寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第38話(最終回) あらすじ
芳吟は亡くなり、周寅之は呂顕に殺された。
張遮は謝危に令牌を渡し、燕軍を率い反乱を抑えるよう話した。
しかし薛遠率いる隊に囲まれた。
薛姝は沈琅の首を絞めようとした。
燕軍が駆け付け薛遠の隊は征圧された。
沈琅は目を覚まし薛姝を捕らえさせた。
沈芷衣救出に向かう前、謝危は沈琅に自らが薛定非であると打ち明け薛家の罪を暴き、2人で秘密裏に計画を立てていたのだった。
薛遠は謝危を矢で刺し、薛遠は燕臨と刀琴に殺された。
雪寧は謝危を抱き夫婦の誓いを立てると、置いていかないでとすがった。
謝危はすべて聞いていた。
薛家は断罪された。
沈琅が崩御すると、秦貴妃の子が即位した。
謝危と雪寧は男女の双子に恵まれ幸せに暮らしていた。
感想・考察
全38話完走お疲れさまでした!
確か9月25日からの放送だったと思うので、完走された方は4か月半くらいですね。
個人的には、すっごく面白いドラマでした😆
今だから告白してしまうと、私は最初のころ、このドラマにあまり のめり込めませんでした。
最初まとめて12話まで一気に見たのですが、玉如意事件辺りまでは、「このドラマ面白いのだろうか?」と面白さが分からないまま見てました。
最初のころは、それぞれの登場人物の目的も動機も行動原理も何もわからないため、丁寧に見ていかないと、雪寧が自意識過剰に見えるからかなと思いました。
最初はブログを書こうと思っておらず、12話一晩で見るぞー!という心意気でながら見をしていたので、面白さに気づくことができなかったのだと思います。
玉如意事件辺りから、面白くなってきて、もうそこからは虜でした。
属性を持っていなくても面白いドラマだと思いますが、不憫萌属性をお持ちの方は、より一層楽しめるドラマではないかなと思いました。
終わってしまってからも、あそこでこういう行動をとっていれば、このキャラとのエンディングを迎えられたのではないか、や、このキャラのグッドエンドとバッドエンドはどんな感じだろうか、と妄想を膨らませるなど、楽しみ方は無限大なのかなと思いました🥰
芳吟と周寅之
芳吟がー😭😭😭
望みをかけていましたが、ダメでした😭😭😭
周寅之は芳吟に足を掴まれましたが、あそこで芳吟を刺さずに捕まっていれば、雪寧も呂顕もここまでひどい結末には追い込まなかったのではないかと思うのですが。
刺すなんてひどい。
前世の周寅之は雪寧に燕臨と引き合わされ、薛家のために働いて燕家の惨劇に一役買いました(3話)。
皇后になった雪寧に協力していたそうですが、きっと薛家とのつながりもあって、そして謝危たちは周寅之が燕家を追い込んだことを知ったため、周寅之を処刑した(1話・4話)と思われます。
周寅之「私は同じ船に乗る仲間です」
「寧安如夢」第12話より引用
と言っていた周寅之ですが、結局最後は薛家の側についてしまいました。
雪寧が通州に行ってしまった直後に、薛遠に疑われました(20話)。
さらに薛燁に怪しい動きをしているところを見つかりました(30話)。
切り抜けたものの、薛家はすぐに命を取る感じなので、そんな人たちに疑われて怖い思いをしました。
そして、謝危先生は、周寅之に反薛家の動きがうまくいっていることを教えませんでした。
薛家が着々と謀反を進めていく様子を近くで見ている周寅之が、薛家についた方がいいと思ってしまうのもうなずける部分があるとは思いました。
雪寧「立場を定めない者の末路は悲惨だと言ったはず」
「寧安如夢」第38話より引用
雪寧の言葉に従えば、周寅之は一度雪寧の側に付くと決めたのだから、最後までその立場を貫けばよかったんですよね。
薛家で危ない目に遭った時に、興武衛を逃げ出して、雪寧たちの側に逃げてくればよかったんですよね。
雪寧がいなくなったことを謝危に報告した時(21話)とか、謝危に助言を求めに来た時(28話)や、薛燁に捕まった時(30話)に、逃げ出していればよかったと思います。
そうすれば、芳吟が目を付けられることもなかったし、周寅之が亡くなることもなかったと思いたいです。
前世との違い
結局、前世とはかなり違った結末になりました。
沈玠は即位せず、前世には いなかった沈琅の子が即位しました。
謝危と燕臨は皇室までは狙いませんでした。
色々と、前世とは違いがあり、それがこの結末に繋がっているんだろうと思います。
燕牧が生きていたこと
大きな違いとしては、燕家の惨劇が起きず、燕牧が生きていたことが挙げられると思います。
だから謝危の恨みが20年前からアップデートされることがなかったのかなと思いました。
もしも燕牧が亡くなっていたら、新鮮な恨みが生じてしまっていたと思います。
燕臨も病まずに済みました。
燕牧「君の母親が生きていたら恨みで我を忘れる子の姿は望まぬはず。分かるな?」
寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第37話より引用
謝危「ご安心を。分かっています。当時の陛下は幼く多くのことを知りません。今も昔も私の目的は平南王と薛一族の打倒であり、こたびの帰京も天下のためです」
というやり取りがありました。
燕牧は沈家まで滅ぼそうとするな、と言おうとして、そして謝危はその気持ちを汲んで、このような話をしたのだと思います。
このような考えを持っている燕牧が生きていたということが、この結末になる上で大きかったのではないかなと思いました。
沈琅に子供ができたこと
薛家の言いなりかと思われた沈琅ですが、かなりまともな皇帝でした。
前世の沈琅には子がいませんでしたから、だから子供を守るために薛家をどうにかしようという考えにまでは ならなかったのかもしれない、と思いました。
今回の沈琅は、子供ができたことで、前世とは違う立ち回りをしていそうだなと思いました。
前世では、燕臨が病んでおり、そして雪寧と沈玠が結婚し、沈玠が皇帝でした。
燕臨にとって沈玠は親友でしたから、きっと前世の燕臨は雪寧に対する愛憎と同じくらい、沈玠に対しても恨みがあるのではないかと思います。
沈琅が生きている間に燕家の冤罪が晴らされるタイミングがやってきたおかげで、前世とこれほど異なる結末になったのかなと思いました。
先生√
そして何より、たぶん前世では1人で燕家を助けようとしていた雪寧が、先生たちと協力できたことが大きかったと思います。
前世でも燕家のために働いていただろう謝危も防げなかった燕家の惨劇が、雪寧との協力で防げました。
力を合わせることが大切ですね。
すべてが終わってから何年たったのか、たぶん5年以上は経っていますね。
雪寧と先生は結婚し双子が生まれてました。
先生ご一家は、雪の降る寒そうな場所で、猫ちゃんと暮らしていましたから、先生は雪寧の愛の力で、無事に離魂病を克服されたのだと思われます。
よかったよかった。
今も張遮に対抗している先生に笑いました。
今もすごく仲良し夫婦で、燕臨や張遮・沈芷衣とも交流があり幸せそうでした。
まさかの番外編、2人だけの結婚式もあり、現代でも素敵な出会いがあり、と幸せな最終回で大満足でした!
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