玉骨遥(ぎょっこつよう) 第18話 断ち切れない思い あらすじ
世子殿下を生き返らせようとし、時影を煩わせたことを朱顔は恥じた。
時影は身分を隠し苦しめたことを朱顔に謝罪した。
かつて時影は朱顔の刺繍した手巾を重明の手前燃やした。
しかし修復し持っていた。
時影は手巾を見ながら、朱顔が好きなのだろうかと自問した。
俗心を抱いた己を罰するため、時影は進んで酷刑を受けた。
還俗するには万劫地獄の試練を受けなければならない。
真境に至らず試練を受けると霊力を失う恐れがある。
大司命は薬を作り準備を整えていた。
大司命は、誅心呪(時影に殺意を抱くと朱顔がしぬ術)を朱顔にかけた。
時影にかけられた呪いや災いは消滅したと大司命から聞いた重明は、災いは消えたのだと確信した。
時影は朱顔に、下山し二度と来ないよう言った。
感想
徹底的に時影は過去を隠していました。
それはそれだけ傷が深いからで、そんな深い傷に触れるような真似をした自分を朱顔は悔いていたのでした。
だから無邪気に時影が世子だと知って喜ばなかったんですね。
それだけ相手のことを深く思いやっているからだったんですね。
時影はそんな朱顔に、朱顔の気持ちを煩わしく思うはずがないと言い、朱顔の執念を断てば全て終わると考えさらに苦しめたことを謝罪しました。
お互いにお互いのことを思って謝罪し合う2人でした。
燃やしたはずの刺繍
燃やしたはずの刺繍を時影は今も持っていて驚きました。
あの刺繍は、6話で、時影にめちゃくちゃ冷たくされて、ひどいことを言われて、世子は生き返らないと知って赤府に戻った朱顔が意気消沈しながらも無意識に刺していた刺繍でした。
7話で、別れの品として朱顔が時影に贈った明月綃に刺繍が紛れ込んでしまい、時影の所に届いてしまいました。
重明の言葉から朱顔からの贈り物だと気付いた時影は刺繍を燃やした…かに思われていましたが、重明が部屋から出た後回収して修復していたらしいです。
驚きましたが、どちらかというと7話で燃やした時の衝撃の方が大きかったので、燃やしてなかったと知って”ですよねー(´・ω・)(・ω・`)ネー”となりました。
万劫地獄
前回、時影が俗世に戻ったら法力が無くなるというようなことを言っており、どういうこと!?と疑問に思っていたのですが、その理由が分かりました。
俗世に還るためには万劫地獄の試練を受けなければならず、真境に達さず試練を受けると法力は失われてしまうかもしれない、ということだそうです。
星尊帝は真境に達していたから大丈夫だったんですね。
大司命としては時影が真境に達してから嘉蘭に戻そうと思っていましたが、2度失敗に終わったことと世の流れを見て時影を下山させることにしたみたいです。
この時に備え、薬も7年前から作っていたということで抜かりはありません。
やはり大司命は時影の朱顔に対する気持ちを利用して自分の思う通りに操ろうという魂胆のようです。
あと1人時影をあおるために力を借りたい人がいると大司命は言いました。
誰だか分かりませんでしたが、その後場面が切り替わると青王と青雲が映し出されたので、2人に暗躍してもらい時影が奮起するのに役立って欲しいという意味かもしれないと思いました。
大司命のかけた誅心呪
大司命「時影を守るため朱顔に誅心呪をかけた。もし朱顔が時影に殺意を抱けば誅心呪が朱顔に死をもたらす」
「玉骨遥」第18話より引用
ということで、大司命が前回朱顔に何かしていたのは、誅心呪をかけていたと判明しました。
朱顔が時影に対して殺意を抱くことなんて絶対にないと今は思えるので、誅心呪は今の所かけられていてもかけられていないのと同じだと思えます。
これがいつか悪さをする日が来るのでしょうか?
操られた朱顔が時影に対して殺意を抱く日がきたりするんでしょうか?
前回は「大司命、何をしたのよ!?」と怖くなりましたが、今の所そんなに悪い術ではないという印象です。
恋心を断ち切るために
刺繍を見ながら朱顔を好きなのだろうかと自問した時影は自分を痛めつけ始めました。
血がどばーっとたっぷりでてて、うわああああな画面に目を覆いました。
あの場面をプラスに受け止めるとすれば、時影は朱顔を好きだと自覚したということですよね。
それは喜ばしいです。
けれど時影はその気持ちを封印しようとしているというのは悲しいです。
時影「一生楽しまず 妻を娶らず 俗世に還らず 皇冠を戴かず 生涯神に仕えること」
「玉骨遥」第7話より引用
7話で時影が少司命になる時、誓った言葉です。
あの時視聴者は、これ全部破ることになるんでしょ?と思っていましたが、時影は全くそんなことは思っておらず、むしろこの誓いを守る気満々なんですね。
だから酷刑に耐え、朱顔への気持ちを封印しようとしているようです。
正直、20+α年生きると、時影と朱顔ほどの強い結びつきでなくて、ちょっと好き、くらいの人だと何年か経つと忘れるということに気づくじゃないですか?
顔も思い出せないじゃないですか?
だけどこんな刑を受けたら、ちょっと好きくらいの人のことも一生忘れられなくなると思うんです。
つまり何が言いたいかと言うと、時影はこんな痛い刑を受けたことでますます朱顔のことを忘れられなくなるのではないか、と思いました。
こんな刑を受けてる時点で、朱顔に対する気持ちがものすごく大きいことは分かるので、時影は何をしても朱顔のことを忘れることはできないと思います。
今回のタイトルも「断ち切れない思い」ですし、諦めましょう。
時影が世子殿下だったことは、”一生離れるな”という天意だと話す朱顔に対し、時影は下山するよう言いました。
タイミングよく、赤王と赤王妃も迎えに来てしまいました。
このまま朱顔は帰ることになるんでしょうか?
とりあえず1話で朱顔が嫁ぐ日が来ることは語られているので、朱顔が下山しても驚きません。
時影はどうせ忘れられないですしね。
智者の謎など
前回、大司命が智者のことを知らず、へぇ?と思ったのですが、智者ってもしかしてかなりの高齢者なのでしょうか?
白薇と知り合いみたいな感じで話していませんでしたか?
龍神や星尊帝、白薇たちと同じ時代を生きたことのある方なのでしょうか?
もしかしたら白薇のことが好きだったのかな、とヤンデレ臭も感じました。
昔の話も知りたいです。
今日は白嫣の命日ということで、3話から3年経ったと分かりました。
次回19話のタイトルは「郡主のお見合い」、20話は「王族の婚姻と個々の想い」ということです。
朱顔は下山しさっそくお見合いさせられる予感!?
そういえば、1話で朱顔は玉骨を使っていましたから、時影は餞別に玉骨を朱顔に贈り使い方を教えるんでしょうか?
今のところ、朱顔は玉骨の使い方知らないですよね。
20話は「王族の婚姻と個々の想い」ということで、雪鷺と時雨の結婚の話でしょうか?
今回雪鷺は時雨の婚約者になりましたが、あの2人本当に結婚しないですよね?
雪鷺は青罡と幸せになる予定なので、時雨と結婚させるのはやめてください。
本当にやめてください。
よろしくお願いいたします。
コメント