見られ、薛姝せつ・しゅに敵認定されたことが原因なので、方妙ほうみょうの占いは合っています。

15話でも

方妙ほうみょう「不吉なことが起こりそう」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第15話より引用

方妙ほうみょうが占った直後、桃片糕とうべんこうの件で雪寧せつねい謝危しゃ・きの機嫌を損ねるという事件(?)がおきました。

方妙ほうみょうの占いは当たります。
今回も占い通りになりました。

雪蕙せつけいの立場からだと、方妙ほうみょうは学友の中ではいい子ポジション(底意地の悪い奴らのグループには入っていない)だったと思うので、方妙ほうみょうが正室ならいじめられたりはしないのではないかと思いました。

でも、方妙ほうみょうは相思相愛な2人と一緒に暮らさなけらばならないなんて悲惨ですよね。
侍女とかが「昨日も旦那様は側室の所へ…方妙ほうみょう様、おかわいそうです」と言ったり、実家から何か言ってきたりすることでおかしくなってしまわないか、それだけが心配です。

雪寧の凄さ

雪蕙せつけいは、薛姝せつ・しゅがすでに王妃争いから退場しているのに、正室になれませんでした。
それに対して前世の雪寧せつねいは、薛姝せつ・しゅ沈玠ちん・かいに嫁いでいるのに、皇后になりました。

雪寧せつねい、凄すぎませんか?
どんな手を使ったんだ!?

当然太后は、薛姝せつ・しゅを皇后にするよう沈玠ちん・かいに圧力をかけたと思うのですが、それを沈玠ちん・かいはどう躱したのか、雪寧せつねいはどんな手を使ったのか。

雪蕙せつけいが正室になれなかったのは、沈玠ちん・かいの必死さを見た太后が、雪蕙せつけいのことになると自分にたてつく沈玠ちん・かいを恐れたことと、薛姝せつ・しゅのことでイラついてたこと、沈琅ちん・ろうが、自分も我慢して薛姝せつ・しゅを妃にしたと話したことがあると思います。
今回は、薛姝せつ・しゅ沈琅ちん・ろうに嫁ぐという事件が起きたことが、雪蕙せつけいが正室になれなかったことに大きくかかわっているということになるようです。

薛姝を娶った理由

沈琅ちん・ろう「なぜ朕が薛姝せつ・しゅを娶ったと?あの娘のことでせつ家の面目は潰れ定国公は憤っていた。せつ家は長年興武衛こうぶえいを掌握し過去の案件で告発されるも未だ確証がない。それに朝廷でも勢力を誇り簡単には揺るがぬ。薛姝せつ・しゅを娶ったのはお前と、朝廷の力の均衡のためだ」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第28話より引用

前回、自分と子供を守るために薛姝せつ・しゅを娶ったのでは!?と考えましたが、沈琅ちん・ろうの語った理由はこれでした。

沈玠ちん・かいのため、というのはありますよね。
沈玠ちん・かいはヤダって言って訴えたので、自分が娶れば沈玠ちん・かい薛姝せつ・しゅに煩わされずに済みます。

力の均衡というのがよくわかりませんでした。

せつ家が今、叩かれているけれど、まだ証拠は出てない状態だから、せつ家の面目を保つため、というようにも聞こえます。
でも、「朝廷でも勢力を誇り簡単には揺るがぬ。」という部分だけ聞くと、薛姝せつ・しゅと協力して勢力を揺るがそうとしているようにも聞こえます。

つまり、何が言いたいかというと、良くわかりませんでした。

誰にでも悩みがある

薛姝せつ・しゅ「高貴なあなた(沈芷衣ちん・しい)は人生のつらさを知らない。ましてや誰かに見下されて生きる苦しみも」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第29話より引用

これを聞いた時、薛姝せつ・しゅも知らないんじゃないの?と思いました。
薛姝せつ・しゅ、誰かに見下されてるんですか?

確かに前世の雪寧せつねいは見下してましたけど。

方妙ほうみょう「(定国公)夫人は七月も経たぬうちに女子を産んだ。これには少し考えさせられるわ」宝桜ほうおう「それは本当?せつさんは後妻の娘なの?」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第8話より引用

という会話がありましたから、出生のことで陰口を叩く人はいると思われます。
そのことを言っているんでしょうか?
でもそんなの、泣く子も黙るせつ家なんだから、言わせておけばいいのに。

他に薛姝せつ・しゅを見下せる人というと、太后とかでしょうか?
でもつい最近までは仲良かったですよね。
賢妃けんひになってからは皇后とかしん貴妃とかいろいろな人に見下されているかもしれませんが、それは自分が選んだ道です。

知らないところで、薛姝せつ・しゅも辛い経験をしているんでしょうか。
これからは薛姝せつ・しゅが辛い思いをすることなく、平穏無事な生活を送り、誰かを貶めたりすることなんて考えなくて済む生活をできるといいですね。

運命は変わる

前世では、雪寧は、沈芷衣ちん・しいが苦手でした。
関わっても良いことがなかった雪寧せつねいは、最初、沈芷衣ちん・しいを避けようとしていました。

今回、回想の中で沈芷衣ちん・しいの棺が帰ってくる場面がありましたが、雪寧せつねい沈玠ちん・かいがどう思っているだろうか?と顔色を窺っていました。
雪寧本人は特に感慨がないように見えました。

しかし、今では前世の張遮ちょう・しゃを助けるのに使った切り札を使い、沈芷衣ちん・しいを助けようとしています。
謝危しゃ・きに頭を下げました。
それくらい、沈芷衣ちん・しい雪寧せつねいにとって大切な存在になっています。

運命は確実に変わってますよね。

沈芷衣ちん・しいは、怖いと思っているし、本当は嫌だけど、公主としての責任を果たしに行きました。
立派です。

個人的には、作戦を聞いた時、焼けて亡くなったことにされ、どこかにかくまわれている沈芷衣ちん・しいは幸せだろうか?と疑問でした。

なので、燕臨えん・りん大月氏国だいげっしこくを倒し、沈芷衣ちん・しいを奪い返して雪寧せつねい沈芷衣ちん・しいを出迎えるという未来が見たいと思いました。

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