玉骨遥(ぎょっこつよう) 第20話 王族の婚姻と個々の想い あらすじ
青雲は青罡に朱顔を娶るよう命じた。
青罡は気持ちを尋ねるため雪鷺を訪ねたが、雪鷺は聞かないよう言った。
北冕帝の計らいで、時雨は雪鶯との結婚を認められた。
縁談を申し込みに来た青罡を朱顔は、好きな人のために戦うべきだと励ました。
時影は精神世界の大樹はもうすぐ枯れるだろうと考えていた。
すると朱顔が現れ見合いの悩みを語った。
時影を知っているのだから高望みしてしまう。
大樹に咲く白い花が半分赤く染まった。
時影は朱顔をここに入れてはいけないと思った。
智者の狙いと正体を時影は調べることにした。
智者は 重明すら 知らない九嶷山の近道を知っていた。
時影に問い詰められた大司命は、朱顔を手助けし会えるようにしたことを認め、やめると約束した。
時影は成婚祝いの品と文を届けさせた。
受け取った朱顔はショックで…?
感想
久しぶりに青罡と雪鷺のシーンがありました!
待ってました。
青罡は朱顔との結婚を青雲に命じられ、天極風城に行く前に雪鷺の意思を確認しようとしたんですね。
あそこで雪鷺が結婚しないでといえば、きっと青罡は青雲に反抗してくれたんでしょう。
でも雪鷺は朱顔との結婚のメリットを語り…。
でも今回の雪鷺はあまり青罡を見られませんでした。
嘘をついているからですよね。
すぐ背中を向けて。
今までは、雪鷺も青罡のこと好きなんじゃないかな?くらいでしたが、今回の雪鷺のモノローグを聞いて雪鷺は青罡を好きなのだと確信できました。
ありがとうございます!
この2人をこんなに応援するようになるとは思いませんでした。
多分、青罡が好きなので、青罡が好きな人と結ばれて欲しいという気持ちがあるのと、時雨と時影を狙っているちょっと歪んだ雪鷺が青罡とくっついて幸せになってくれれば色々助かる、という打算があるのだと思います😇
それから雪鷺が歪んでいるのは可哀想な生い立ちのせいもあると思うので、それもひっくるめて受け止めてくれる青罡が雪鷺にはいいよね、という気持ちです。
とにかく、この2人には上手くいって欲しいです。
北冕帝、活躍
今まで暗躍しまくっていた青雲ですが、北冕帝が「そうはさせないぞ」と動いたことで、あっさり時雨は雪鶯と婚約することになりました。
ありがとう、北冕帝。
1話を見て無能とか、白嫣に愛されてない、とか言ってごめんなさい。
今までにも青族が時影を襲ったことを知っていたらしい北冕帝は、時雨と雪鶯の結婚のことだけでなく、さらに、時雨を世子にするから時影を襲うなと青雲に釘を刺してくれました。
いやぁ、とても頼もしかったです。
ちゃんと青族が何をやっているか知っていたんですね。
全く何にも関心がない無能ではなくて良かったです。
時影に対する愛情は持ってくれてたんですね。
北冕帝「人生は短いものだ。一瞬を大切にし全力で愛する者を守るのだぞ。さもなくば命あっても生ける屍だ。帝王の家に生まれ、朕は愛する者を守れなかった」
「玉骨遥」第20話より引用
1話の時点で北冕帝は賢帝ではない雰囲気をプンプン漂わせていましたが、それは過去に愛する人を守れなくて それ以来生ける屍だから、ということなんでしょうか。
それともこの言葉は寵姫である秋水を守れなかったことを言っているのでしょうか。
あるいは白嫣や時影を守れなかったことを言っているのでしょうか。
どういうことなのか、詳しく説明して頂きたかったです。
自分の企みを阻まれても、笑顔で、
青雲「そんな事情はつゆ知らず、危うく2人を不幸に」
「玉骨遥」第20話より引用
とシラを切れる青雲のメンタル、見習いたいです。
スゴイ。
雪鷺の動向
呼び出されて家を出る時までは雪鷺が時雨の婚約者だったのに、雪鶯が時雨の婚約者になって帰って来た時の白王の態度が露骨すぎて引きました。
毎回のことですが、雪鷺の性格がああなのは、父親のせいである部分がありますよね。
あの時、雪鷺を抱きしめて、落ち込むな、お前は素晴らしい、いい縁談を用意してあげるからね、とか言ってあげる父親だったらまた違ったのではないかと思ってしまいます。
本当に、この露骨な父親をどうにかしてください。
時雨がダメだった雪鷺は、なんと、時影をターゲットにしたようです。
エッ!?
ま、まぁ、時影は朱顔が大好きですし、その朱顔すら拒否して神に身を捧げていますから大丈夫でしょう。
それにいったんは雪鷺を諦め、朱顔と結婚しようと思った青罡も、朱顔に励まされて戻って雪鷺をまた口説いてくれるでしょうしね。
ただ、雪鷺がどうやって時影に近づこうとするのか、そこはちょっと気になります。
また大司命経由なんでしょうか?
でも大司命は時影の朱顔に対する気持ちを知っているから次は拒みそうですよね?
手ごわい時影
いったんは時影の精神世界から追い出されてしまった朱顔ですが、事情を察した大司命が再び朱顔に力を貸してくれて、朱顔はまた精神世界に入ることができました。
前回は、この大樹は時影の心を表しているのかな、と思っていました。
しかし今回、時影が大樹が枯れることを予言していたことと、朱顔から師匠以上の結婚相手はいない、みたいなことを言われて花びらが赤く染まったことを併せ考えると、精神世界の大樹は、時影の朱顔に対する恋心なのかもしれない、と思いました。
朱顔からうれしいことを言われれば花びらも赤くなります。
でも時影は朱顔を断とうとしています。
大司命のたくらみだと知り、大司命にやめるよう言いました。
大司命が重視する自分の霊力を人質にしてまで。
大司命が”ただの師弟なら、夢の中で会っても構わないでしょ?”と時影に言った時、そうだそうだ!と大司命を応援しました。
でも時影は朱顔の未練を断つため結婚祝いの贈り物と文を届けたりして。
自分が忘れられないからって、朱顔に忘れさせようとするのはやめてください。
本当にお願いします。
ということで、今週もあっという間に終わってしまいました。
来週は21話「折り鶴に託す願い」22話「よみがえった恋人」です。
21話は、朱顔が鶴を折って何か願い事をするんでしょうか?全く予想がつきません。
22話は曜儀が生き返るんですかね?生き返りはしないから、生まれ変わりがついに登場するんでしょうか?
めちゃくちゃ気になります!
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