玉骨遥(ぎょっこつよう) 第13話 弟子選抜の決着 あらすじ
時影が一番弟子になりたいか尋ねると、朱顔はなりたいと答えた。
時影は朱顔が一番弟子になることを信じると語った。
九嶷山 黄泉の滝で赤淵は、星尊帝と六部に対する恨みを語る龍神の言葉を聞いた。
赤淵は、龍血古玉で朱顔を救えるかもしれないと考え、そのような考えを持つ自分を不思議に思った。
術について時影から助言を受けた朱顔は、もっと教えてほしいと思ったが、時影は朱顔にだけ長く教えるわけにはいかないと言い行ってしまった。
朱顔は自主練習に励んだ。
腕比べ当日。
朱顔が雪鷺に勝ち、一番弟子となった。
時影は大司命の所に行き、嘉蘭に戻る気がないことを伝えた。
これからは何も犠牲にせず生きて欲しいと時影が言うと、大司命は1人になるため時影を退出させた。
感想
目覚めた朱顔は昨晩のことを思い出し、間接キスをはじめとする数々の失態を思い出しました。
間接キスって何のこと?と思ったのですが、時影に酒を飲ませる時自分の杯を使ったことだったみたいです。
しかも前回の該当シーンではそんなモノローグありませんでしたが、あの時朱顔は心の中で”これって間接キス”と思っていたらしいことが今回判明いたしました🤣
めちゃくちゃに酔っぱらってても冷静な部分もあるんですね。
決意から半月
前回の終わり、時影は大司命が自分と雪鷺をくっつけ嘉蘭の帝位に付けようとしているのを知りました。
そして今回、酔っぱらっても夢の中でも朱顔が一番弟子になりたがっているのを知り、素面の本人に意思を確認し、決意を固めました。
大司命の策略を阻止するために、朱顔を一番弟子にする!
事態を知った重明は、時影は朱顔を利用して大司命の策略を阻むのだと理解しているようでしたが、時影が朱顔の心根が良い事を理由に挙げてくれました。
時影「弟子選びで重要なのは心だ。多くの者は法術を目的達成の手段と考えている。たとえば白雪鷺は権勢を得るため。だが朱顔は真の向学心からだ」
「玉骨遥」第13話より引用
このセリフに救われた気がしました。
かつて時影は雪鷺のことを、
時影「内面は強く志は固い」
「玉骨遥」第10話より引用
と評価していました。
あれを聞いた時、確かにそうかもしれないけど、なんだか腑に落ちないというような複雑な気持になりました。
でも、ちゃんと時影は見る所を見ていてくれました。
雪鷺の頭には権勢しかないことを見抜いてくれてました。よかった。
止淵・赤淵・龍神
謎の声「止淵、蒼梧の淵でお前を待つ」
「玉骨遥」第12話より引用
前回、赤淵の頭に響いた声です。
止淵って誰?と思ったのですが、止淵とは赤淵のことみたいです。
目覚めようとする龍神は龍血の流れる支族の者を召喚するそうです。
今まで赤淵がおかしかったのは龍神の召喚を受けていたからだったんですね。
龍神は自分を封印した星尊帝と星尊帝を助けた六部を初めとする空桑の人達を恨んでいるみたいですね。
かつて龍神を封印した星尊帝は今では伝説の大英雄のような形になっています。
復活した龍神を時影と朱顔が再び封印し伝説の2人になる、みたいな物語になるんでしょうか?
龍神が復活したら朱顔が狙われると知った赤淵は、朱顔を守るためには龍血古玉を使えば…などと考えた自分を不思議に思っているようでした。
赤淵はまだ気づいてないけれど朱顔が曜儀の生まれ変わりだから赤淵はどうあっても守ろうとしちゃう、みたいな感じなんでしょうか?
それとも朱顔は曜儀の生まれ変わりではないけれど赤淵は朱顔を好きになっている、ということ?
生まれ変わりだから好き、というのはロマンチックなようでいて赤淵が実際に見ているのは朱顔ではなく曜儀なんじゃないか、という疑いが常について回る恋愛になると思うんですよね。
その点曜儀とは全く関係なく朱顔を好きという方が、乙女としては嬉しいですよね。
ただ厄介なのは、赤淵はもう当て馬だと確定しているわけじゃないですか。
毎回始まる前に朱顔と時影2人だけのサムネ見せられているわけですから。
赤淵の失恋が確定している場合、朱顔が曜儀の生まれ変わりだから放っておけない、好き、っていう方が赤淵としては救われるのかな、と思ったり思わなかったりしました。
本当に赤淵が好きなのは朱顔ではなく曜儀なわけですから。
半月で急成長
今まで座学ばかりでしたが、実習が始まりました。
朱顔はもっと教えて欲しい朱顔に対して時影は…。
時影は「お前だけを長く教えるわけにはいかぬ」
「玉骨遥」第13話より引用
このセリフを聞いた時、今さら何言ってるの?とツッコミを入れました。
朱顔にだけ個人レッスンをたくさんしてたじゃんって。
でもよくよく考えてみると、あの個人レッスンの数々は朱顔が他の子弟たちが子供の頃身につけているはずのことすら身に着けていなかったからですよね。
ライバルと同じフィールドに立てるようにするための個人レッスンだったと思われます。
今回「お前だけを長く教えるわけにはいかぬ」というセリフが時影から出たということは、この時点で朱顔は他の六部の子弟たちと同じ土俵に立てているということなのだろうと思いました。
朱顔が成長していることを表すセリフだったのだと思います。
朱顔は、成績上位4名に入っており腕比べ対決に参加できることになりました。
12話で修行が始まり半月経過時点での成績が発表されました。
あの時は朱顔は最下位でした。
それが半月で3位になった。すごい!
無事に弟子になることができた朱顔が、時影のことを何度も師匠と呼んでいたのがとても可愛かったです。
時影「今後いかなる局面を迎えようと朱顔とともに戦う」
「玉骨遥」第13話より引用
こんな風に時影は言っていました。
弟子とは、単なる先生と生徒とは全く違う すごく重い(?)特別な存在なんですね。
大司命の企みは終了?
嘉蘭に戻る気のないことをきっぱり大司命に話した時影です。
大司命が白嫣を好きだったという話が7話でありました。
1話の2人の様子をみると2人は昔想いあっていたんじゃないかな、と思ってしまいます。
白嫣は北冕帝に嫁いでしまいましたから、その時大司命は一度白嫣を失っていますよね。
皇后だった白嫣が幽閉されて、自害してしまって、大司命は再び白嫣を失いました。
大司命「この世に思いやる相手がいないなら生きていても何の意味がある?」
「玉骨遥」第13話より引用
この大司命のセリフは、時影から”自分の人生を生きて欲しい”と言われ、時影が独り立ちしてしまったことに対して言っているようにも思えますし、時影の向こうにいる白嫣を見て言っているようにも思えました。
時影を嘉蘭に戻し帝位につけるというのは、白嫣を失った大司命が生きるための支えみたいなものだったのかな、と思いました。
今回、龍神という、敵になるだろうキャラの復活が近いと分かりました。
ということで、大司命は時影と話したことでもう小細工はしないでしょうか?
悪役っぽかった大司命はここで終了で悪役の座は龍神にバトンタッチ?
次話見てきます!
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