玉骨遥(ぎょっこつよう) 第28話 龍の血脈 あらすじ
蘇摩に反応し、赤淵の身体に龍紋が現れた。
時影はそれを見て、海皇かと赤淵に尋ねた。
赤淵は自分が海皇だと説明すると、鮫族の最高秘術を使い消えた。
朱顔と時影が駆け落ちしたという噂が流れ、朱顔は青雲に呼び出された。
朱顔は秋翠事件を精査しなかったと北冕帝に抗議し、棒打ち刑に処せられた。
海皇として覚醒した蘇摩は、高熱を出しうなされながらも海国軍を敵と見定めていた。
海国軍に蘇摩を渡すことはできないが、医者に蘇摩を診せなければならない。
赤淵は朱顔に手紙を書き…?
感想
蘇摩はこの世に絶望していそうですが、とにかく赤淵に保護されました。
かなり事態はまずい状況にありますが、でも誰にも保護されないよりはマシですよね。
傷ついてしまった少年の心をどうすれば善良に導けるのか、悩ましい問題です。
赤淵の蛟竜紋を見た時影と重明は、赤淵が海皇だと思い、赤淵は勘違いさせたままにしました。
蘇摩を守るには、あの時点では最良の選択だと思います。
時影「吉はたやすく凶へと変わる」
「玉骨遥」第28話より引用
というセリフがありました。
それならば、凶が吉に変わることもあるはずです。
傷ついてしまった蘇摩の心をどうか、健全に導いてください。
何卒宜しくお願い致します。
将来のプラン
時雨は時影に世子になって欲しいという雰囲気を出していましたが、時影は時雨を励まし自信を持つよう導いてました。
大司命との対話を見ても、時影は全く帝位を継ぐことは考えてないですね。
神官のままなら朱顔と一緒になることはできないですから、下山はすると思うのですが、そうしたら2人で一緒に隠棲するんでしょうか。
最後、どうまとまるのか気になります。
素晴らしい噂
言いにくそうにする青罡から、まさかの情報がもたらされました。
時影と朱顔が駆け落ちしたという噂が西荒で流れている…!
色魔だと叫んだことや、時影を引き止めるため甘えたことなどが功を奏し、このような素晴らしいうわさが流れたということなんでしょうか。
霍図部で朱顔の部屋の外にいた侍女たちは、朱顔のことを良く知りませんし、大妃や柯爾克親王が無くなってしまった霍図部は規律が緩んでいそうです。
だから彼女たちが噂を流したということはありそうだと思いました。
駆け落ちの噂に”いいじゃん!”となっていたのですが、噂のせいで朱顔は青雲に呼び出され、最終的には北冕帝に言いたいことを言ったせいで棒打ちにされてしまいました。
時影が読心術を使ったことで、紫妃の死に青雲が関わっているという新たな情報をゲットできました。
時影に対してだけでなく、青雲は色々なところで画策してるんですね。
秋水のことも黒幕は青雲なんでしょうか。
でも青雲だとすると秋水が命を懸けた理由が謎です。
朱顔の刑を止められず、時影は雷雲を呼び出すほど怒っていました。
そんな時影をなだめようと、朱顔は大丈夫だと懸命に時影に伝えました。
時影『私のせいで(朱顔が)難に遭うのはこれが最後であってほしい』
「玉骨遥」第24話より引用
かつて時影はこのように願っていました。
しかしまた朱顔は難に遭ってしまいました。
時影『私は一生お前の想いに背かない』
「玉骨遥」第28話より引用
と時影は傷ついた朱顔を運びながら心に誓っていましたが、『お前の想いに背かない』とは一体どういう意味なんでしょうか!?
教えてください。
あの人
赤淵と如意は蘇摩を診ることのできる医師を探しており、赤淵は朱顔に文を送りました。
赤淵の言う、蘇摩を助けられる「あの人」とは誰でしょうか。
時影かな、と思ったのですが、23話で龍血古玉が蘇摩に近づくと蘇摩は穏やかな顔になっていたような気がします。
顔に触れると龍紋がざわざわして苦しそうな顔をしていましたが、近くにあるくらいだと穏やかな顔をしていたような。
なので朱顔(の持つ龍血古玉)かもしれないとも思いました。
次回29話は「朱顔を愛する2人の男」という 楽しみで仕方ないすごいタイトルです。
前回、時影は赤淵が朱顔を助けたということを朱顔にきちんと伝えました。
2人とも正々堂々と戦ってくれるでしょうし、ヤンデレにもならないとおもうのでとても楽しみです。
そして30話は「少司命の決断」というタイトルです。
目下時影が決断を迫られていることと言うと、海皇を生かすかどうかということと、下山のことでしょうか。
どちらかについて時影が決断を下すのか!?次週が待たれます。
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