玉骨遥(ぎょっこつよう) 第27話 思いがけない再会 あらすじ
朱顔は海国軍に連れ去られてしまった。
重明は止めたが、一刻を争うからと、時影は真元を無理に動かし法力を回復させた。
朱顔が龍血古玉に守られていることを、澗長老は知った。
朱顔は赤淵に助けられ、時影も駆け付けた。
想い合う2人の姿を見た赤淵は、自分は遅すぎたと思った。
海国軍に戻った赤淵は、妹の如意に再開した。如意は恋人を空桑人に殺され、空桑を憎んでいた。
魚姫は凝碧珠目当てで海国のならず者に殺された。
絶望した蘇摩に龍紋が現れた。
海皇の出現を感じた赤淵は途中魚姫の簪を拾い、蘇摩を見つけ出した。
感想
朱顔が囚われた網は、鮫族の至宝でした。
単なる網ではありませんでした。
刀や法術を通さず、解こうとするほど拘束が強まり、呪文を使えば窒息させることもできるヤバいものでした。
法力が使えなくても、剣1本で戦っても時影は強かったですが、しかし朱顔は連れ去られてしまいました。
そんなわけで、時影は真元を使い法力を回復させました。
やはり前回の徐神医の言葉は、こうなるための伏線だったんですね。
龍血古玉の力
澗長老に囚われた朱顔でしたが、龍血古玉のおかげで鮫人から攻撃されずに済みました。
16話で赤淵が朱顔に龍血古玉を贈った時、赤淵は
赤淵『種族間の争いになっても、その玉が守ってくれる』
「玉骨遥」第16話より引用
と心の中で言っていました。
”龍血古玉が守ってくれるとは、どういうことだろう?”と思っていましたが、龍血古玉を持ってる人には鮫人は攻撃できないということだったんですね。対鮫人戦においては最強じゃないですか。
仲良しアピール
赤淵が時影を牽制したことで、時影は自分以外にも朱顔と仲良しな人がいると知りました。
どう思ったでしょうか。
ちょっとは焦ってましたよね?
重明にからかわれて重明の言葉を封じていましたし。
いいですね。いい傾向ですね。
朱顔は時影が赤淵を信じてくれたことで、自分の信じる人を時影も信じてくれたことが嬉しくて時影に抱き着きました。
時影はなすがままにされてました。
神官としての本分を保つために朱顔に冷たくし遠ざけようとする時影には、何度も文句を言いました。
前回は時影の体調が悪かったので、そのこともあって朱顔の距離が近いのかもしれないとも思いました。
でも今回を見て、やっぱり朱顔はデフォルトで時影との距離が近いのだな、ナチュラルに抱きついたりするんだな、と確信しました。
朱顔に冷たくする時影に文句を言ったことを謝罪したい気持ちでいっぱいです。
時影と朱顔を見守っていた赤淵は、2人が想いあっていること、自分が遅すぎたことに気づきました。
22話で、赤淵は朱顔が曜儀だと確信してしまいました。
そのことで、赤淵が暴走しヤンデレ化するのではないかと危惧していましたが、そうはならなそうで本当によかったです。
今回を見た感じ、身を引いてくれそうですし ヤンデレ化は絶対しなそうですよね。
3つの質問
時影は赤淵に3つの質問をしました。
①時影を屠龍客とする噂が流れているのはなぜか
②なぜ長年赤王府に潜伏していたのか
③海国軍が難なく進行できたのはなぜか
時影は黒幕は赤淵だと疑ってこの質問をしていますが、実際は違います。
①時影が地魃を倒したという噂は大司命が流しており、25話で霍図部の人達が噂していました。
このことは時影も知っています。
屠龍客という単語は25話で澗長老が話していました。
時影が鮫人を虐殺したとも言ってました。
智者が来たのはその後なので、時影の噂を澗長老に話したのは智者でもないですよね。
誰なんでしょう。①の答えは今の所不明な気がします。
②の答えは、曜儀の生まれ変わりを待ちながら曜儀の子孫を守っていたからです。
③の答えは智者が入れ知恵したからだと思われます。
秋水事件
今回一番驚いたのは、澗長老が、
澗長老「奴(時影)は子供の頃秋水を死なせ…」
「玉骨遥」第27話より引用
と話していたことです。
忘れもしない1話。
秋水は、時影に刺されたように見せかけて自害しました。
あの行動は祖国のため、イデオロギーのため、などの理由だろうと思っていました。
けれど澗長老が秋水は時影にころされたと思っているのだとすると、秋水事件の黒幕は海国ではないということですよね。
…ということは、黒幕は時影を排除したい青雲や青族ということになるんでしょうか?
秋水は青族のためにあんな行動をしたんでしょうか?
一体どんな弱みを握られていたんだ?
まだ本当の所は分かりませんが、澗長老が関わっていないらしいということにはとても驚きました。
不憫すぎる魚姫と蘇摩
赤淵は海皇が近くにいると思い、そして蘇摩の姿を見て蘇摩が海皇だと気付きました。
しかし朱顔を餌に澗長老に呼び出されてしまい、蘇摩のことは後回しになってしまいました。
魚姫と蘇摩は何度後回しにされてしまうんでしょうか😭
朱顔に1度忘れられ、反省した朱顔は2人を捜しに行きましたが、そこでも時影の怪我を優先して2人の捜索は後回しになりました。
今回、赤淵にも後回しにされてしまいました。
あの親子、不憫すぎます。
やっと魚姫と蘇摩が保護してもらえるのか…?と思った矢先、起きた理不尽。
民間人だろうと鮫人なら倒して手柄を立てようというヤバい空桑の兵士に狙われ、逃げた先では凝碧珠目当ての海国軍人に狙われ。
魚姫が…。
空桑人からも鮫人からもひどい目に遭わされた蘇摩は、
蘇摩「殺し合って死ねばいい。誰も信じない」
「玉骨遥」第27話より引用
というモードに突入してしまいました。
海皇がいい人なら吉ですが、このままでは闇落ちしちゃうんじゃないですか?
どうにかしてください。
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