玉骨遥(ぎょっこつよう) 第17話 鮫族の秘宝龍血古玉 あらすじ
青雲に指示を受けた雪鷺の企みで女蘿渓に向かった朱顔は、氷族に襲われた。
時影は朱顔を助けに行き真境に達する機会を逃した。
時影と朱顔は宮商を使い 氷族を撃退したが、反動で蒼梧の淵に落ちた。
帝王の子である時影が危機に瀕し、后土の指輪が現れた。
朱顔が口づけすると、時影は意識を取り戻した。
そして龍神が現れた。
朱顔を龍血古玉が守るのを見た龍神は、白族の女子を待っていると話すと2人を陸に戻した。
2人とも意識を失った。
朱顔が災いの娘だと気づいた大司命は、朱顔に術を施した。
時影は蒼梧の淵でのことを大司命に報告した。
大司命は、朱顔が外で聞いているのを承知で話し続けた。
朱顔は時影が世子だと知った。
時影は朱顔に知られたと気付いた。
感想
氷族に襲われ、宮商を使い、龍神が現れ、后土の指輪も現れ、大司命に災いの娘だとバレ、大司命に何かされ、朱顔が時影の正体を知り…。
盛りだくさんの回でした。
朱顔と時影がお互いを想いあっているということも重明の目を通じてよく分かってとってもよかったです。
遠隔操作する雪鷺
前回、青雲から時影を女蘿渓に呼び出すよう雪鷺は命じられました。
あの時、本人も難題だと言っていましたし、私もどうやって?と思いました。
まさかこんな手があるとは。
でも、この手は朱顔を危険にさらせば時影が助けに来るだろうという推測の上に成り立っていますよね?
雪鷺は時影と朱顔がとても仲良しだということを知っているんでしょうか?
単に時影を呼び出す策が思い浮かばず弟子の朱顔を呼び出し あとは頼んだ、ということかもしれませんが、雪鷺にまで2人が仲良しだという話が届いていたらいいなぁと思いました。
前回時影は真境に至るための瞑想に失敗し、あれから10日後にまたチャンスがあると大司命は言っていました。
そして今回時影は再び真境に至るための挑戦をしていたので、今回がその10日後なわけです。
10日の間に、嘉蘭にいながら朱顔を遠隔操作し青雲の命令通りのことを行った雪鷺って、やっぱりすごいですよね。
龍神との対話
龍神との対話はかなり謎めいていて面白かったです。
龍神「お前が私の待ち人なのか…(中略)…私が待っているのは白族の女だ。だがお前(朱顔)は海国の命運に大きく関わっているはず。お前を殺せば雲荒の乱の発端を早めるやもしれぬ」
「玉骨遥」第17話より引用
白族の娘を待っているということは、龍神が目覚めるためには雪鷺か雪鶯がキーパーソンになるということなんでしょうか?
朱顔は海国の命運に関わっているらしいこと、
朱顔がしねば雲荒の乱が早まること、
両方意味は分かりませんが、朱顔の命が狙われる流れになるんでしょうか?
いずれにせよ、龍神は朱顔が龍血古玉を持っていたことで、2人を陸に帰したのだと思われます。
前回赤淵に龍血古玉をもらっておいてよかったです。
もらってなかったら生きて帰れなかったかもしれません。
ついに知った朱顔
朱顔が盗み聞きしているのを承知で、大司命は時影の正体を語りました。
大司命『”恋情”は最も難しい試練。朱顔のために下山するまでこの試練に耐えてもらう』
「玉骨遥」第17話より引用
という独白を聞いた感じ、時影の朱顔に対する恋心を利用して時影を嘉蘭の帝位に就けるという自分の野望を成し遂げようとしているんでしょうか?
時影「私が法力を失ってしまえば民を守る術がなくなる」
「玉骨遥」第17話より引用
時影はこんな風に言っていました。
嘉蘭に戻ると時影の法力はなくなってしまうんですか!?
なぜですか?
結婚したら聖なる力を失っちゃうとか、そういう設定があるんですか?
そうだとしたら星尊帝は?
星尊帝は帝でありながら真境に達し龍神を封印したりと活躍したんですよね?白薇という妻もいたんですよね?
なぜ法力を失うという話になるんでしょうか。
大司命が朱顔に時影の正体をばらしたのはとても予想外でしたが、それに対する朱顔の反応もとても予想外でした。
喜ぶと思っていたのに、呆然と立ち去りました。
どうやら時影が捨てた過去に執着した自分の愚かさに呆然とした、ということっぽい?
知ったら喜ぶと思っていたので予想外すぎましたが、つまりは朱顔が自分の気持ちではなく時影の気持ちを優先して考えるいい子だから、あの反応になった、ということなんですね。
よく分かりました。
自分が朱顔の大好きな世子だと知られ、時影は朱顔に何を言うのか。
気になりすぎるので、次話見てきます!
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