寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第5話  ネタバレあらすじと感想・考察

寧安如夢 第5話 寧安如夢

寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第5話 あらすじ

芳吟ほうぎん雪寧せつねいに言われた通り、価格が下落し続けている絹を買った。

学友の1人、姚惜よう・せき張遮ちょう・しゃの婚約者だが、自分に張遮ちょう・しゃは釣り合わないと嘆き破談にしたいと学友たちに相談した。
雪寧せつねいは、張遮ちょう・しゃに関する悪い噂を流そうとする学友たちを𠮟りつけた。

かつて張遮ちょう・しゃ雪寧せつねいの頼みを聞いたことで斬首を言い渡された。

学友から、謝危しゃ・きが出すだろう問題傾向を尋ねられた雪寧せつねいは、読むべき書物を教えた。
試験では、雪寧せつねいの言ったとおりの書物から出題された。

雪寧せつねいは不合格となるべく答案を書いたのに、合格となった。

学友たちは皆、謝危しゃ・きを善良だと信じて疑っていなかった。
謝危しゃ・きに対する態度を間違っていたから疑われたのだと思った雪寧せつねいは、4年前の出来事は誰にも言わないので不合格にしてほしいと謝危しゃ・きに頼んだ。
しかし無駄だった。

感想・考察

雪寧せつねいの回想の中でですが、やっと張遮ちょう・しゃが出てきました。
いつ、現在の張遮ちょう・しゃ雪寧せつねいの前に姿を見せるんでしょうか。
とても気になります。

とにかく、これで1話の冒頭(皇后時代の雪寧せつねいの最期)に名前の出てきた人たちが全員本編に出てきたということになりますね。

人生2週目の雪寧せつねいは、巷の値動きを分かっているので、芳吟ほうぎんに安くなっている絹を買わせました。
これから値上がりすることを分かっていてのことです。

よく考えたら、宮廷と関わらずに生きたいと思うなら、雪寧せつねいは商人になってがっぽり儲けて生きる、という手もありそうですね。

でもそうはせず、結局皇宮と関わる生活に。
がっぽりは芳吟ほうぎんがやってくれそうですね。
いいなぁ、人生2週目。

苦しい燕臨との関係

前回、燕臨えん・りんは手を怪我しているのに松の実をたくさんむいて、雪寧せつねいにプレゼントしてくれました。
雪寧せつねいは好きな松の実をもらったのに、嬉しそうではありませんでした。

3話でプロポーズされたからですよね。
燕臨えん・りんのことは友達としては好きでも、結婚相手とは思えず、でも燕臨えん・りんはこんなに優しくて。
辛い。辛すぎる。今回も燕臨えん・りんは傷だらけになっているかもしれない雪寧せつねいを心配して、薬を届けてくれました。

雪寧せつねい「厚意はうれしいけど優しくされるほど心苦しくなる。私にとってあなたは大切な親友なの」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第5話より引用

雪寧せつねいは今回も親友だ(結婚相手とは思えないと伝えたいと思われる)と話し、燕臨えん・りんは分かってくれました。

謝危しゃ・き「そなたの愛する者は同様にそなたを愛すると?」
燕臨えん・りん「どちらでもかまいません。君子として成すべきことを成す。私は自分の心に従って動きます」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第4話より引用

と前回、燕臨えん・りんは言っていました。
このセリフは、雪寧せつねいに愛されなくても、愛してもらうよう頑張るから大丈夫です、という意味なのか、それとも愛されなくても自分の心に従い なすべきことを成せば、最終的に愛してもらえなくても悔いはありません、ということなのか、どっちなんでしょうか?

ちょっと難しすぎてわかりません。
どっちでもない、という可能性も。
どういう意味?

とにかく、燕臨えん・りんには幸せになってもらいたいです。

ヴァンパイア!?

謝危しゃ・き「道中で大雪に遭い、離魂病の発作を見られていた。漏らした うわごとも耳にしたはず」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第2話より引用

「離魂病」という謎の病気が2話で出てきました。
その時はスルーしましたが、今回、離魂病がどんな病気なのか雪寧せつねいの回想の中などで明かされました。

雪寧せつねい「両目は充血し首に赤い発疹心神喪失し血に飢えている。これは離魂病だわ」
雪寧せつねい「あの人(謝危しゃ・き)は離魂病で雪の日には血に飢える」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第5話より引用

私の個人的な経験では、血に飢えるということは一般的な人間にはない、というイメージです。
そのため、「血に飢えている」病気=ヴァンパイア しか浮かびませんでした😱

でも、よくよく考えると、「血に飢える」には2種類の意味がありますよね。
文字通り、血が食べたいという意味と、好戦的になるというような意味。

4年前の雪寧せつねいが血を謝危しゃ・きに飲ませていたので勘違いしてしまいましたが、たぶん、ここでの意味は好戦的になる、血が流れるのを求める、という意味だと思います。
実際に4年前の離魂病発症中の謝危しゃ・きは、雪寧せつねいを刺そうとしてました。

そういえば、なのですが、1話冒頭の過去のシーンでも、謝危しゃ・きは目の下が赤くなってました。
あの日は、雪が降っていたので離魂病の発作を発症中だったということなんでしょうね。

体調不良(?)の中、謝危しゃ・きは宮中に攻め入っていたわけですね。
そして、この世界では医者でもない14歳の雪寧が離魂病患者を見て判別できるみたいなので、別に珍しい病気ではないということでしょうか?
それともヤバすぎる病気なので、みんなが警戒してどんな症状か知っている、みたいな感じでしょうか?

今後何度も見返すだろうシーン

おそらくとても重要だと思われる、謝危しゃ・きが離魂病発症中に口走った言葉(うわごと)の内容が、今回明かされました。

謝危しゃ・き「道中で大雪に遭い離魂病の発作を見られていた。漏らしたうわごとも耳にしたはず」
剣書けんしょ「それでは先生が何者か知られてしまうかも…」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第2話より引用

という会話があったので、聞く人が聞けば、謝危しゃ・きの正体があの うわごと を聞いただけで分かる、ということみたいです。
今は聞いても全くわかりませんでしたが、いつか分かるようになるかもしれないので、忘れないように書いておこうと思います。

謝危しゃ・き「やめろ こっちへ来るな。俺は奴じゃない。…(中略)…庶民も天子も同じ人間だ。なのに奴らは…なぜなんだ。殺せ。皆殺しだ。殺せ!母上寒いよ。菓子が食べたい」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第5話より引用

この うわごとについて、1話冒頭の謝危しゃ・きは「逆心」だと表現していました。
確かに「庶民も天子も同じ人間だ」という部分は、時代によっては絶対に言ってはいけない言葉に思えます。

最後の方で「母上」とか、「菓子」とかが出てきたので、このうわごとを言っていた謝危しゃ・きは、子供のころの精神状態になっているということでしょうか?
そしてその頃、誰かに間違えられて、怖い人が来た、みたいな感じでしょうか?

よくわかりませんが、たぶん、このシーンは重要なシーンだろうと思いました。
いつか、どういう意味か分かるといいですね。

雪寧の答案が気になる

雪寧せつねいが試験で書いた答案ですが、雪寧せつねいは落ちる気満々でした。
しかし謝危しゃ・きは、雪寧せつねいの答案を「上等」と評価し、女性がふつう読まない書物からの引用を指摘していました。

最初見た時は、どういうこと!?と意味不明になりました。
雪寧せつねいは、落ちる気満々なのに、ガッチガチの良答案を書いたの!?と。

何度か見て、やっと気づきました。

前提として、雪寧せつねいは前世で1度この試験を受けているので、どんな問題が出るか、採点基準はどんな感じかを知っています。

雪寧せつねい「少師(謝危しゃ・き)は端正な字を好むと聞いた。内容が優れていても字が汚ければ落とされるかも」

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第5話より引用

その雪寧せつねいが語った採点基準がこれでした。

そして雪寧せつねいの書いた答案は、ところどころ ぐちゃぐちゃっと文字を消してあり、文字も他の人たちと比べるとかなり崩し字でした。
極めつけに、謎の花押(?)みたいな太陽か花みたいなマークを書いてました。

つまり、カンニングを謝危しゃ・きに疑われていると思った雪寧せつねいは、見返すために内容が優れているものを書いた、けれど字が汚くて落とされるというのを狙った、ということなのだろうと思いました。

やっと謎が解け(たと自分では思っている)すっきりしたので、次話見てきます!

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