寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第7話  ネタバレあらすじと感想・考察

寧安如夢 第7話 寧安如夢

寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第7話 あらすじ

張遮ちょう・しゃは出世の望めない自分に姚惜よう・せきを嫁がせるべきではないと縁談を断った。
しかし姚惜よう・せき張遮ちょう・しゃこそ理想の相手だと考えた。

謝危しゃ・きせつ家の船に穴をあけた犯人を捕らえ刑部けいぶに差し出した。
皇帝は薛遠せつ・えんを停職にし刑部けいぶの者を復職させた。

謝危しゃ・き芳吟ほうぎんの後ろ盾が雪寧せつねいだと知った。

雪寧せつねい謝危しゃ・きの授業においてせつ家の考えに背く立場を表明させられた。
薛姝せつ・しゅ雪寧せつねいを警戒した。

さらに薛姝せつ・しゅ沈玠ちん・かい雪寧せつねいが同じ手巾を持っていることにも気づいた。

雪寧せつねいは義理堅い太監たいかん鄭保てい・ほを助けた。

学友らと共に雪寧せつねいは皇太后に挨拶に行った。
届けられた”忠魂三百”と書かれた玉如意を見た皇太后は激しく怒った。

感想・考察

前世の雪寧せつねいの恋人というのがいったい誰だったのか、ずっと気になりながら見ています。

雪寧せつねい「悪者になれ。2人は相性が悪い。人目を気にせず奪ってしまえ」

「寧安如夢」第7話より引用

という雪寧せつねいの声が響いていました。
これは前世の雪寧せつねいの思考で、前世ではその通り動いたということなのか、それとも今の雪寧せつねいの気持ちなのか。

雪寧せつねいちょう殿と結ばれればお父上も喜ぶはず。…(中略)…この世で誰よりも尊いお方よ。嫁ぐと決めたら大切にしてほしい」

「寧安如夢」第7話より引用

今回の雪寧せつねいは、姚惜よう・せきの気持ちを後押ししました。
そしてその後、独白がありました。

雪寧せつねい張遮ちょう・しゃ あなたのことを求める資格がないわ」

「寧安如夢」第7話より引用

これは、前世では張遮ちょう・しゃを結果として巻き込むことになってしまった自分には、前回のように求める資格がないということでしょうか?
「嫁ぐと決めたら大切にしてほしい」というのは、自分のモノを譲る人が言うセリフのようにも聞こえましたが、どうなんでしょうか?
すごく気になる―!

前世雪寧せつねい「昨年私が逆賊たちに命を狙われた時、守ってくれたでしょう?すたれた寺の茂みに隠れていた私から逆賊を遠ざけてくれた。張遮ちょう・しゃ、あの時のように再び私を助けてほしい。…(中略)…あれは責務のうちだと?」
張遮ちょう・しゃ「当時の私の行いが出すぎたものでしたら罰を受けます」

「寧安如夢」第5話より引用

という描写が5話であったんですよね。

この会話を聞いた感じ、昨年助けてもらった時、雪寧せつねいは好意から張遮ちょう・しゃが自分を助けてくれたと思い、少なくとも、そう勘違いするような何かがあり、張遮ちょう・しゃも行き過ぎたところがあったという自覚があるのではないか、と思ったのですが、どうでしょうか?
2人は恋人同士だったのか、雪寧せつねいの片思いだったのか。

でもこの回想の中の張遮ちょう・しゃ雪寧せつねいに対しては断りますが、最終的には雪寧せつねいのために動き牢に繋がれることになるんですよね。
だから2人は相思相愛だったということなんでしょうか?

悪役皇后と清廉な官吏のプラトニック・ラブ!?
うわぁああめちゃくちゃ気になる!

雪寧は薛姝にロックオンされてしまったのか

前世雪寧せつねい「一族と共に皇后の座を狙ってきた貴妃の薛姝せつ・しゅが今や皇帝の子を身ごもってしまった」

「寧安如夢」第5話より引用

という話があったので、前世の雪寧せつねい薛姝せつ・しゅとバチバチやり合っていたか、少なくとも薛姝せつ・しゅは皇后である雪寧せつねいに成り代わろうと一族と共に頑張っていたということが伺われます。
そして今回のこの7話は、その長い2人の戦いへのプロローグのような、ヒヤヒヤな場面がありました。

まず沈芷衣ちん・しいですよね。
自分の隣の席に座っている薛姝せつ・しゅに、雪寧せつねいと代わるよう言いました。
もう、あのシーンを見ただけでヒヤヒヤです。

女子の間ではこういうのって後々まで尾を引くというか、恨まれますよね。
もともと沈芷衣ちん・しい雪寧せつねいをものすごく贔屓しており、それが積もりに積もっているところに席替え事件があったという印象です。
沈芷衣ちん・しいは蝶よ花よと育てられたお姫様だからそういう女同士のあれを知らないのかなと思い、ヒヤヒヤしながらも”仕方ない”と諦めながら見ていました。

しかし、

沈芷衣ちん・しい「席替えのことだけど悪気はないの」

「寧安如夢」第5話より引用

沈芷衣ちん・しい薛姝せつ・しゅにフォローを入れていました。
思っていたよりも沈芷衣ちん・しいが分かっている子で驚きつつ、良かったと思いました。

沈芷衣ちん・しい薛姝せつ・しゅにフォローを入れてくれるだけでだいぶ変わりますよね?

しかし、さらに手巾の件で、薛姝せつ・しゅ雪寧せつねいにムムムとなっていました。

きっと雪寧せつねい雪蕙せつけいは姉妹だから、お揃いの手巾を持っていたのでしょう。
それで雪寧せつねいの持っている手巾と沈玠ちん・かいが肌身離さず持っている手巾が同じで、薛姝せつ・しゅに疑われました。

もしかしたら前世の雪寧せつねい雪蕙せつけい沈玠ちん・かいの仲を知ることになったのも、この手巾が原因なのかもしれないですね。
雪蕙せつけいが手巾を持ってないので、どうしたのか聞いて、さらに沈玠ちん・かいがその手巾を持っているのを知って、みたいな流れでは?

沈玠ちん・かいは なくしたはずの手巾と同じものを本人が持っていることを疑問に思わなかったんでしょうか?
本物を自分が持っているなら、もう1つは偽物では!?

気に入ったからもう1つ作ったとか、2個持ってたとか言って雪寧せつねいが誤魔化したんでしょうか。

前世燕臨えん・りん「奸人で妃の薛姝せつ・しゅ

「寧安如夢」第1話より引用

燕臨えん・りんが言っていたので、薛姝せつ・しゅは悪い奴なんじゃないかという気がしています。
えん家にとってはせつ家は敵だからせつ家は全員奸人であるという可能性もあるとは思いつつ)

そんな悪い奴に主人公がターゲットとしてロックオンされ、嫌がらせを受けたりしないか心配です。

きっと前世の雪寧せつねい薛姝せつ・しゅに対抗するべく同じくらい悪事を働き皇后でい続けたのだと思いますし、人生2週目の雪寧せつねいがまだまだ小娘の薛姝せつ・しゅに負けるとは思いませんが、できれば平穏無事に過ごしてほしいです。

今回の雪寧せつねい沈玠ちん・かいを狙ってないから、薛姝せつ・しゅは安心してください。

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