玉骨遥(ぎょっこつよう) 第38話 世子と過ごす最後の1日 ネタバレあらすじと感想

第38話 第38話 世子と過ごす最後の1日 玉骨遥

玉骨遥(ぎょっこつよう) 第38話 世子と過ごす最後の1日 あらすじ

魂魄を固めるため、朱顔しゅがん時影じえい繁星はんせい湖に連れて行った。
繁星はんせい湖に七曜しちようが輝けば時影じえいは生き返る。

時影じえいの魂が安定したのを見届けた朱顔しゅがんは、舞を踊った。
一生 共にに生きようと言われた朱顔しゅがんは、明日の朝返事をすると答えた。

北冕ほくべん帝の命を狙ったことを大司命に暴かれた青雲せいうんは自害した。
白嫣はくえんには仁嘉じんか皇后の諡が贈られ帝王ていおう谷に遺骨は埋葬された。
時影じえいの冤罪は晴らされ皇子に戻った。

朱顔しゅがんは下山途中、視覚を失い行き倒れた。青罡せいこう雪鷺せつろ朱顔しゅがんを拾い治療した。

黒い靄を纏った者が、皇天こうてん后土こうどの指輪、両者を手に入れた。

生き返った時影じえいは、朱顔が本当に愛しているのは自分だと知った。時影じえいは愛を貫くために万劫地獄に挑み還俗する決意をした。

感想

繁星はんせい湖が朱顔しゅがん時影じえいの別れの場所となりました。この場所は、2人が大人になってから最初に出会った場所でした。
雪鷺せつろがわざと落とした雪鶯せつおうの舞衣を探すため、朱顔しゅがん帝王ていおう谷に行ったんですよね。(2話)
帝王ていおう谷にはこの世で最も輝く繁星はんせい湖があると聞いていた朱顔しゅがん繁星はんせい湖を探す途中、舞衣を見つけました。
この場所が繁星はんせい湖だと気付いた朱顔しゅがん雪鶯せつおうの舞衣を着て(!)舞を舞ったのです。

侵入者に気づいた時影じえいは見に行き、朱顔しゅがんの舞を見ました。
見ている人がいるのに気づいた朱顔しゅがんはバランスを崩し、倒れそうになったところを時影じえいに助けられました。
これが大人になってからの2人の初めての出会いでした。
うわぁ懐かしい。

朱顔しゅがんの手に赤い模様が輝き(おそらく、これが七曜しちようだと思います)、時影じえいの魂魄が固まったことを伝えました。
朱顔しゅがんは、最後のわがままだと自分に言い聞かせ時影じえいのために舞を披露しました。

時影じえいはお互いに両想いだと感じ、

時影じえい「一生このまま共に生きよう」

「玉骨遥」第38話より引用

と😭

12歳の時影じえいは、こんなにあっさり言えることが、なぜ20歳↑の時影じえいには言えなかったのか…。
あの時 時影じえいが言ってくれていたら…。

1回目を見たときは、この時影の告白をジーンとしながら見ていましたが、2回目を見たらこれまでの苦労の元凶の方に頭が持っていかれました(≧▽≦)

皇天

ひょう族は白風麟はくふうりんに接近し、はく塔で皇天こうてん后土こうどの指輪、両方を手に入れました。
皇天こうてんについては、最初の方で出てきていたイメージです。
ちゃんと全話見直せば他にも出てきていそうな気もしますが、パッと浮かぶところですと1話。

時影じえい北冕ほくべん帝の誕辰たんしん七曜しちようの舞という剣舞を披露しますが、この歌詞(?)が

星尊せいそん帝は昔、七曜しちよう盈昃えいしょくから七式の法術を見いだし指輪”皇天こうてん”に記した。皇天こうてんが映す星尊せいそん帝の勇姿が私には見える』

「玉骨遥」第1話より引用

というものでした。

この内容から察するに、皇天こうてんの指輪には「七式の法術」という強い法術について書かれていると思われます。
得た者は奥義を習得できる的な感じでしょうか。

また3話で、ひょう族の襲来を撃退した大司命だいしめい時影じえいは、なぜひょう族が襲ってきたのか考える際、

時影じえい 「宝と言えるものは伝説の指輪后土こうどのみです」
大司命だいしめい「全く意図が読めぬ。皇天こうてんに天地を滅ぼす力があり后土こうど空桑くうそうを守れるという。選ばれし者しか扱えぬ。私たちにも使えぬ品をひょう族が欲するとは」

「玉骨遥」第3話より引用

という会話がありました。

そして今回、

白風麟はくふうりんは、「まさか皇天こうてんが狙いか?古の力を宿した宝物で帝王の血を引く者のみが使える」

「玉骨遥」第38話より引用

とありました。

大司命だいしめいの話と1話の歌を併せて考えると、皇天こうてんに記されている”七式の法術と”いうのは天地を滅ぼすほどの法術ということになりそうです。
ゲットしても使えないなら意味がないと思うので、智者ちしゃは帝王の血を 引く者ということになりそうですね。

35話で巫咸ふかんは、

巫咸ふかん智者ちしゃ様は星尊せいそんの体を壊し時影じえいを油断させてきました」

「玉骨遥」第35話より引用

と言っていました。
智者ちしゃには”様”付けで、星尊せいそん帝は星尊せいそんと呼び捨てです。
智者ちしゃの正体がとっても気になります。

智者ちしゃが天地を滅ぼす皇天こうてん空桑くうそうを守る后土こうどと両方を得てしまいました。
そして蒼梧そうごの淵には龍神と蘇摩そまがいます。
智者ちしゃの狙いは何なのか、龍神や蘇摩そまが今後どう絡んでくるのか、そのあたりもとても気になっています。

伝わっていなかった想い

朱顔しゅがん「私が好きなのはあなたです師匠」

「玉骨遥」第35話より引用

と朱顔は告白しました。
でも、すでにあの時 時影じえいの目は閉じられていて、あの朱顔しゅがんの言葉が伝わったのかどうなのか気になっていました。

時影じえいが正式に生き返ったことで、その答えが出ました。
時影じえいには伝わっていませんでした。

けれど、うっかりな神僕しんぼくや騙された重明ちょうめいのおかげで、朱顔しゅがんが本当に好きなのは時影じえいだと ついに時影じえいに伝わりました。やっとです。ここまで長かった。

時影じえい朱顔しゅがんのために万劫地獄の試練に挑むつもりです。
大司命だいしめい時影じえいを止めませんでした。

次回39話のタイトルは「煉獄の試練」ということで、万劫地獄の話になりそうですね。
大変そうだ。

そして40話は「師弟から伴侶へ」というタイトルです。
ついに?
ついに2人が結ばれるのでしょうか?
朱顔しゅがんは大丈夫なんだろうか。
色々心配ですが、楽しみにせずにはいられないタイトルですね。

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