玉骨遥(ぎょっこつよう) 第33話 愛と正義のはざまで あらすじ
雪鷺は青罡に目をつむらせて口づけし、その隙に内通を示す文を手に入れた。
青罡は家伝の宝玉である玉佩を雪鷺に贈り、戦が終わったら白王に婚礼を願い出ると話した。
時影は海皇である赤淵を見つけるため、如意の似顔絵を描き指名手配した。
如意が捕まったと知った朱顔は、時影の居場所を掴むと現場に向かった。
隙をつき、赤淵は如意を連れて逃げたが、時影に追いつかれ戦いとなった。
押されている赤淵の前に朱顔は立ちはだかり、赤淵は碧落海に戻ろうと撤兵を進めていること、すべては澗長老の所業であり赤淵はすでに澗長老を殺したことを話した。
朱顔は両手を広げて赤淵の前に立つと、赤淵のことが好きだと言って…?
感想
青罡から文を盗み出すために雪鷺が取った作戦は色仕掛けでした。
今まで皇后になるために青罡の気持ちを受け入れなかった雪鷺が自分からキスをしてくれて…。
よかったね、青罡(˶ᵒ̴̶̷᷄ ⁻̫ ᵒ̴̶̷᷅˵)と思いながらも、雪鷺の行動は不審に思いつつ見ていました。
青罡からのキスが始まり、高まりながら見守っていたら、雪鷺は文を手の中に入れてました…。
雪鷺、見つけるの早いね。
そして青罡、どれだけ分かりやすい所に置いておいたの?
と突っ込まずにはいられませんでしたよね。
これにより、やけに素直で積極的な雪鷺が全て文を奪うための作戦だったと分かりました。
でも、この作戦をたてた雪鷺としては、”作戦だから”と青罡にキスする言い訳を自分にしながら本当にしたいことをできた部分もあるのではないか、と思いました。
秋水や如意は嫌だけれど任務だからと北冕帝や白風麟に媚びていただろうと思われますが、雪鷺は彼女たちとは違うのではないかと思いました。
任務だと自分に言い訳しつつ、したいことをできたのではないかと。
青罡は家宝を渡し、雪鷺と結婚する意志を固めました。
青罡は嬉しそうですが、雪鷺は…と複雑な心境でした。
でも後の雪鷺の独り言を聞いた感じ、家宝を渡した時点で、青罡は雪鷺がだましていることに気づいていたらしいです?
騙されているのは分かっているけれど、素直な雪鷺に会えて気持ちを止められなかったということなんでしょうか。
青罡には、幸せになって欲しいです。
だから
青罡「私はいつ戦場で死ぬか分からん」
「玉骨遥」第33話より引用
みたいなフラグっぽいセリフは言わないでください。
本当にお願いします。
秋水事件の真相
如意の口から、1話で秋水がなぜ時影を陥れたのか、その真相が明かされました。
秋水は澗長老に命じられて、英明な君主になるだろう時影の命を奪うために、妊娠8か月にも関わらず自分を犠牲にして時影を陥れたそうです。
澗長老「奴(時影)は子供の頃秋水を死なせ」
「玉骨遥」第27話より引用
27話のこのシーンを見て、澗長老が事の真相を知らない=秋水の起こした行動は海国のためではない と考えてしまいましたが、そうではなかったと分かりました。
澗長老はどのように時影を始末するか、その方法は指示しませんでしたから、あの方法は秋水が考えたのだと思います。
澗長老は知らないから、時影が秋水を死なせたと言ったか、知っていて言ったかのどちらかだろうと思いました。
すれ違いコントのオチ
前回、時影と朱顔は勘違いの重なった すれ違いコントを繰り広げていて、それを楽しく見ていました。
今は訳の分からないすれ違いコントをしているけれど、すぐに時影から婚姻の祝い紙が届いて朱顔は勘違いに気づくだろうと高をくくっていました。
なので今回の最後のセリフを聞いた時には、”このために前回はあったのか…。単なるコント回じゃなかったのか…。”と呆然としました。
朱顔は時影が雪鷺と結婚すると思っているので、赤淵を守る最終手段として赤淵が好きだということを思いついたようです。
なるほどね。なるほど。そう来ましたか。
どうするのこれ!?
こじれまくってるじゃないですか?
先週、今回のタイトル「愛と正義のはざまで」を見たときは、雪鷺と青罡の話になるのかな、と思っていました。
でも雪鷺と青罡を表すとすると、「愛と隠蔽のはざまで」という感じです。
これは時影と朱顔を表すタイトルなのだと、最後の最後で気づきました。
とんでもない所でドラマが終わってしまいました。
取り急ぎ、34話見てきます。
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