寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第32話  ネタバレあらすじと感想・考察

寧安如夢 第32話 寧安如夢

寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第32話 あらすじ

別れの時、雪寧せつねいもう氏と和解し、母と呼び、抱き合った。

謝危しゃ・きと合流した雪寧せつねいは、せつ家と思われる刺客に襲われた。
謝危しゃ・き雪寧せつねいは逃げ、洞窟にたどり着いた。

雪が降り、高熱を出した謝危しゃ・きは、平南王へいなんおうが謀反を起こした時のことを夢見、うわごとを口走った。
雪寧せつねいはそれを聞き、謝危しゃ・き薛定非せつ・ていひだと気づいた。

目覚めた謝危しゃ・きは強引に雪寧せつねいに口づけすると、雪寧せつねいは自分のものだと言い、一緒に死んでほしいと頼んだ。
雪寧せつねいは許さず、生きるよう説得した。

熱が下がった謝危しゃ・きは、発作が起きた時のことも覚えていると話した。

雪寧せつねい金石散きんせきさんを飲まないよう言われた謝危しゃ・きは、従った。
恩返しは不要だと言っていた雪寧せつねいだが、謝危しゃ・きに恩返しをしてもらおうと考えを改めた。

感想・考察

やっとツンデレ母と、似た者同士だとわかり合うことができてよかったです。
ほっこり。

しかし今回は、あれですよね?
悲鳴回。
悲鳴を上げました。

もちろん、戦いのときです。
4年前は琴を死守しようとしていた謝危しゃ・きですが、今回は戦うために躊躇せず琴を使い、琴は真っ二つになってしまいました。
琴よりもずっと大切なものを守るためです。

あれを見た時、悲鳴を上げました。
謝危しゃ・きが持っている琴は、通州つうしゅうの功績として沈琅ちん・ろうから下賜されたものかもしれず(26話参照)、とても貴重な品だと思います。

ヴァイオリンで例えるならストラディバリウスレベルの、人類の宝のような琴が、戦いのために犠牲に…😱😭😱
その後、何度も悲鳴を上げることになるとは知らず、私は琴が真っ二つになった時、悲鳴を上げました。

発作

雪が降り、高熱が出て、ネコ科の肉食獣に襲われた先生は、発作が起きたらしく、雪寧せつねいを襲いました。

耐性が小学生な私は、あばばばばな状態になりつつ、悲鳴を上げました。
どうせならウェルカムだった前世の雪寧せつねいにしてよと。

しかし、今回は、でこちゅー事件の時と違い、雪寧せつねいの意識がありましたので、抗議は雪寧せつねいがしてくれるだろうとお任せしました。

謝危しゃ・き「なぜ張遮ちょう・しゃが好きなのだ。奴の何がいい?」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第32話より引用

とか、一緒に死んでほしいとか言い出した先生に悶絶しました。
なぜかわかりませんが、私は普段抑圧されてて本音を言わない人が言う本音が大好きでぐっときてしまいます。

そのため、ここでも悲鳴を上げました。

疑念

ところで、先生は本当に発作が起きていたんでしょうか?
今まで先生の発作描写があった回と言うと、まず1話、前世において 攻め込んでくる時の先生、5話の雪寧せつねいの回想の中に出てくる、4年前上京するときに発作を起こした謝危しゃ・き、18話の公儀丞こうぎ・じょうをあの世へ送る時の先生、かと思います。

それらの先生に共通していることと言えば、目の下が赤黒い感じになっているということだと思います。

しかし、今回の先生は目の下が赤黒くなっていませんでした。
本当に離魂病の発作が起きていたんでしょうか?

謝危しゃ・き「発作は起きたがすべて覚えている」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第32話より引用

と本人は言っており、発作は起きたらしいです。
条件としても、雪・高熱に加えて猫ちゃん😺まで登場しており 発作が起きる条件はバッチリそろっていると思われます。

しかし目の下の件があるので、疑ってしまう心があります。

もしかして、発作はいつもに比べるとひどくなく、いつもの半分くらいの発作だったのではありませんか?
先生は発作を起こしている自分を利用して雪寧せつねいの心を試そうとした…とかでは?

謝危しゃ・き「君は逃げていく。私が探し出せぬ所へ。そうだろう?」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第32話より引用

という、せっぷんが終わった後のセリフが試しているように聞こえてしょうがなかったです。

そういえば先生は、

呂顕りょ・けん「姜さんが好きなら本当の自分を見せろ」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第31話より引用

呂顕りょ・けんからアドバイスを受けていました。

素面ではむき出しの自分は見せられないけれど、発作が起きてれば見せられるかもと判断した先生は、病身の自分を利用して雪寧せつねいを口説いた(物理)のでは?
私の中では、先生は策士なので、こっち方面でと考えたいと思いました。

同情だとしても

雪寧せつねいは、謝危しゃ・きのうわごとを聞いて、やっと謝危しゃ・き薛定非せつ・ていひだと気づきました。
そして襲われて、むき出しの心の内を聞き、一緒に死んでほしいと頼まれた雪寧せつねいは、先生に対する態度を変えました。

雪寧せつねい「まだ先生に恩返しをしてもらっていません」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第32話より引用

雪寧せつねいは言いました😭😭😭😭
この時、快哉を叫びました㊗️🎉🎊🎉

雪寧せつねい「協力してくださるなら互いの恩怨は帳消しに」
謝危しゃ・き「黙れ。私を遠ざけたいのか」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第29話より引用

この時も、

雪寧せつねい「お詫びにもっといい琴を買います」
謝危しゃ・き「詫びだと?私に借りを作るのが嫌か」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第32話より引用

今回も、雪寧せつねいが貸し借りをなしにしようとすると、貸し借りの関係だとしても雪寧せつねいとつながっていたい先生は不機嫌になりました。
雪寧せつねいは先生の反応に戸惑ってました。

でも、雪寧せつねいの方から恩返しをしてもらうと言ったということは、雪寧せつねいが先生の気持ちを受け入れたということですよね?
先生から金石散きんせきさんを取り上げ、言うことを聞かせることにも雪寧せつねいは成功しました。雪寧せつねいは猛獣使いになりました。

これは、ラブ❤️の予感?
2人は相思相愛に?

わかりません。
雪寧せつねいは、薛定非せつ・ていひに思いをはせていましたから、もしかしたら同情かもしれないとは思います。

でも、私は全然同情でもいいと思います。
先生のこれまでのあれやこれやが、やっと報われてくれるなら、同情でもかまわないです。

雪寧せつねい、お願いだからこのまま謝危しゃ・きを好きになってください。
よろしくお願いします。

薛遠はどう思っているんでしょうか?

周寅之しゅう・いんししゃ少師が私に定国公が不利になる証拠を捜せました」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第30話より引用

周寅之しゅう・いんしの告白により、今まで何度か疑いを抱いてきた謝危しゃ・きが、やっぱり敵だったと薛遠せつ・えんは知ったと思われます。

しかし、どの程度知っているんでしょうか?
謝危しゃ・きに命じられたと周寅之しゅう・いんしは話しましたが、謝危しゃ・きの命令だからと言って、その命令を出した人(黒幕)が必ずしも謝危しゃ・きだとは限らないと思います。

謝危しゃ・きは皇帝に重用されていますから、謝危しゃ・き周寅之しゅう・いんしに命令を出したとして、その命令を発した人は沈琅ちん・ろうであるという考えも成り立つと思います。
どこまで薛遠せつ・えんが気づいているのか分かりません。

自分がいまこれほどの窮地に立たされているのが全部謝危しゃ・きのせいだとわかっているのか、それとも謝危しゃ・き沈琅ちん・ろうの手先だと考えているのか。
いつパパは、これがかつて捨てた息子による復讐だと気づくんでしょうか。

関所では燕臨えん・りんが待っており、燕臨えん・りんと合流して沈芷衣ちん・しいを助けに行く算段なのかなと思われます。
向かう先には大月氏国だいげっしこくがあり、後ろからは薛遠せつ・えんが狙っています。

沈芷衣ちん・しいを救い出しても、すぐに薛遠せつ・えんに狙われてしまうのでは?
危険だらけですね。

無事に全員帰ってきていただいて、ハッピーエンドで一つよろしくお願いいたします。

今回の謝危しゃ・きは、ちん氏の国を亡ぼすこと、のっとること、までは考えてないんですかね?
どうなんでしょう。

コメント

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