玉骨遥(ぎょっこつよう) 第25話 魔神との激闘 あらすじ
時影の置いていった書物は、”朱顔専用”と書かれており、朱顔の絵も描かれていた。
破られていた箇所は、”千樹”という術よりも後の場所だった。
破られたのは 千樹よりも難しい術に関する頁なのかもしれないと 朱顔は思った。
古嵬城で時影と赤淵は出会い、共に魔人化した大巫師と戦い倒した。
赤淵は目の前の人物が朱顔の師匠だと知った。
戦いの最中刺さった破片により、時影は霊力を封じられた。
朱顔は書物から極意に気づき、結界を破って魚姫親子を捜しに行った。
智者の命で、海国軍は天極風城を攻めた。
天極風城に向かう途中、朱顔は時影と重明に出会った。
時影の様子がおかしいことに気づいた朱顔は…?
感想・考察
23話で、朱顔は嫁入り先の霍図部に到着し、大妃から
大妃「数日お休みし、婚礼の日をお待ちください」
「玉骨遥」第23話より引用
と言われていました。
そして到着した日の夜、赤淵が用意してくれた馬を見に厩に行った朱顔は、そこで魚姫と蘇摩に会いました。
2人のひどい様子を見て助けることにした朱顔は、2人を隠れ家に案内し、
朱顔「ここで休んでて、すぐ戻るから」
「玉骨遥」第23話より引用
という言葉を残し立ち去りました。
次に朱顔が出てきた場面は、玉骨を使い傀儡を作り出している場面、つまり婚礼の日でした。
前回は朱顔の、
朱顔「魚姫母子のことを忘れてた」
「玉骨遥」第24話より引用
というセリフで終わりましたが、一体朱顔はいつから、魚姫と蘇摩のことを忘れていたんでしょうか?
「ここで休んでて、すぐ戻るから」と言って去ったきり忘れてたとは思いたくないです。
さすがに、あの後、必要そうな物を持って、夜の間に2人の所に行きましたよね?ね?
海皇である蘇摩は、
蘇摩「母上、もう待つ必要はないよ。空桑人に善人はいない。誰も信用できない」
「玉骨遥」第25話より引用
と魚姫に言っていました。
あれは、朱顔を信じて待とうとする魚姫を 説得するために言っていたんですよね?
困っているのを無視する人よりも、優しい顔をして少し助けて「すぐ戻るから待ってて」と言って二度と戻らない人の方を、人は恨むような気がします。
海皇は善にも悪にもなれる存在です。
朱顔が魚姫母子に中途半端に親切にしたことで、蘇摩が空桑人に対して不信感を抱いてしまうことになるのだとしたら、大変なことですよね。
朱顔と母子が会えなくなってどれくらい経ってるのか分かりませんが、とにかく早く魚姫母子を見つけて、信頼回復してほしいです。
三角関係
ついに、時影と赤淵が出会いました。
16話で赤王妃が九嶷山まで朱顔に会いに来ました。
あの時、赤淵も一緒に来ました。
でも時影とは会わなかったんですね。
時影が名乗ったことで、赤淵は時影が朱顔の師匠だと知りましたが、時影は赤淵が朱顔の家の家令だったことなどは何も知りません。
6話で朱顔が手巾に時影の姿を刺繍していた時、赤淵は朱顔を慰めました。
だから赤淵は時影の落とした手巾と、手巾を懐にしまう時影の姿を見て、時影の気持ちを知ったのではないでしょうか?
時影は、赤淵が朱顔を思い人の生まれ変わりだと思いこんで狙っているとは知りませんが、赤淵は時影の気持ちを知ったのでは!?
これからの朱顔を巡る三角関係も目が離せなくなりそうです。
200年前の戦い
智者「戦争を起こす。小競り合いなどではなく200年前と同じ空桑との本当の戦だ」
「玉骨遥」第25話より引用
というセリフから、200年前赤淵が戦っていたのは、空桑vs海国軍の戦いだったのだろうと分かりました。
曜儀は敵である鮫人の赤淵を助けたんですね。なるほど。
赤淵が記憶喪失のフリをしたのは、さすがに赤淵ほど海国で地位の高い者だと知られれば命を取られるからかもしれない、と思いました。
煩悩
時影は霊力を封じられてしまいました。
そして朱顔とばったり会いました。
押し倒す、唇を弄ぶ、体をまさぐる、など、やりたい放題の朱顔に笑いました。
時影は朱顔という煩悩を追い払おうと必死なのに、なんて残酷なの!!
いいぞ、もっとやれ!
重明も朱顔の味方なので、とても心強いです。
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