玉骨遥(ぎょっこつよう) 第9話 玉骨を手に入れる者 ネタバレあらすじと感想

玉骨遥第9話 玉骨を手に入れる者 玉骨遥

玉骨遥(ぎょっこつよう) 第9話 玉骨を手に入れる者 あらすじ

出会った老婦人が痴霊だと見抜いた時影じえいは、痴霊を御するため朱顔しゅがんと仲睦まじい様子を演じた。

混沌こんとんから出る方法に気付いた時影じえいは、朱顔しゅがんを使って賭けに出て、無事に混沌から脱出した。

朱顔しゅがんは試験に合流した。
最終的に玉骨ぎょっこつを掴んだのは雪鷺せつろだったが、大司命だいしめい朱顔しゅがんこそ一番弟子にふさわしいと提案した。
大司命だいしめいは、自ら混沌こんとんの中に飛び込み朱顔しゅがんを助けた時影じえいの姿を見て、2人が以前から面識があるのではないかと疑っていた。

試されているのだと気付いた時影じえい朱顔しゅがんを一番弟子にしようとすると、大司命だいしめいは弟子決定を延期させた。

赤淵せきえんは、朱顔しゅがんに心惹かれる自分を制御できず、今は亡き恋人・曜儀ようぎに謝罪した。

朱顔しゅがん時影じえいに助けてもらった礼を言うと、辞退を申し出た。
朱顔しゅがんが去れば大司命の疑いは深くなる。
時影じえいは辞退は認められないと返した。

そこに大司命だいしめいがやってきて…?

感想・考察

前回の終わり、橋が完成したことで混沌こんとんから出ることができたのだと勝手に思っていましたが、まだ終わっていませんでした。
まだバリバリ混沌の中でした。

痴霊夫人のところでどっきり事件が発生です。
時影じえい朱顔しゅがんに対して甘い雰囲気を醸し出しました。
手を握り一緒にいようと言い、お菓子を食べさせてくれました。

嬉しそうに時影じえいを見ながら菓子を食べる朱顔しゅがん
そして老婦人の豹変です。

ここで時影じえいが痴霊に合わせていただけだと知りました。
これがあったおかげで、朱顔しゅがんは次に起きたことも、時影じえいが自分を助けるためだったとすぐに気付くことができたのかもしれません。
実際助かりましたし。

それにしても、時影じえいは5年間女性に会うことなく過ごしてきたのに、あんな甘い雰囲気を出せるなんて末恐ろしいですね。
一体どこで見た何を参考にしたんでしょうか。

白嫣はくえん北冕ほくべん帝にもあんな感じで仲睦まじい時期があったのでしょうか?
それとも北冕ほくべん帝が秋水しゅうすいなど寵姫といる時の様子を参考にしてたりするんでしょうか。
あるいは本で読んだとか?
あの知識の出どころが知りたいです(笑)

朱顔の心は?

前回の終わり、自分と会った時のことを思い出した時影じえいは嬉しかったらしいと朱顔しゅがんは知りました。
尋ねても時影じえいは答えてくれませんでしたが、朱顔の中に 本当は心のどこかで時影じえいも楽しい思い出だと思ってくれているという期待があったのではないかと、↓のシーンを見て思いました。

朱顔しゅがん少司命しょうしめい、あなたのように貴く地位の高い人がこんな粗忽者のために危険を冒したのはどうして?」

「玉骨遥」第9話より引用

このセリフは、自分は特別に思われているという自覚がないと言えないセリフのように思えるのですが、どうでしょうか。
純粋に疑問に思い尋ねただけでしょうか?どっちともとれるとは思うのですが。

今回も時影じえいからの答えはありませんでした。

時影じえいが術を放つと、小屋が消え崖と雲の渦が現れたわけですが、混沌こんとんの中では法術は使えないと前回は言ってました。
今回、使えるのは三霊を全て制したからでしょうか?謎が残りました。

豹変する時影

時影じえいが豹変し、突然ひどい態度を取り始め、それを信じる朱顔しゅがん( *´艸`)

信じてくれないと、2人は助からない訳ですから信じてくれてよかったわけですが、これを信じるとすると、朱顔しゅがんの中の時影じえいのイメージってぐちゃぐちゃというか、多重人格者な感じじゃないですか?

基本はやや冷たいけれど落ち着いていていい人っぽいのに、突然暴言を吐き突き放す。
かと思ったら助けたり、一緒にいて嬉しいと言ったりする(言ってはいませんが)。
さっきも演技だったんだから今回も演技と気付くのではないか、と思い見守りましたが、本気で朱顔しゅがんは傷つき恨みを抱き落ちて行きました。

おかげで朱顔しゅがんは助かり、助かったことで演技だったと気付いた朱顔しゅがんのおかげで時影じえいも助かりました。めでたしめでたし、ですね。

大司命ってどんな人?


前回もそんな印象を受けましたが、大司命本人の口から人の命を軽んずる発言が飛び出したことで、大司命だいしめいは必ずしも味方の訳ではないかもしれない、と思いました。
もしかして悪役なんでしょうか?そんな風に思ったセリフがこれです。

大司命だいしめい「彼らの命を足してもお前(時影じえい)には及ばぬ」

「玉骨遥」第9話より引用

大司命には大司命だいしめいなりの正義があり、そのために時影じえいを自分の思う通りコントロールしたいみたいですが、人の命に優劣をつけるようなキャラの正義は歪んでいそうです。

最初はいい人で、白嫣はくえんのかつての想い人で…みたいに大司命だいしめい白嫣はくえんのロマンスを妄想したりしていましたが、大司命だいしめいのキャラは回を追うごとに強烈になっているような気がします。

青罡は白鷺が好きらしい件。赤淵が当て馬か!?

玉骨ぎょっこつ奪い合いの場面で、青罡せいこう雪鷺せつろを好きだと言うことが発覚しました。
そうか、当て馬じゃなかったか。
なんで雪鷺せつろなんかが好きなの?お色気にやられたでしょうか?それとも前から好きだったパターンでしょうか?

青罡せいこうはいいヤツだと思うので、悪の道を突き進まないよう雪鷺せつろを守ってあげて欲しいです。

赤淵せきえんとの場面を見て、赤淵せきえんが当て馬かな、と思いました。

曜儀ようぎ「初めて鏡花水月を?」
赤淵せきえん「そうだ 他の誰にも逆鱗に触らせない」
  …(中略)…
曜儀ようぎ「私はえんの鏡花水月を見る最初で最後の者でありたい」

「玉骨遥」第9話より引用

という約束を2人はしたのに、赤淵せきえん朱顔しゅがんともしてしまいました。
その上、朱顔しゅがんに触れそうになり曜儀ようぎに謝っていました。
やっぱり朱顔しゅがん曜儀ようぎの生まれ変わりで、赤淵せきえんが当て馬でしょうか。

青罡せいこうの所には少司命しょうしめい時影じえいかどうかを探るアイテム「筆」が届きました。
筆でどうやって?

良い奴な青罡せいこうも、一族には刃向かえず、少司命しょうしめい時影じえいだと判明したら報告し、命じられればころすんでしょうか?
青罡せいこうにそんなことしてほしくないですが。

とりあえず、次話見てきます。

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