玉骨遥(ぎょっこつよう) 第36話 命綱の禁術 あらすじ
大司命は全てを朱顔に話した。
時影が自分を好きだなど、最初は信じられなかった朱顔だが、今までのことを思い返し還俗は自分のためだったのだと気付いた。
初めて会った時から好きだったと 朱顔は話した。
禁術を使い時影の魂魄を3日以内に戻せば生き返る。
禁術を施す者は寿命の半分(朱顔の場合、余命が54年なので27年分)を失うと大司命は話した。
朱顔はやり遂げると決意した。
禁術の名は”星回血誓”だが、書物の該当箇所は時影により破り取られていた。朱顔が時影から貰った写本の破り取られた箇所も星回血誓の頁だった。
時影の精神結界の中で星回血誓の箇所を読み術を使った朱顔は、時影の魂魄を取り戻すことに成功した。
時影の魂が復活するまでの3日間側に仕えたら、時影とは二度と会わないと朱顔は決意し…?
感想
タイトル通り”生き返らせる禁術、あります!”という回でした。
いつから好きだった?
朱顔「私は初めて会った時からあなたが好きだった」
「玉骨遥」第36話より引用
最初に会った時から時影のことが好きだと朱顔は告白しましたが、時影には聞こえていません。
やっぱりそうですよね。
最初から朱顔は時影のことが好きですよね。
そうですよね。よかったです。
朱顔『まさか私 師匠が好きなの?あり得ないわ。ダメよ師匠は世俗の人ではない。こんな感情冒涜だわ。考えるのもだめ。これが恋なの?』
「玉骨遥」第19話より引用
このように混乱していた時もありましたが、色々な経験をして最初から時影に恋をしていた自分を受け入れたようです。
もやもや
時影を生き返らせる方法があると知れたこと自体はよかったのですが、流れを見ると、あれだけ朱顔を非難していた大司命が時影の気持ちを朱顔に伝えたのは、朱顔に星回血誓を使うと言わせるためのようにも思え、ちょっとモヤモヤしました。
大司命の日頃の行いが悪いから、ついついすべてが策略のように思えてしまいました。
これは、視聴者の性格が歪んでいるのではなく、日頃から企みまくっている大司命が悪いですよね。
朱顔は半分の余命を失い余命27年になると知っても星回血誓の術を行うことに決めました。
ところが蔵書閣で調べたところ、星回血誓について書かれたページが破られていました。
その本は、24話で時影から貰ったものの原本でした。
あの時、時影が破いたページは星回血誓について書かれたページでした。
あの時から、時影は朱顔が万が一にも星回血誓を使うことがないよう細心の注意を払っていたんですね。
私はてっきり、『朱顔たんラブ』とか朱顔の顔とかを落書きしてしまっていたページを「やっべ」と思って破り取っていったのだと思ってました。
全然違い、深い愛ゆえの破り取りだったんですね。
別アングル
朱顔が時影の精神世界に行ったことで、これまでとは別アングルから色々な場面を見ることができました。
まずは18話にも出てきた場面です。
別アングルから時影の反応をじっくり見ることができました。
刺繍じたいは6話で朱顔がしており、時影が燃やしたのは7話でのことなので、時系列的には7話の時だと思われます。
次の霊識草の腕輪の話は、11話の場面でした。
時影は重明には素直に朱顔に対する想いを告白していますよね。
朱顔に上手く思いを伝えられなかった時、重明に話すように話せばいいと思った方も多いはず。
今回、朱顔は時影がどれほど自分を守ろうとしていたか知ることができました。
本当に良かったと思いました。
この過去の場面を別アングルから見られる演出もとっても良かったのですが、その次の葉っぱが落ちたのを朱顔のいたずらだと思って時影が朱顔の名前を呼ぶ場面も良かったです。
時影が死んでしまってから両思いだったと気付いた朱顔の立場に立つと、めちゃくちゃ泣けます。
好きなセリフ
雪鷺「どっちの私が好き?優しい私?乱暴な私?」
「玉骨遥」第36話より引用
この雪鷺のセリフが、幸せオーラ炸裂のセリフに思えて好きでした。
普通の女子がその辺の街角で彼氏に言っている場合だったら「うわぁ」と思ってしまうようなセリフなのですが、あの 頑なに好きでもない世子(世子という立場ならば誰でもいい)と結婚しようとしていた雪鷺のセリフだと思うと、”よかったね”と言ってあげたくなりました。
青罡「君でさえあればすべて好きだ」
「玉骨遥」第36話より引用
この青罡の返しも完璧でした。
いち早く駆け落ちした時雨と雪鶯は元気でしょうか?近況報告お待ちしています。
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