玉骨遥(ぎょっこつよう) 第31話 不器用な恋の行方 あらすじ
朱顔は、時影が還俗する理由が分からず侍女の玉緋に意見を求めた。
玉緋は、帝王になるため白族の娘を娶るのだろうと話した。
雪鶯と時雨は、世子の位を時影に譲り駆け落ちすると朱顔に話した。
大司命は朱顔に、帝君となる時影は白族の郡主を娶らなければならないのだと話した。
再び時影は朱顔を街に誘ったが、朱顔は元気がなかった。
時影が重明に相談すると、重明は、2人の問題は師弟関係にある、今後は男女関係だと示すために玉佩を贈るべきだと語った。
翌日、約束通り朱顔は時影と街に出かけた。
時影がする全てを、朱顔は雪鷺とのことを暗に気づかせるためだと受け取り悲しんだ。選んだ玉佩も雪鷺のためのものだろうと思った。
感想
なんぞこれは!?
こじれてます。こじれにこじれてます。
どうしてこうなった!?
9話で混沌の中、痴霊の家で過ごした時、時影は夫婦のフリを上手くやってました。
朱顔の手を取りお菓子を食べさせてくれて。
だから思春期は男子校(九嶷山)で過ごしたけど、それまでは後宮にいたこともあって男女関係に精通しているのかな、と思っていたのです。
でも違いました!
だいぶ違いました!
雪鷺も”まさかこんなに上手く行くとは!?”と驚いてるんじゃないですか?
ここはどこ?
まず最初、ここがどこなのか分かりませんでした。
葉城の中にある城に怪我をした時雨はいて、そこに青雲が来てる感じでしょうか?
白風麟「葉城はこの私の縄張りだ」
「玉骨遥」第31話より引用
とあり、白嫣の旧宅も葉城にありました(29話)から、葉城は白王の管轄で、白王府もあり、そこに青罡、大司命、時影は身を寄せている感じかな、と最終的に結論付けました。
大司命と雪鷺の思う壺
もう時影は自分の師匠ではないのだ、世子であり雪鷺の夫なのだと思い朱顔は泣きました。
そして翌日のデートは、最悪なものに。
星尊帝と白薇の影絵芝居を観た朱顔は、暗に雪鷺と結婚することを時影は報告しているのだろうと受け取りました。
時影は”千年変わらずただ1人を愛す”という言葉を、朱顔を愛するという意味で言ったのに、朱顔は帝君となった時影は白族の女子に千年変わらぬ愛を注ぐのだと受け取りました。
そう受け取ろうと思えば受け取れるからスゴイ!
その後の玉佩選びも雪鷺への贈り物を選んで欲しいという意味だろうと。
何度も言いますが、あの時点の朱顔は そう受け取ろうと思えば受け取れるんですよね。
あの後時影は玉佩を朱顔に渡し思いを伝える予定だったのでしょうが、朱顔が帰ってしまったためそうできませんでした。
そこに付け込んだのが雪鷺です。
雪鷺は2人が帰った後、玲瓏閣で2人が買ったのと同じ玉佩を買い、1点ものだと嘘をつき朱顔に見せました。
雪鷺は1言も時影から貰ったとは言っていませんが、朱顔はそう誤解し、時影を雪鷺に託しました。
どうなっちゃうのこれ!?となりましたが、よく考えれば誤解はすぐに解けますよね?
最後には、時影はちゃんと朱顔にプロポーズするでしょうから。
というか、そもそも玉骨が皇后の持ち物だという話はとてもロマンチックじゃないですか?
その話を移動中に時影は朱顔に話せばいいと思うのですが?
その話をして、”朱顔が私の皇后だ!帝君になるつもりはないけど母の形見の玉骨は朱顔が永遠に持っていて欲しい。千年の愛を朱顔に捧げます。”と言えばいいだけの話なんですよね?
本当に、どうしてこうなった?
でも時影は雪鷺と結婚するという誤解をしたことで、ついに朱顔が自分の恋心に気づく流れになりそうです。
いままでは時影を師匠というカテゴリーに入れて恋心と結びつけていなかった朱顔が、ついに恋に気づく瞬間が近そうですよね!?
そのための布石として今回があるのだと思うので、楽しみに恋に気づく瞬間を待ちたいと思います。
その他諸々
重明に対しては、現場をみてからアドバイスをしろ、と言いたいです。
玉佩を選んで、すぐに耐えられないといった感じで帰る朱顔を見たら、時影の気持ちに気づいて照れているなんてアドバイスはできないはず!
重明は、いつもは2人を見てるのに肝心な時に見てないんだから!
あとは雪鷺の青罡の恋が上手く行ってくれるのを願うばかりです。
一体どんな条件がそろえば雪鷺が青罡を受け入れてくれるのか。
青罡が帝君になれば話は早いですが?
泣いている朱顔を慰めてくれた蘇摩。
大分具合も良くなって、他人を思いやる心が蘇摩に戻っているようです。
よかった!
それなのに次回のタイトルが「闇に落ちた蘇摩」なのは一体どういうことなんでしょうか!?
取り急ぎ、確認して来ます!
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