玉骨遥(ぎょっこつよう) 第32話 闇に落ちた蘇摩 あらすじ
時雨と雪鶯は駆け落ち先で幸せに暮らしていた。
時影の指揮で無事に撤兵が完了した。
蘇摩が苦しみだし、朱顔は急いで診療所に蘇摩を連れて行った。
町医者申屠は蘇摩の正体に気づき、蘇摩はさらわれた。
澗長老は申屠を殺し、蘇摩の記憶を、朱顔に捨てられ空桑人を憎んでいるというものに改ざんした。
停戦したはずの海国軍が攻め込んで来た。
赤淵は澗長老を殺すと、海国軍を今後指揮すると名乗りを上げ、兵たちは従った。
青罡は、内通を示す文を見つけた。
内通者である白風麟は、雪鷺の母の位牌を盾に取ると、青罡から文を取り戻すよう雪鷺に命じて…?
感想
そのうち妙な誤解は解けるだろうと思っていましたが、32話ではまだ解けず時影も朱顔も誤解したまま次週に持ち越しとなりました。
すれ違いコント
冒頭、朱顔は時影に
朱顔「本当に還俗なさるのですか?」
「玉骨遥」第32話より引用
と尋ねました。
これは、”本当に還俗して世子になり雪鷺と結婚するんですか?”という意味で尋ねているのだと思われます。
時影「ああ もう決意した」
「玉骨遥」第32話より引用
と時影は返しました。
これは、”還俗して朱顔と結婚すると決意した”という意味で時影は言っていると思われます。
しかし朱顔は時影が自分と結婚したいと思っているなど夢にも思っていませんから、世子に戻り雪鷺を娶ると決意したのだと受け取りました。
朱顔「後悔しません?」
「玉骨遥」第32話より引用
世子に戻って雪鷺と結婚することを後悔しないか、と朱顔は尋ねています。
時影「決して」
「玉骨遥」第32話より引用
”還俗して朱顔と結婚することを決して後悔しない”という意味ですが、朱顔には伝わっていません。
朱顔「何があろうと私は力になります」
「玉骨遥」第32話より引用
時影が世子に戻ってからもずっと味方だと伝えたのだと思われます。
時影「そうか 分かってくれるか」
「玉骨遥」第32話より引用
嬉しそうです。
その後の反応を見ると、時影は何も言わなくても時影の気持ちを朱顔が分かってくれたのだと思ったっぽいです。
朱顔「これを告げたくて街へ?」
「玉骨遥」第32話より引用
朱顔が尋ねると、時影はうなずきました。
朱顔の言う「これ」とは、世子に戻り雪鷺と結婚することですが、時影は朱顔と結婚することだと思って頷いています…。
なんですか!?
このすれ違いコントは!!!
結婚しようと言ってないのに、察してくれるわけないじゃないですか!?
それに朱顔の顔をよく見てください。
時影は朱顔が元気がないとか、いつもすぐ気づくじゃないですか?
でも今の朱顔は全然嬉しそうじゃなくて、とっても苦しそうです。
結婚のことを察していてこの苦しそうな表情だとしたら、それはそれで問題ありでしょう!?
嫌われてますよ。
なんであなたは、”察してくれた”とホッとしてるんですか!?
他の所では完璧なのに、恋愛に対してだけ時影がこんなにポンコツだとは…。
男子校(九嶷山)の弊害を思い知らされました。
時影「一生お前のことを守り抜く」
「玉骨遥」第32話より引用
という本来ならばとてもカッコいいセリフも、間抜けに聞こえます😭
時雨は、自分は兄上と違ってダメダメだと思っていますが、恋愛面に関しては誰よりも先をいっています。
前回駆け落ちすると朱顔に報告すると、その後すぐに駆け落ちしたようです。
すでに雪鶯と2人だけで暮らし始め、新婚の雰囲気を醸し出して2人だけの世界を築き上げていました。
お兄ちゃんにそっち方面を教えてから駆け落ちしてほしかったです、時雨( ;∀;)
蘇摩、さらわれる
一瞬、蘇摩を金で動く町医者などに診せた朱顔を責めそうになりましたが、朱顔は悪くないんですよね。
朱顔は蘇摩を魚姫の息子としか思っていませんから、体調が悪くなって医者に診せたことを責められません。
結局、赤淵が”蘇摩が海皇だけど、幼い蘇摩が海皇だと澗長老に利用されてしまうから自分が海皇のフリをする。その間蘇摩を匿ってほしい”と言わなかったのが原因かなぁと思ってしまいました。
ホウレンソウは本当に大切ですね。
もしかして、生きてる?
澗長老たちの会話に気になる物がありました。
嘉蘭城の図が澗長老の所に届いたのですが、どうやら図を届けた者は天極風城の図を届けた者と同じ者らしいというのです。
天極風城の図面が届いたのは、多分25話なのではないかと思います。
智者が澗長老の所に来て、200年前と同じ戦を起こすよう、手始めに天極風城を攻めるよう唆しました。
あの時、智者は天極風城の図を渡したのではないでしょうか?
つまり、今回嘉蘭城の図を届けた者が、天極風城の図を届けた者(智者)と同じだとすると、智者は死んでいないということになるのでは!?
氷族は智者と共に去り、海国軍との間に停戦が成立すれば平和になると思っていましたが、智者が生きているのだとすると、海国軍との戦が終わっても安心してはいられなそうです。
時影の星読みでは、70年後に空桑が帰邪に取って代わられるそうですが、これは、このままだと70年後に空桑は海国に滅ぼされるということなんでしょうか?
なんで70年後…?
帰邪星が凶星に変わりましたが、凶星が吉星に代わることもありますよね?
とりあえず、澗長老に改ざんされてしまった蘇摩の記憶が元に戻り凶星が吉星になることをお祈りしたいと思います。
次回、第33話のタイトルは「愛と正義のはざまで」となっており、番組表のサムネを見ると、雪鷺と青罡が2人でいる場面のようです。
とういことで、雪鷺は取り返すために青罡の所に行き、そこで葛藤があるのではないでしょうか?
他のカップルは上手く行く姿が想像できるのですが、雪鷺と青罡だけは雪鷺の意思が強すぎて無事に幸せになれるのかハラハラしています。
次回は雪鷺と青罡の話になりそうなので、とても楽しみです。
34話は「師弟の死闘」となっております。
時影と朱顔が力を合わせて誰かと戦うんでしょうか?
しかも死闘になるの!?
誰と戦うのでしょうか。心配です。
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