玉骨遥(ぎょっこつよう) 第16話 龍神の怒り あらすじ
朱顔は痛みを人と分かつ法器を選び、宮商と名付けた。
その名はかつて時影が自分の法器としてその法器を選ぼうとし、付けたのと同じ名前だった。
時影は真境に達するための瞑想に入った。
大司命は敵を一網打尽にする罠を仕掛けた。
事情を知らない朱顔のせいで、大司命の仕掛けた罠も時影の瞑想も台無しになった。
赤淵が夜 外に出ると、龍神が姿を見せた。
龍神が火を放ち、朱顔の部屋は燃え落ちた。
赤淵の流した涙は龍血古玉となった。
龍血古玉の守護者である赤淵は目の中に龍血古玉を隠し、涙を流すことを禁じられていた。
火事は幻だった。
曜儀を愛しているはずなのに龍血古玉がここにあるという事実に赤淵は苦しみ、感情を断ち切るのだと自分に言い聞かせた。
赤淵は朱顔に龍血古玉を贈った。
目覚めるとすぐに、時影は朱顔を励ましに行った。
感想・考察
朱顔が厄災の娘として必要なものをどんどん身に付けています。
今回の法器も、これ完全に時影をころすためのやつですよね?
大司命「痛みを人と分かつことができる。ただし、相手がそれを望み 霊力が通じ合う場合だけだ。霊力が通じ合えば命の危険も伴う。霊力の半分を相手に与えるからだ。この世にそのような人間はいない」
「玉骨遥」第16話より引用
痛みを分かちあう法器ってなにそれっ!
時影を苦しめるための法器としか思えません。
命懸けで朱顔を守るためにこの法器が使われるのではないですか?
朱顔は宮商という名を法器につけ、それは時影が付けた名と同じでした。
「宮」「商」という漢字は星の名前になっているらしく、漢字に詳しい方からしたらかなりロマンチックな漢字なんですね。
今回初めて知りました。
以前「商」が名前についている女性を見て「商」といったら「商業」とか「割り算の答え」とかしか浮かばない私は 変わった名前だなと思っていましたが、きっと漢字に詳しい方からしたら綺麗な名前なんでしょうね。
点と点が線でつながったようなスッキリ感がありました。
2年後の状況
瞑想に入った時影には何も聞こえないだろうと、朱顔は色々な告白をしてました。
それを聞いた感じですと、朱顔は未だに時影の名前も時影がが世子殿下だということも知らないみたいです。
刺客と戦う朱顔は 1対4(?)でも優勢を保っていました。
青族の精鋭相手にこんなに強いなんて。
前回、2年がたったという描写があった後、それでも朱顔は時影にダメ出しされる日々っぽいことが、時影の物まねをする朱顔によって語られていました。
だからまだまだなのかな、と思っていましたが、朱顔はめちゃくちゃ強くなってました。
拍手しながら見ていましたが、実戦経験がなかったらしい朱顔は相手をころしてしまったことにショックを受け、ショックを受けた隙に傷つけられていまいました。
時影は瞑想を中断して朱顔を助け、励ましました。
時影はどこから知ってたの?という気持ちでいっぱいです。
以前座禅に関する本を読んだとき、座禅中は五感が研ぎ澄まされてこの世の音という音が聞こえる、みたいな話を読みました。
時影はなぜ瞑想をやめたのか、周りで起きていることを全部知っていたのか、気になります。
大司命に物申す
すべてを台無しにされた大司命が怒鳴り込んできました。
あれに関しては、絶対悪いのは大司命じゃないですか?
視聴者としては、大司命に対して抗議したい気分になりました。
朱顔は時影の弟子なわけで、弟子なら瞑想中の時影の所の来てもおかしくないじゃないですか?
だから朱顔には瞑想中に罠を仕掛けているから近づかないように、と一言 言っておくべきです。
絶対言っておくべきです。
それなのに大司命は言いませんでした。
自分が言わなかったせいで失敗したのだから、失敗したと発覚したら、自分で反省して次は朱顔にも ちゃんと計画を伝えるのを忘れないようにしよう、とメモを書くべきです。
それなのに大司命はメモをせず朱顔を叱りました。
朱顔は悪くない。
伝えなかった大司命が悪いと思います。
朱顔は泣く必要はないです。
朱顔が泣いたのは大司命に叱られたからではなく時影の真境達成を阻んでしまったからでしょうから大司命に叱られなくても泣いたかもしれませんが。
絶対に計画が失敗したのは朱顔のせいではなく大司命のせいです。
だから大司命が泣いてください。
龍神の怒り
前回、龍神の目覚めは鮫人の悲願だと時影が言っていました。
あの場面を見て赤淵が”龍神が目覚めるから九嶷山は危ないですよ”と朱顔に話してくれない理由が分かった気がしたのですが、今回さらに赤淵の秘密(?)が分かりました。
どうやら鮫人では海皇という人が一番偉くて、しかしこの人は行方不明らしいです。
その下に赤淵の一族がいるみたいです。
赤淵は本当は(?)止淵という名でこの止という姓は海皇に次ぐ偉い一族の姓と龍神は言っていたと受け取りました。
赤淵は海皇を見つけるための手がかりでもあり 鮫人の宝でもある 龍血古玉を目の中に隠していましたが、朱顔がしんでしまったと思い 泣いたことで龍血古玉が目から出てきてしまいました。
そして龍神から朱顔を愛しているのだろうと疑われてしまいました。
鮫人は生涯1人だけを愛す種族なので、曜儀を愛している赤淵としては朱顔を愛しているなんて言われては鮫人の沽券にかかわる?生存に関わる?アイデンティティの問題?そのレベルで悩んでいるようでした。
赤淵が朱顔を好きなんだな、というのは今回のことで確信しました。
しかし朱顔は…。
朱顔「今の私の最大の望みは師匠のそばにいること。だってこの世の中で法術を学ぶ私を励ましたのは世子殿下を除けば師匠だけでした」
「玉骨遥」第16話より引用
このように、朱顔は赤淵のことなんて全く眼中にありません。
赤淵も割と励ましていた気がしますが。
赤淵がものすごく朱顔のことが大好きだということが良く分かったので、次は朱顔をドキドキさせてあげて欲しいです。
…が、朱顔、ドキドキしてくれるかなぁ?
そしてあの龍神はなんだったのでしょうか。
もう目覚めているんでしょうか?
それとも目覚めまでかなり近い所まで来ている、幻を見せることができるまで回復した、というような形でしょうか?
大司命は赤王妃が届けるだろう命符から朱顔の正体が災いの娘だと気付きそうです。
龍神の目覚めも近そうです。
青雲は雪鷺を使って何かしようとしています。
色々な人たちの思惑が絡み合い、先が読めないですね。
とりあえず重明が天劫を迎えるということです。
劫は乗り越えなければならない試練で 乗り越えられないとしんでしまうという奴だと思います。
天劫は他のドラマだと雷に打たれてたきがしますが、このドラマではどんな感じでしょうか?
楽しみです。
来週は17話「鮫族の秘宝龍血古玉」18話「断ち切れない思い」です。
赤淵がたくさん活躍する感じで龍神も出てくる感じでしょうか?
前回時影は龍神が”復活すれば凶星が現れ海皇も戻る”と言っていました。
海皇も出てくるでしょうか?とっても気になります!
コメント