玉骨遥(ぎょっこつよう) 第23話 花嫁の逃亡作戦 あらすじ
赤淵は眠る朱顔に、海皇を正しく導き 両族の恩讐を穏便に解決する、と展望を語ると、霍図部の最新地図を置いていった。
時影は時雨からの文で朱顔の婚礼について知り動揺した。
厩で朱顔は魚姫と高熱を出した蘇摩に出会った。
朱顔は魚姫と蘇摩を自分の隠れ家に連れて行った。
龍血古玉が蘇摩の額に付くと、蘇摩に反応が起こり帰邪星が現れた。
帰邪星は海皇を示す。大司命は時影を霍図部に向かわせた。
后土の指輪を得たい 智者は、乱を起こさせるよう命じた。
赤淵は、 鮫人が古嵬城に閉じ込められているという情報を掴んだ。
時影も古嵬城に鮫人が閉じ込められているという話を聞き、大妃が黒幕と見当をつけ会いに行こうと決めた。
ついに婚姻の祝宴が始まった。
朱顔は玉骨を使い自分の傀儡を呼び出し…?
感想
・蘇摩が海皇らしいこと
・智者の正体は前回時影が予想したとおり、どうやら星尊帝らしいこと。
という2つの事実が明らかになった回でした。
朱顔は両親と涙の別れをし、婚礼道具と共に旅立ちました。
涙、涙の別れでしたが、朱顔としては二度と戻れないつもりで挨拶してるんですよね。
赤族に迷惑をかけないよう自分は しんだことにして逃げようとしていますから。
朱顔「父上と母上の御恩は一生忘れません…(中略)…来世もお二方の子に生まれたい」
「玉骨遥」第23話より引用
というセリフは、大袈裟な気がしつつも、花嫁からの挨拶としてのお決まりの文句なのかな、と思い最初はスルーしました。
しかし後から朱顔の逃亡計画を知ると、朱顔としては2人に二度と会えないと思って挨拶しているのだなと思い泣けました。
リセットなんてできるはずがなかった
21話で時影の精神世界の大樹が消えてしまいました。
大樹=時影の朱顔に対する愛情 だと思っていたので、それが消えてしまった=時影が自分の心から朱顔を追い出すことに成功した、ということなのかなと思っていました。
けれど時雨の手紙で朱顔の結婚について触れられている個所を読んだ時影は、とても動揺していました(,,> ꇴ <,,)ー!!
重明が注意を促さなければお茶は溢れてましたよね。
大樹は消えてしまっても、時影の朱顔に対する気持ちは全く消えていないということが分かり安心しました。
前回新キャラとして登場し、曲者感がすごかった大妃ですが、なんと青雲に良いように操られているだけの人のようです。
青雲は大巫師を5年も前から送り込み、時雨が頭角を現すためのお膳立てをしようとしていたのでした。
5年というと、時影が嘉蘭を去り、世間ではしんだと思われてから2年が経過したころだと思います。
北冕帝がなかなか時雨を世子にしてくれないので、青雲が動いたんでしょうね。
5年も先のことを見据えて動く。流石すぎます。
魚姫と蘇摩
朱顔は、逃亡のための馬を見に行き、そこで魚姫と蘇摩に出会いました。
蘇摩がどうやら海皇らしいです!
海皇は行方不明だとされていましたが、まだ生まれてなかったということなんですよね?
赤淵が目の中に龍血古玉を隠していたように、魚姫は海皇の生まれ変わりを見守る存在だったりするのでしょうか?
まさか海皇が子供だとは思っていなかったので、驚きました。
大妃が意地悪だと描写するための小道具だと思っていた魚姫や蘇摩が実はキーパーソンだったとは!
赤淵「海皇を正しい道に導けば、両族の恩讐は穏便に解決されるだろう。私たちを引き裂く者は二度とは現れぬはずだ」
「玉骨遥」第23話より引用
時影「海皇の出現が吉か凶かは今のところ不明です」
「玉骨遥」第23話より引用
これらのセリフは、海皇がまだ子供で、これから誰と出会うかで大きく海皇自身が変わり、世界も変わるということを意味しているのだと思いました。
スゴイ納得感がありました。
朱顔の持っていた龍血古玉が蘇摩の額に触れると、蘇摩の首が怪しく光り、帰邪星が現れました。
帰邪星を知らなそうな朱顔はポジティブに帰邪星を見ていました。
赤淵も時影も帰邪星の出現に気づきました。
後半に向けて物語が動き出しそうです。
赤淵「いつかすべてが終わった時に、私たちは昔のように一緒になれる」
「玉骨遥」第22話より引用
このセリフの「いつかすべてが終わった時」とは何だろうと疑問に思っていました。
これは、今回を見た感じ、海国の内乱が治まり、海皇を正しい道に導くことができたら、ということなのかな、と理解しました。
魚姫や蘇摩がキーパーソンだと分かったことで、1話のことを思い出しました。
北冕帝の寵姫、鮫人の秋水は自分の命と引き換えに時影を陥れました。
あれは何だったのか、急に気になりだしました。
時影は智者が星尊帝ではないかと疑っていましたが、
智者「末裔の中ではあれが最も私に似ている。すでに私の素性を知っていよう」
「玉骨遥」第23話より引用
というセリフから、智者=星尊帝説がかなり濃厚になりました。
星尊帝に何があり、氷族に加担しているのか。
今も白薇に執着しまくっているのにはどんな事情があるのか。
とても気になります。
智者には対時影の返り討ち作戦があるみたいで怖いです。
星尊帝は真境に達しているので、時影もとりあえず真境に達しないとですよね。頑張って。
鮫人がたくさん捕らえられ古嵬城に連れて行かれているようです。
大妃と大巫師は一体何を考えているのか。
次話、見てきます!
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