玉骨遥(ぎょっこつよう) 第42話 星に誓う愛 あらすじ
虚遥は、赤淵に取引をもちかけ唆した。
赤淵は抗い続けたが ついに虚遥と手を組んだ。
虚遥に脅された赤王夫妻は、一族の潔白を晴らすため、そして朱顔が自分たちを盾に脅されぬよう自害した。
朱顔が復讐を決意した。
朱顔と時影は2人きりで祝言を挙げ夫婦になった。
翌朝、朱顔は曜儀になり虚遥の所へ行った。
時影は朱顔の後を追おうとしたが、北冕帝危篤との報告が入り、そちらへ向かった。
北冕帝は 時影に 時雨と空桑、そして民を託し息を引き取った。
時影の作戦が功を奏し、虚遥の力は弱まり…?
感想
赤淵は頑張りましたが、虚遥の力はどんどん強くなっているということで結局取引に応じ契約を結んでしまいました。
過ち
時影によれば、虚遥は心の妄執に付け込んでターゲットを傀儡化するということで、赤淵に対するのと同じような手法で星尊帝も傀儡化されたそうです。
そうだとすると、30話での星尊帝の話に対する私的解釈が、違ってきてしまうことに気づきました。
星尊帝「私は白薇が捧げてくれた深い愛に背いた。白薇は私を誤解しそして遠ざかった。…数千年の時を己の過ちを悔いながら生きてきた」
「玉骨遥」第30話より引用
と星尊帝は30話で話しており、この話を聞いた時、1話の情報(琅玕は破壊神虚遥に惑わされた)から、星尊帝は虚遥に惑わされたことで白薇を裏切るようなことをしてしまったのだろうと思っていました。
けれど、虚遥の手法は妄執を持っている人の心に付け込むという物なので、虚遥が星尊帝を惑わした時、すでに星尊帝は白薇の愛に背き後悔している状態だったということだろうと思われます。
星尊帝は、白薇に対して一体全体どんな裏切り行為をしたのでしょうか?
品性が下種なため、パッと思いつくところだと、浮気しかないのですが…。
でも星尊帝と白薇皇后は伝説のカップルですし、星尊帝が白薇皇后を愛していたのは確かだと思うので浮気だとは思いたくないし、絶対違うと思うのですが。
どんな裏切りだったのか、気になりました。
星尊帝も出てきたし、最後に白薇皇后が出てきて色々教えてくれたりするでしょうか?
強い思い
朱顔は復讐を誓いました。
すると朱顔の味覚が戻りました。
時影「きわめて強い願いがあれば中陰の気の悪影響を取り除ける」
「玉骨遥」第40話より引用
と時影は言っており、このセリフを聞いて朱顔が連想したのは時影とのキスでした。
キスをした時 感触があったから、と。
あの時は、”極めて強い思い”というのは強い愛とか、そういうものだろうと想像しました。
まさか復讐心になるとは。
復讐に行くのに先立ち、朱顔は時影と結婚しました。
朱顔「私は己を失わない あなたがいるから」
「玉骨遥」第42話より引用
と曜儀の姿をした朱顔は、時影の寝顔を見ながら言っていました。
朱顔は、何が起こるか分からない大海原に出て行くのに際し、時影の存在を心骨に刻み込むために結婚という手段をとったのかなと思いました。
今後どんなことがあろうと、時影という存在が灯台のように朱顔に進むべき道を示してくれることでしょう。
ついに、次回は最終回です。
最終回のタイトルは「最後の戦い」ということで、このまま戦いが続く感じですね。(それしか分からない)
もちろん虚遥を倒すとは思うのですが、虚遥を倒しても空桑は70年後に滅ぼされるという予言もありますよね?
あの予言は、蘇摩が如意に正しく導かれながら育つことで回避できるだろうということで、すでに解決済みの案件なのでしょうか?
その辺りも気になります。
ハッピーエンドだと信じたいのですが、虚遥を倒したら、朱顔と時影はどうするんでしょうか?
赤王の位を継ぐ朱顔を時影は支えて幸せに暮らすでしょうか。
次週が待ちきれません!
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