寧安如夢 宮廷にふたたび舞い降りる愛 第8話 あらすじ
帝位争いに敗れた平南王は20年前反乱を起こした。
先帝は不在だったが現皇帝(当時は太子)と皇太后は宮中にいた。
平南王は太子を見つけ出そうとするが見つからず、300名の子を人質にした。
薛定非は自分が太子だと名乗り出たが、300名の子供たちと一緒に殺された。
これが玉如意に刻まれた忠魂三百の意味だった。
雪寧は皇太后から罪の意識が感じられないことが気にかかった。
薛遠は燕敏を娶り燕家の後ろ盾を得て出世したが、燕敏が亡くなるとすぐに以前から関係していた女性を後妻に娶った。
謝危から、鄭保を助け生糸の商いをする理由を尋ねられた雪寧は、拠り所を得るためだと答えた。
猫が苦手らしい謝危は、迷い込んだ猫を抱き上げた雪寧を払いのけ罵倒し追い出した。
玉如意の件は公儀丞が燕家をハメるためにやったことであり、謝危に疑いがかかるかもしれないと謝危は配下から聞いた。
偶然その会話を聞いてしまった雪寧は、謝危に見つかり…?
感想・考察
可愛い真っ白い子猫が、凶悪な獣のように描かれていました。
いやいや、無理あるでしょ!?と笑いました。
謝危先生にはあの子猫が凶悪な獣に見えるらしいです。
これも離魂病に関係しているんでしょうか?
子供のころに飢えた猫の大軍にでも襲われた?
謝危
宝桜「先生は何年琴を習い今はどの段階ですか?」
「寧安如夢」第8話より引用
謝危「私は4歳から琴を始めた」
…(中略)…
宝桜「20年以上学んでまだ初級なの?」
この会話により謝危の年齢が24歳以上だと分かりました。
さらに今回謝危は、初授業において、雪寧を立たせたかと思いきや、泣いていると勘違いして優しく言葉をかけるなどギャップを見せてきました。
雪寧「嘘でしょ。これが謝危の手口ね」
「寧安如夢」第8話より引用
と雪寧は驚いていました。
「手口」という表現に笑いました。
雪寧の中の謝危は、いったいどんな奴なんでしょうか。
たぶん前世では知らなかっただろう、謝危が涙に弱いという情報。
知っていたら前世の雪寧なら使っていたでしょうね。
忠魂三百
玉如意に刻まれていた「忠魂三百」の意味が明かされました。
当然知っていただろうと思われる雪寧の感想は、
雪寧「心が痛むなら罪悪感を感じている。でも今日の(太后の)様子では罪の意識はなかった」
「寧安如夢」第8話より引用
というものでした。
言われてみれば、確かに。
忠魂三百とは、太子を守るために犠牲になった子供たちを指しています。
ですから、宮中で「忠魂三百」という言葉が禁忌になっているとしても、守られた張本人である皇帝や皇太后は忠魂三百に手を合わせて生きていたとしても おかしくないのではないかと思ってしまいます。
方妙「先帝は忠魂三百を埋葬させたの。白果寺の裏に薛定非の石碑も建てられてる。太子に命を捧げた英雄たちの墓だから白果寺は忠義林と呼ばれるのよ」
「寧安如夢」第8話より引用
寺には碑も建っており子供たちは英雄扱いされているということですから、拝む対象でもおかしくないのかなと思ってしまいます。
それなのに太后の反応は拒絶反応のように見えました。
何か後ろめたいことがありそうな反応でした。
方妙「偶然宮中に来ていた燕夫人と薛定非」
「寧安如夢」第8話より引用
6話を見た時に、7歳の薛定非が自分から身代わりになるだろうかと疑問に思いました。
今回、薛定非の父薛遠は燕家の後ろ盾があったから出世できたという話がありました。
薛遠の妹が皇后になり太子を授かり、薛遠は前途洋々だったはずです。
薛遠と皇太后は薛家の繁栄の礎になる太子を守るために、反対する燕敏を押し切り薛定非を身代わりに差し出した(殺すことに決めた)のではないか、とやっぱり思いました。
燕家は出世のために利用され、そして生まれた子も出世のために殺されて、だから燕家は怒っているのかなと思いました。
玉如意事件の黒幕は公儀丞だということです。
公儀丞は平南王側の人です。
その人が皇太后に忠魂三百と書かれた玉如意を贈れば燕家を陥れることができると考えていた。ということは、平南王は皇太后が忠魂三百に対して罪悪感や感謝をささげて生きていたりなどしないということと、燕家にとって忠魂三百の事件が許せない事件なのだということを知っている、ということでしょうか。
燕家に来た手紙通り薛定非は生きていて、平南王は薛定非から何があったのかすべてを聞いた、とか?
分かりませんが、このドラマは雪寧が未来を変えるために奮闘するドラマとして始まりましたが、過去もめちゃくちゃ重要そうだということが分かりました。
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